今回は「HG ガンダムアストレイブルーフレーム セカンドL」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY等に登場し、叢雲劾が搭乗するガンダムアストレイブルーフレームセカンドLをご紹介。
2003年に発売された旧版ベースではなく、2013年に発売された新フォーマットを採用したキットになっています。
特徴的なタクティカルアームズは三形態(フライトフォーム、ソードフォーム、ガトリングフォーム)に変形。
アーマーシュナイダーや、タクティカルアームズ専用の専用台座も付属します。
という事で、今回はセカンドLをガッツリとご紹介します!
HG ガンダムアストレイブルーフレーム セカンドL
外伝作品ながら人気を誇るアストレイシリーズのブルーフレームセカンドL。
1/144スケールでのセカンドLは初の立体化となります。
ちなみにMGではセカンドリバイが発売されていますが、今回のHGのセカンドLが後発となります。(地味にLとリバイは別種類だったりします)
組み立て書には、パイロットである傭兵部隊サーペントテールのリーダー、叢雲劾(ムラクモ・ガイ)が記載。
ホイルシールの量は意外と多く、細かなホワイト・ブルー・オレンジ部を補うものが付属します。
マーキングシールも付属しており、サーペントテールのマーク等が付属。
付録のシールはテトロンシールになっているので、今から組まれるモデラーさんは水転写デカールのガンダムデカールDX03(SEED系)を使用した方が綺麗な見た目になると思います。
サーペントテールだけでなく、ゲリラ勢(グリーンフレーム)・ライブラリアン(ゲイルストライク等)・DSSD(スターゲイザーに登場)やもちろん連合・ザフト・オーブ・ジャンク屋系も全て入っているので1枚あると超便利だよ(*´ェ`*)
そして完成した、素組みのHG 1/144 ガンダムアストレイブルフレームセカンドLがこちらになります。
ちなみに同じ関節ランナーを使用したバリエーションキットで、HG 1/144 ガンダムアストレイレッドフレーム(フライトユニット装備)も発売されています。
成形色もSEED系らしいカラフルな色。
セカンドLは他アストレイと比べ頭部とショルダーアーマーが独特の形状をしており、タクティカルアームズを装備しているのが一番の特徴となっています。
そしてこのタクティカルアームズですが、背負わせるとさすがに重いので専用のスタンドを使い自立させます。
付属品は「タクティカルアームズ専用スタンド」「平手(両手分)」、とシンプルな内容。
可動域は広く、手足は十分広がり膝立ち可能です。
上半身も360度回転するのでポージングに困る事はないかと思います。
このセカンドLはHGCEブランドではありませんが(表記が従来のHG GUNDAM SEEDになっている)、発売年も近いという事もありHGCEシリーズと同等のクオリティになっていると思います。
セカンドL特有の頭部。
額のセンサー、顔側面オレンジはシールで補うものの合わせ目は出ません。
※アンテナ先端の安全フラッグはカット済み
この奥行きのある頭部がめっちゃかっこいいっす……(*´ェ`*)ハァハァ
マーキングシールは組み立て書のガイドに従い、左側面に貼りました。
胴体の基本的な色分けは良好です。
ちなみに内部ポリキャップはブルーで出来ており、角度によりポリキャップのむき出し部分が見えても違和感を感じない作りになっています。
胸中央にはサーペントテールのマーキングシール。
左右にある小範囲の青い部分はシールで補います。
胴体側面は段落ちモールド処理されているので合わせ目無し。
腰周辺(ブラック部)も合わせ目が出ません。
上半身は前後に多少傾きます。
肩まわりはブルーのシールを多用します。
段になっている箇所もシールになるので、塗装派モデラーさんはここを重点に処理する事になりそうです。
二の腕(↑の赤枠)のホワイト部分ですが、シールを貼らない場合は合わせ目が出るのでご注意。
その他は合わせ目が出ません。
指は色分けされていないので、武器持ち手・平手ともに要塗装となります。(外側がホワイト)
腰部はパーツ分割による色分けが完璧です。
小さなサイドアーマーは「ポリキャップを上からはめこむジョイント接続」で、可動の邪魔にならないよう動かせます。
この新フォーマットアストレイの良い点ですが、脚部装甲が合わせ目の出ない作りになっています。
厳密に言うと内部フレーム(膝を曲げた時、膝の下あたり)に合わせ目が出ますが、ほぼ目立ちません。
ここは塗装派・素組み派どちらも作りやすくなっている部分だと思います。
足裏には隠し武器としてアーマーシュナイダーが内蔵されています。
一度パーツを外し位置を変えれば先端に展開可能です。※後述
タクティカルアームズは広範囲のオレンジ部をシールで補います。※他、細かなオレンジも足りていません
専用スタンドを使い、写真右の位置を支えて自立させます。
それでは腰の両側面にマウントされたアーマーシュナイダーを装備させてみます。
アストレイブルーフレームセカンドL、アーマーシュナイダーを装備!
二刀流で。
アクション!
足裏のアーマーシュナイダーを展開。
隠し武器で翻弄するセカンドL!
それではタクティカルアームズを、基本状態であるフライトフォームからソードフォームへ変形させてみます。
ガチャコン。変形はカンタンです。
タクティカルアームズ、ソードフォームを展開!
タクティカルアームズは、両手で掴む事が可能です。
ただ何回か付け替えていると甲パーツが外れやすくなるため、気になるモデラーさんは要調整といったところ。
ソードフォーム用の、ミニ台座が付属します。
肩で支えるようにすれば片手でも持てるぞ!
ただ、重みでハンドパーツがかなり外れやすいためご注意。
斬りかかるブルーフレームセカンドL!
カッケェ!(>ω<)
次は、各部位置を調整しガトリングフォーム形態にさせてみます。
タクティカルアームズ(ガトリングフォーム)を構えるセカンドL!
右手でグリップを掴み、
左手で覆うように構えます。
こちらは剣先が支えになるので、専用スタンドは使わなくてもOKです。
2009年に発売された、MGガンダムアストレイブルーフレームセカンドリバイ(右)と今回のセカンドLを比較。
リバイはタクティカルアームズIIに分離機能が備わっているなど、地味に別機体だったりします。
どちらも良キットだよ!
HG 1/144 ガンダムアストレイブルーフレームと比較。
比較的新しいHGシリーズ、赤・青・金でディスプレイ。
劇中再現。ジン・ハイマニューバ鹵獲作戦実行!
HGジン ハイマニューバと比較。
発売年に9年の差があります。
2004年発売のHGジン ハイマニューバはさすがに作りが古いですが、造形自体は良くできているのでオススメだよ!
HG ガンダムアストレイブルーフレーム セカンドLの感想
ということでHG ガンダムアストレイブルーフレーム セカンドLのご紹介でした。
主に色が足りない箇所は「指」と「タクティカルアームズの細かなオレンジ部」。
その他はシールが付属しますが、意外とシールの量が多いので部分塗装した方が見栄えが良くなりそうなキットです。(特に肩まわり)
合わせ目が出る箇所は「シールを貼らない場合の二の腕」「タクティカルアームズのグリップ部周辺」「リアアーマーにマウントされている2基あるブルーのパーツ」。
量的には少ないです。
タクティカルアームズが重く専用スタンドが必要な点でクセが強いキットになっていますが、最近のガンプラ基準で見てもプロポーションが良好で可動域が広く、組みやすいキットだと思いますぞ(*´ェ`*)
以上、「HG ガンダムアストレイブルーフレーム セカンドL」のガンプラレビューでした!