今回は「HGバウ」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムZZに登場し、グレミー・トトが搭乗するバウをご紹介。
2000年発売。
1/144スケールながら、「バウ・アタッカー」「バウ・ナッター」に変形分離可能です。
という事で、HGUCバウをレビューしていきたいと思います!
HGUC バウ
アクシズの試作型可変モビルスーツ、バウさん。
バウを見ると、あのムーン・ムーンのエピソードを思い出すぞ……w(*_*)
ガンプラ的には2000年発売ということでかなり昔のHGになりますが、この時代のキットにしては非常にプロポーションの出来が良いのが特徴です。
ホイルシールとマーキングシールがこちら。
モノアイは非可動なので、左右を向いている状態を再現するならシールを貼りなおす必要があります。
「龍飛」のマーキングシールも付属しますが、実はバリエキットの量産型にもこのシールが同梱していたりします。
そして完成したHGUCバウがこちら。
ご覧のとおり、とても24年前に発売されたHGとは思えないプロポーションで立体化されているのが特徴です。
とはいえ弱点もあるので、そのあたりじっくりと解説していきますぞ。
いかがでしょうか。オレンジを基調とした派手な成形色で再現されています。
パッと見、スタイルについては今のガンプラ目線でも通用する見た目に仕上がっていますが、接地性は悪いです。
背部バックパックまわりは多少重量がありますが、自立は安定します。
それでは各部細かく見ていきます!
変形ギミックの恩恵も有り、手足は大きく広がります。
この時代の一般的なHGと比べると、このあたりの可動は非常に優れています。
手足の関節は90度ほど曲がり、一応ヒザ立ち可能です。
ただ上半身は前後・左右と柔軟には動かず、腰を撚ることができないのが弱点です。
頭部は左右はめ込み式で、額部分に合わせ目が出ます。
口のあたりは段落ちモールド化されており、首付近の動力パイプは別パーツにて色分け済みです。モノアイは可動しません。
横、後ろから。トサカの黄色いパーツは1パーツ成形で、首まわりのイエローパーツも色分け済みです。
胴体は特殊なパーツ分割構造で、お腹と側面に合わせ目が出ます。
胸部のマークは、モールドが刻まれています。
ショルダーアーマーは前後はめ込み式で、あまり目立ちませんが後ろ側に少しだけ合わせ目が出ます。
二の腕付近にも合わせ目あり。
前腕部には、グレネード・ランチャーが搭載されています。(左右とも)
肩内部の付け根パーツと、前腕部に合わせ目が出ます。
腰部左フロントスカートには、「龍飛」のマーキングシールを貼ります。
ちなみに龍飛は、開発中のコードネームだったりします。
リア側と股下をアップで。
底面にスタンド穴は空いていませんが、バーニアが造形されています。
脚部は「付け根ブロック」「前後」にちょろちょろと合わせ目があります。
ただ、関節パーツに合わせ目はありません。足裏には肉抜きあり。
背部の合わせ目も多いです。
左右のフレキシブル・ウイング・バインダーは細かく可動し、パイロンには3基のミサイルが搭載されています。(左右あわせると6基)
シールドは、前腕部の黄色いパーツに引っ掛けて装備。ロール回転します。
表面のネオ・ジオン軍の紋章レリーフをはじめ、細かなところは色分けされていないので要塗装ポイントです。
専用に開発された携行式のビーム・ライフルがこちら。右のみ、銃持ち手が付属します。
ライフル自体特殊なデザインをしており、合わせ目は多いです。
「グレミー・トト、出る!」
バウ、ビーム・ライフルで攻撃!
腰を撚ることができないのでポーズパターンは限られますが、かっこいいポーズは結構決まる印象。
「ふん!他愛も無い!」
ビーム・サーベルですが、前腕部からの着脱ギミックはオミットされています。
持たせる用のサーベルが1本付属しますが、イエロー1色1パーツ成形です。このあたりは時代を感じますね。
バウ、ビーム・サーベルを抜刀!
アクション!
ライフル+サーベルでパシャリ。
それでは分離させてみます!
頭部を引っ込め、腕やフレキシブル・ウイング・バインダーなどを動かせば……
バウ・アタッカーの完成です。
手首パーツを外すことになるので、ポリキャップ穴はちょい目立ちます。
また、スタンドには対応していないので浮かせて展示するにはコツがいりそうです(*_*)
そしてこちらがただの下半身バウ・ナッター。
脚部をロール回転させ、腰部サイドアーマーなどの角度を変えるだけで簡単に再現できます。
バウ・アタッカーとバウ・ナッターを並べて展示してみた図。
緑のHGUCバウ(量産型)と比較。
違いは成形色のみです。なにげに緑のバウの方にも、「龍飛」のマーキングシールが同梱します。
色違うだけでイメージがガラリと変わるな……(*_*;)
グレーに塗装し、グレミー軍仕様を再現してみるのも面白そうですね!
プレミアム・バンダイ限定の、HGUCリバウと比較。
リバウは本キットのリデコキットになり、バウとシナンジュの中間的なデザインになっています。
HGUCバウのリデコキット勢ぞろいでパシャリ。
RE/100 1/100 バウと比較。
RE/100版は2016年発売と、比較的最近のフォーマットで再現されておりクオリティが高いです。
スケールにこだわりがない場合、今から買うならRE/100版の方がオススメですが、RE/100のバウは再販率が異常に低い気がするのはわたしの気のせいでしょうか(*_*;)
「真のジオン再興のために!」
HGUC バウの感想
ということでHGバウのご紹介でした。
最大の長所は見た目が今のガンプラ目線でも通用するプロポーションを誇っている点だと思います。
ただ、やはり昔のHGということもあり腰を撚る動作が不可だったり、合わせ目の量が多く接地性も悪いなど弱点もアリ。
ABSが使われているのは「頭部の動力パイプ」「肩の付け根パーツ」「足首を接続するパーツ」ぐらいなので、基本的な部分はABSレスなことからいじりやすいガンプラにはなっています。
緑の量産型との違いは成形色だけなので(龍飛のシールも両方に付属)、好みの方をチョイスしてみてくださいね。
以上、「HGUCバウ」のガンプラレビューでした!