今回は「MG ガンダムMk-II(エゥーゴ) Ver.2.0」のガンプラレビューです。
機動戦士Zガンダムに登場するガンダムMk-II(エゥーゴカラー)の、マスターグレード版Ver.2.0をご紹介。
2005年発売。
スネの外装や足首のシリンダーなどに装甲連動型可動アクションが採用されており、動きに合わせて装甲がスライド可動します。
MSカタパルトを再現したディスプレイスタンドも付属し、別売りのMGゼータガンダムVer.2.0のディスプレイと連結可能。
という事で、MGガンダムマーク2のVer.2.0をレビューしていきたいと思います!
MG RX-178 ガンダムMk-II(エゥーゴ) Ver.2.0
MGガンダムMk-2、Ver.2.0のボックスアートがこちら。
Ver.2.0ではあるのですが、今の時代19年前に発売された古いマスターグレードになります。
ゼータガンダムのVer.2.0も同じ時期に発売されていますが、今回のMk-IIの方が高可動・かつ古さを感じないキットに仕上がっていました。……そもそも自立ができるだけでクオリティは上だと思いますw(ゼータVer.2.0は自立が超苦手でした)
ホイルシール、マーキングシール、ガンダムデカール(ドライデカール)がこちら。
ツインアイやシールド一部などは、シールで色を補います。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「ハイパー・バズーカ(+予備マガジン)」「ビーム・サーベル×2」「頭部バルカン・ポッド」「シールド(+裏側にEパック×2)」「MSカタパルト型ディスプレイ」「1/100フィギュア4種類(1つはMk-II本体に収納)」
Ver.2.0はティターンズカラーも発売されていますが、MSカタパルト型ディスプレイ(+整備クルー)は今回のエゥーゴカラーにしか同梱しないため、ここが本キットの売り部分になります。
そして完成したMGガンダムMk-II Ver.2.0(エゥーゴ仕様)がこちら。
19年前に発売されたMGながら、ご覧のように今のガンプラ目線でも通用する色分け・プロポーションにて立体化されています。
比較的立体化しやすいデザインのせいもあるかと思いますが、同時期に発売されたゼータのVer.2.0と比べても本キットの方が秀でている部分が多いです。
ツインアイやシールドの一部にシールを使うものの、パーツ分割による色分けは優秀です。
部分塗装が必要な箇所は「胸部サブセンサー」「ランドセルのバーニア内部」程度なので、素組み派モデラーさんにもオススメな内容になっています。
それでは各部細かく見ていきます!
頭部から。頬左右のダクトは開口されていないので、スミ入れペンなどで塗りつぶし推奨です。
ツインアイはシールですが、シールを貼らない場合は無色のクリアパーツになっています。
頭部は前後はめ込み式で、頭頂部から側面にかけて合わせ目があります。
頭部バルカン・ポッドは、頭部側面の凹凸にあわせるように後ろからスライドさせる形で取り付けます。
アンテナは地味に可動し、赤い部分も色分けされています。
胴体をアップで。胸部左右のサブセンサー(突起部分)の内部はグリーンで要塗装です。
コクピットハッチは開閉します。
中はこんな感じになっており、ムーバブル・フレームが完全再現されています。
座っている姿の1/100フィギュアも付属します。
肩をアップで 。ショルダーバーニアスラスター(黄色い部分)は別パーツで色分け済みで、肩自体合わせ目がありません。
ただ、上から見た場合「ランドセル」「胴体上の一部」に合わせ目が出ます。
腕部分をアップで。
肩ブロックに合わせ目が出ます。前腕部は一部合わせ目のようなものが出ますが、モールドに見えなくもないかな、といった感じ。
胴体側の肩接続パーツが引き上がるので、腕は大きく上がります。
腕関節も180度近く曲がるうえ、手首もスナップします。
腰部。フロント・サイドアーマーは可動します。リアアーマー内側は裏打ちパーツで色分け済み。
股下に取り付ける「アクションベース用のジョイントパーツ」は付属しません。また、厳密に言えば合わせ目があります。
股間軸は前後に可動し、柔軟な動きをつける事ができます。
脚部は足付け根の球体にのみ合わせ目アリ。
その他は色分け良好で、足裏も色分けされています。
足首付近にはシルバーメッキのシリンダーが搭載されており、動きにあわせて伸縮します。
また、ヒザ裏の動力パイプなどには布製パーツが使われていて見栄えがいいです。
RGでいうマルチリンクギミックのようなものが搭載されており、動きに合わせて外装がスライド可動します。
今のガンプラ目線で見ても全く古さを感じない、本キットの長所部分です(>ω<)
手足の可動に優れているので、キレイにヒザ立ち可能です。
腰を撚る動作も得意で、真横を向く事ができます。
開脚範囲はこのぐらい。接地性は悪いわけではないですが、良くもないです。
ビーム・サーベルの柄は着脱可能です。
フレキシブルバーニアスラスターは前後に可動します。
ここの動力パイプにも布製パーツが使われています。
下部に4基あるのがメインスラスターで、内部はレッドで要塗装になります。
「ガンダムMk-II、カミーユ、行きます!」
ガンダムMk-II、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
バランス感覚が良いので、片足立ちでのポージングも得意です。
キック!
ビーム・ライフルがこちら。専用の持ち手は付属しないので、指可動タイプのハンドパーツに持たせます。
ここが本キットの弱点で、保持力が弱く非常にポロリしやすいです。気になるモデラーさんは、別途ビルダーズパーツなどに交換推奨です。
ビーム・ライフルで攻撃!
フォアグリップは可動式です。両手で構えるようなポージングも可能です。
「抵抗すると無駄死にするだけだって、なんでわからないんだ!」
ビーム・ライフルは、腰部サイドアーマーにマウント可能です。
シールドがこちら。ジョイントパーツを介し、前腕部に取り付けます。
裏側にはビーム・ライフルのEパックを2つマウントできますが、ライフルに装着されているEパックを含めすべて合わせ目が出ます。(2パーツモナカ構造)
攻撃を防ぐマークツー!
シールドは、差し替え無しで折りたたむ事ができます。
RG版でも伸縮可能でしたが、このあたりはさすがMGクオリティといったところ。
ハイパー・バズーカはグリップが前後に傾き、違和感なく持たせる事ができます。
また、予備のマガジンが1つ付属し、腰部サイドアーマーにマウントする事ができます。マガジンはEパック同様モナカ構造で、合わせ目アリです。
ハイパー・バズーカをぶっ放すカミーユ!
手を添えて。前述のとおり専用持ち手が付属しないので、武器の保持力が弱いのが本キットの弱点です。
リアアーマーはバズーカラックになっており、ハイパー・バズーカをマウントする事ができます。
そこまでガッチリと装着されませんが、及第点といったところ。
ビーム・サーベルを抜刀!
サーベル柄は2本とも着脱でき、ビーム刃も2本付属します。
「よそ見なんてするから!」
斬りかかるMk2!
二刀流で。こちらの保持力も弱いです。
それではMSカタパルト型ディスプレイを見ていきます。
カタパルトは多少前後に動きます。
整備クルーは2種類付属し、リード線を取り付ける事により浮かせた状態で展示できます。
整備クルーをアップで。リード線はガッチリと接続できるので、ストレスフリーでした。
搭乗用クレーンは可動します。
立ち姿のパイロットフィギュアも1体付属するので、このような形で展示する事ができるよ……(*´ェ`*)
全体図。同じVer.2.0のティターンズ仕様にはディスプレイ・整備クルーともに付属しないので、本キットの特徴部分と言えそうです。
さらに、別売りのMGゼータガンダムVer.2.0に付属するディスプレイスタンドと連結させる事ができます。
連結させた状態がこちら。
「ガンダムMk-II、発進よろし!」
Mk-II用の支柱(↑枠部分)はゼータガンダムの方に同梱します。
リアアーマーのバズーカラック部分に接続する事により、浮かせて展示できます。
MGゼータガンダムVer.2.0と一緒にディスプレイ。
対応するのはVer.2.0の方なので、古いMGを買わないよう注意してね……!(*_*)
MGガンダムMk-II Ver.2.0(ティターンズ仕様)と比較。
ディスプレイや整備クルーの有無、付属するシールの種類以外は同形状です。本体に関しては成形色が違うだけなので、どちらを買うかはディスプレイの有無で決めてOKだと思いますぞ。
ゼータガンダム、百式のMGとディスプレイ。
色々なガンダムMk-IIのガンプラでディスプレイ。
※左から「HGUC35/53に同梱するMk-II」「HGUC193 REVIVE版」「RG版」
MG ガンダムMk-II(エゥーゴ) Ver.2.0の感想
ということでMGガンダムMk-II(エゥーゴ) Ver.2.0のご紹介でした。
2005年製のMGになりますが、同時期に発売されたゼータガンダムのVer.2.0と比べた場合、思ったほど古さを感じませんでした。
頭部・胴体・武器類などに一部合わせ目はありますが、量が少なく色分けも優秀なので、素組み派モデラーさんにもオススメです。
エゥーゴカラーの特徴はなんと言ってもMSカタパルト型ディスプレイが同梱する点だと思うので、ゼータガンダムVer.2.0と組み合わせて遊ぶには最適なMGに仕上がっていると思うよ……(*´ェ`*)
以上、「MG ガンダムMk-II(エゥーゴ) Ver.2.0」のガンプラレビューでした!