今回は「HGUC バイアラン」のガンプラレビューです。
機動戦士Zガンダムに登場し、ジェリド・メサが搭乗するバイアランがHGUCで発売されました。
キット化はZガンダム放映中の1986年に出た1/220以来なので、実に30年以上の刻(とき)を越えてキット化された事になります。
主に頭部が新規造形になっています。
合わせ目や色分け・プロポーションなど、その他の部分はどんな感じになっているかじっくりとご紹介したいと思います!
HGUC バイアラン
内容は「HGUCバイアラン・カスタム」「HGUCバイアラン・イゾルデ」のランナーを流用しつつバイアランの新規パーツを足した構成になっていました。
HGUCながら箱の厚さはかなりのもの。
モノアイは可動しないのでモノアイ周辺のシールが3種類(+モノアイだけのピンクシール)が付属します。
そして完成したHGUCバイアランがこちら。
「最新フォーマットで再現」との事ですが、実質バイアラン・カスタムベースなので2012年基準のクオリティで立体化されています。
成形色は設定画寄りのブルーになっています。(アニメではくすんだライトグレーっぽい色)
プロポーションに関しては完璧ではないでしょうか。
組んでみて、足の形状がキュベレイっぽい事にはじめて気づきました。
基本的な可動域は開脚範囲が広くはないものの、膝は45度可動・腰も回転するので悪くはないです。
腕まわりが独特な動き方をするので非常に面白いです。
額とモノアイまわりはシールになりますが、バイザーとアンテナは色分けされており、
頭部の下部イエローも別パーツです。合わせ目も出ません。
頭は肩が干渉するまで横に向く事ができます。
胴体を上から見てみます。
グリーンの動力パイプ、その横のイエローも色分けされています。
胴体サイドの赤いダクト、グリーンの動力パイプも色分けされている上合わせ目も出ないので非常に優秀な作りをしています。
肩は頭部が干渉するまで可動します。
接続強度が丁度良く、腕は重そうながら垂れ落ちてくる事がありませんでした。
上半身を少し引き上げれば前後に可動。
特徴的な腕は、HGUCバイアランカスタムと同じく肩上部と腕側面に合わせ目が出ます。
このキットで一番手をかけてあげた方が良い部分ですね。
腕をばらしてみた図。
各ボールジョイント部分で動くので、色々な方向へ動かせる構造。
赤いパーツや緑の動力パイプは色分けされています。
スラスターは赤に要塗装です。※色が足りない箇所については最後にまとめて記載
このバイアランの新規ランナーで赤いランナーが付属するので、そちらに入れてもらえば良かったと思いましたが何か都合があったのかな?
鳥の手のようなハンドパーツ。手の平中央部のメガ粒子砲の銃口はグレーで要塗装です。
……という事で、このバイアラン腕まわりはガッツリ作る必要がありそうです。
各熱ジェット・エンジンは黄色・小さい赤部分をシールで補いますが、基本的な色分けはされており可動も優秀です。
特殊な動きができるので触っていて面白いっす……(*´ェ`*)
腋のパーツ(名称わからんw)はレッド部分が別パーツ。可動します。
バックパックに2つ総武されたスラスターは左右モナカで合わせ目あり。イエロー部分はシールで補います。
ここもある程度可動します。
脚部太ももは前後で合わせ目が出ます。
少しだけ逆関節風で独特な形状。
つま先付近イエローはシール。ふくらはぎのシリンダーのような部分はグレーで要塗装です。
腰部のメインスラスター内部レッドは別パーツ化されています。
ポーズをつけていると多少スラスターが外れやすかったので、ここは接着してしまってもいいかもしれません。
キュベレイのような足部分ですが、足裏は肉抜きが無く関節内部は肉抜きっぽくなっています。(こういう形状かも)
つま先とカカト部分はそれぞれ可動します。
股下の動力パイプ付近にバイアラン系専用のアクションベース用アタッチメントパーツをつければ……
スタンドに設置できます。
本体が結構重いので、無理な角度をつけると落下の恐れアリ。
メガ粒子砲で襲いかかるバイアラン!
腰が回転し、自由度の高い腕可動のおかげでポージングが決まりやすいです。
ビームサーベルは腕内部に収納されています。
サーベル専用のハンドパーツに交換し、柄の凹凸に合わせる形で持たせます。(サーベル持ち手は両手分、長めのサーベル刃も2本付属)
安定して持たせる事ができました。
バイアラン、ビームサーベル抜刀!
二刀流も可能です。
二刀流での戦闘シーンも観てみたかったです(*´ェ`*)
「カミーユッ!!!」
それではプチ劇中再現いってみます。
「やるなっ!」
メガ粒子砲をゼロ距離射撃するバイアラン!と思いきや……
10秒ぐらいでやられるジェリド・メサ中尉。
HGUCゼータガンダム(GUNPLA EVOLUTION PROJECT版)と比較。
バイアラン、縦だけじゃなく横方面にもかなりデカイです。
ジェリドの搭乗機でディスプレイ。
色々なバイアランでパシャリ。
HGUC バイアランの感想
という事でHGUC バイアランのご紹介でした。
シールが付属しない主な塗り分け箇所はこちらになります↓(組み立て書作例基準)
ハンドパーツ中央メガ粒子砲、
メインスラスター、
足の丸、
ふくらはぎシリンダー。
細かな色は足りませんが、実売価格2,000円ぐらいだと考えると基本的な色分けについては良くできている印象です。(そしてどこも塗りやすそうな場所)
肩・腕まわり・後ろのスラスター2つに目立つ合わせ目出るので、完全素組み派は少し不満が出るかも。
プロポーション自体はめちゃめちゃかっこ良く、ポージング付けも楽しい機体になっているので多少手を加えるモデラーさんにはオススメといった感じです。
以上、「HGUC バイアラン」のガンプラレビューでした!