今回は「HGUC クロスボーン・ガンダムX0(エックス・オー)」のガンプラレビューです。
漫画「機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト」に登場し、カーティス・ロスコが搭乗するクロスボーン・ガンダムX-0、通称クロスボーン・ガンダム ゴースト。(ネーミングが中二全開でかっこ良過ぎて震えてきたw)
プレミアム・バンダイ限定で2018年4月に発売、ガンプラとしては初の立体化となります。
X-0特有の形状をした新規造形の「アンテナ」「胸部」、新武装「クジャク、バタフライバスター」をはじめ、過剰なまでの武装が付属するお得感満載のキットになっていました。
という事で、設定のおさらいも含めてガッツリと!ご紹介していきます。
HGUC クロスボーン・ガンダムX-0
組み立て書はプレバン特有の白黒の紙ではなく、X-0専用のものが付属します。
シールは細かい部分を補う箇所が多く、量はそこそこある感じ。
目を惹くのはこのメタリックのようなレッドカラーのランナーです。
アップで見るとウェルドラインが目立ちますが色自体はかなり綺麗です。
リバイヴ版百式のゴールド部分で見られたような成形色をしています。
この部分は好みがハッキリ分かれそうですね。
基本的にはHGUCクロスボーンガンダム・X-1の色違いランナーになっていますが、このキット特有の新規パーツはそこそこ多めです。※後述
装甲は綺麗なメタリック調のシルバー成形色になっています。
このサイズのモビルスーツとしては色分けは頑張っていると思いますが、やはり色が足りない箇所が多いです。
今回は素組み+「ドクロの目・肩部ダクト」をスミ入れペンで塗りつぶしただけでフィニッシュさせました。
足裏にはX-1同様多少肉抜きがあり、ヒート・ダガーを差し込める穴が空いています。※後述
可動範囲は広く、手足の関節は90度以上大きく曲がるうえ、開脚範囲も広いです。上半身も360度回転します。
頭部にはX-0の特徴的な長いアンテナが新規パーツで付属します。
アンテナは先述した綺麗なレッド成形ですが、先端のホワイト部はシールで補います。
ちょっと貼るのがムズかったです……(*´ェ`*)
頭部の先端、ドクロレリーフはかなり小さいパーツになっているので無くさないよう注意です。
この部分は設定色がホワイトなので要塗装部分となります。
マスク部分はフェイスオープン状態のものも付属。
通常状態とマスクを比較。以降通常状態でレビューを進めます。
胸はドクロレリーフと、胸のダクトをアップで。
この赤い胸部ダクトがX-0の新規造形パーツです。
HGUCクロスボーンガンダムX1改・改(スカルハート)、X3の胸部と比較。
クロスボーン系の中では形状が似ていますが、今回のX-0のみ独特の形をしているのが特徴です。
肩のイエロー部は全てシールで色を補います。
カラーリングと一部形状が違うだけですが、X-1等と比べかなり印象が違って見えますね。ピカピカしてるからかな?
肩は側面と上に合わせ目が出ます。ホワイト部はシールです。
肩はそれなりに前後に可動します。胴体内部のポリキャップが引き出せるので、前方向への可動に優れています。
腕部は合わせ目が出ないパーツ構造になっていて素晴らしい作り。
前腕部のブランド・マーカー/ビーム・シールドのパーツは前方へ可動します。
ただ、X1などと違い本キットにはビーム・シールドが付属しない点はご注意を。
腰部中央のブルはシールです。サイドアーマーには各武器をマウントできる穴が空いています。※後述
脚部の細かなダクト部は色分けされていないので、このあたりは要塗装箇所になります。
合わせ目は関節パーツとふくらはぎ辺りに出ます。
足首パーツをアップで。
コア・ファイターの先端を外し、バックパックに骨状スラスターを差し込みます。
細かなイエロー部のダクトはシールが付属。ここの接続はテンションが丁度良く、フレキシブルに可動します。
先端のスラスターは差し込み位置を変える事により、角度を変える事ができます。
それではクロスボーン・ガンダムX-0の、過剰なまでに多い武装をガガーーッとご紹介していきます!
まずはビーム・サーベルから。引き出しギミックはオミットされており、別パーツとして2つ付属します。
クリアピンクのビームエフェクトパーツも2本同梱します。
斬!
ヒート・ダガーの手持ち用がこちら。1色1パーツのシンプルな作りです。
ヒート・ダガーは手持ち用2本と、
足裏用が2本の計4本付属します。
クロスボーンガンダム系のこの攻撃方法かっこいいよね……。
そしてX-0の目玉武器その1、バタフライバスターのガンモードがこちら。2つ付属します。
ジャキッ……。やば、カッコイイ(*´ェ`*;)
攻撃!
バタフライバスターは、組み換えでサーベルモードになります。
でかいビームエフェクトパーツがかなり派手ですね。
保持力も問題なく、手にガッチリと持たせる事ができます。
敵に飛びかかるX-0!
バスターガンも付属。専用の手首パーツは左右分同梱します。
ビーム・ザンバーを装備。
ビーム・ザンバーって、他作品ガンダムにはない魅力があるよね……。
ちなみにバスターガンとビーム・ザンバーを組み合わせ、ザンバスターを再現する事もできます。
そしてこちらがX-0の目玉武器その2、クジャク。
ピーコックスマッシャーのようなモードがスマッシャーモードになります。
クジャクはホワイト一色成形なので、穴が空いている前面はイエローで要塗装となります。
角度がついた手首パーツを使うので、無理なく持たせる事ができます。
クジャクで狙い撃つゴースト!
バスターモード用の形に切り替え、ライフルのように持たせる事も可能です。
こちらがクジャクのバスターモード。
ムラマサ・ブラスターのようなド派手な大剣になりました。
写真で気付かれる方も多いと思いますが……重くて手が垂れますw
グリップ部分もガッチリつかめるわけではないので、マステか何かをかませてあげた方がいいかもしれません。
とはいえそこまでポージングに困る事も無いかな。
ひゃ~こいつはカッコイイぞ!!!(>ω<;)
サイドアーマーには今まで紹介したバスターガン、ビーム・ザンバー、クジャクをマウント出来ます。
プラ同士のシンプルな凹凸接続ですが、それなりに安定して取り付ける事ができます。
ちなみにHGUCのクロスボーン・ガンダムX-1には付属しないシザー・アンカーもバッチリ付属します。
再現するには一部組み換えが必要ですが、すぐに切り替え可能です。
リード線をカットし、シザー・アンカー裏側に埋め込むように固定させるので抜け落ちる心配はありません。
一昔前のガンプラなら簡単にポロリしそうな箇所ですが、ガッチリと浮かせられポージングできます。
こういう地味なところが素晴らしいぞ……。
A.B.C.マントも付属。
※↑写真では黒く映っていますが実物はグレーに近い色をしています
クロスボーン・ガンダムX-0、A.B.C.マントを装備!
紙のような素材で一度シワが付くと取れないので、これを型紙にして布でマントを自作すれば面白そうですね。
それでは適当に何枚かいってみます。
グスングスン……
かっこよい……(涙目
ベースキットのHGUCクロスボーンガンダムX1と比較。
本キットにはビーム・シールドのエフェクトパーツが付属しないので、展開させたい場合はX1等から持ってくるのがいいと思います。
HGBFクロスボーンガンダムX1フルクロスTYPE.GBFTのムラマサ・ブラスターと比較。
最後に、HGUCクロスボーン・ガンダムX-0フルクロスと比較。
HGUC クロスボーン・ガンダムX-0の感想
という事でプレミアム・バンダイ限定品、HGUC クロスボーン・ガンダムX-0のご紹介でした。
新規造形のクジャク、胸部パーツ、バタフライバスターをはじめメタリック調の成形色、形状違いのアンテナなど追加部分が多いキットになっていました。
関節強度や各マウント部分のテンションが丁度良いのでポロリもなく、ストレスフリーな点も素晴らしいです。(クジャクのバスターモードのみ注意)
色が足りない部分がそこそこあり、パーツも小さくヤスリ等処理し辛いキットになっているので初心者モデラーさんは注意、といった感じです。
あとは成形色のウェルドラインが気にならなければ買いだと思います。(もしくはフル塗装派モデラーさん)
正直わたしはメチャメチャ満足したぞ……(*´ェ`*)
以上、「HGUC クロスボーン・ガンダムX-0」のガンプラレビューでした!