今回は「HGCEデスティニーガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場する、デスティニーガンダムのHGCE版をご紹介。
2019年発売。
光の翼が同梱し、パルマフィオキーナのビームエフェクトもクリアパーツで再現されています。
可動域が広く、サイドアーマーは可動の妨げにならないようスライドするという新しい息吹を感じるガンプラに仕上がっています。
という事で、HGCEデスティニーガンダムをRG版との比較画像を含めてレビューしていきたいと思います!
HGCE デスティニーガンダム
HG GUNDAM SEED版が2005年、RG版は2013年に発売され、このHGCE版は2019年に発売されました。
前HGからだと、実に14年ぶりにリニューアルされた事になります。めでたい!(>ω<)
ホイルシールの量は少なく、頭部・対ビームシールド・背部武器の細かなところを補うものが付属します。
このデスティニー、とにかくパーツ分割での色分けが優秀過ぎる出来になっています。
付属品一覧がこちら。
※「MA-BAR73/S 高エネルギービームライフル」「MMI-714 アロンダイト ビームソード」「M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲」「フラッシュエッジ2 ビームブーメラン×2」「対ビームシールド」「MX2351 ソリドゥス・フルゴール ビームシールド」「手首パーツ×4」「MMI-X340 パルマフィオキーナ掌部ビーム砲の専用エフェクトパーツ×1」
手首パーツは「武器持ち手」と「パルマフィオキーナ発動時の平手パーツ」が左右分付属します。
そしてRG版では同梱しなかった、光の翼が同梱します。
これは非常にポイント高いぞ……!!!(>ω<)
このクリアピンクのランナーには、ビームブーメランとアロンダイトビームソードのエフェクトパーツも含まれています。
そして完成したHGCEデスティニーガンダムがこちら。
洗練されたプロポーションで立体化されており、SEEDらしいスタイリッシュなスタイルで立体化されています。
背部まわりの重さで重心が後ろに寄りますが、一応自立可能です。
それでは細かく見ていきます!
可動域は広く、腕は水平以上・脚は水平まで広がります。
各関節も90度以上大きく曲がります。
上半身は回転こそしませんが、必要十分には動いてくれる感じ。
一応少し引き上げて戻せば、無理矢理真横に持っていくことはできます。
頭部はツインアイとトサカのセンサーをシールで補います。
アップで。RGのように目の下の赤いパーツが別パーツで色分けされています。
頭部は前後はめ込み式ですが、合わせ目は段落ちモールド化されています。
組み立て書の作例基準では下部分もモールド扱いでした。
後ろ側のトサカ内部のセンサーはシールが付属しないため、要塗装となります。
胴体は色分けが完璧で、側面の合わせ目は全て段落ちモールド化されています。
襟元のレッド部やグレーのダクト、胸部のライトブルーも細かく別パーツにより色分けされています。
胴体は前後・左右と柔軟に可動。
肩も前後に大きく動きます。
合わせ目も出ません。
先端のフラッシュエッジ2ビームブーメランは引き抜けます。※後述
ぶつかると取れる事がありますが、接続強度が緩いというほどではない感じ。
腕部にも合わせ目が出ません。
肩内部の合わせ目は段落ちモールド化されています。
また、前腕部が2ブロック構造になっており、↑位置で回転します。
肘は二重関節構造で、180度近く曲がります。
フロント・サイドアーマーともに可動。サイドアーマーも細かく色分けされています。
サイドアーマーは基部が後ろへスライドするうえ、角度を変える事もできます。
また、脚の付け根もスライドギミックを搭載しており脚部の可動範囲が更に広くなります。
今までもオリジン系などでスライドするギミックはありましたが、新しい構造になっていました。
今回のデスティニー、製作者の気合いが伝わってくるぞ……(*_*;)
脚部にも合わせ目が出ません。
関節付近の青い部分は1パーツで、関節パーツを挟む前に上からはめ込むタイプになっています。
モールドも適度に刻まれています。
ふくらはぎのスラスターは開閉します。露出したスラスター部分はグレーで要塗装となります。
足裏はつま先付近に多少肉抜きあり。つま先は多少上下に可動します。
股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。
フロントアーマーは裏側にもモールドが刻まれていました。
バックパックのスラスターカバーは開閉します。
ウェポンラックもある程度自由に可動。
翼は前後に傾き、
二段階に大きく広がります。(基部でも多少角度がつけられます)
背部武器は溝を合わせて接続し、ガッチリとマウント可能です。
接続強度も丁度良く、動かしまくっても落下する事はありませんでした。
この部分、何気にRGよりも優秀だぞ……(>ω<)
そして細かなところですが、↑部分の構造が素晴らしいです。
凹凸を合わせて位置を固定できますが、ちょっと力を入れれば離れて好きな位置に持っていける仕組みです。
デスティニーのような複雑なデザインはポージングさせるのに時間がかかる事が多いと思うのですが、こういう何気ない部分でポーズをとらせやすい構造になっていたりします。
対ビームシールドは伸縮可能です。
接続方法はプラ同士のシンプルな取り付け方式ですが、接続強度が強くガッチリと保持できます。
また、裏側にも細かなモールドが刻まれています。
高エネルギービームライフルを持たせてみます。
照準サイトとフォアグリップは可動。
が、人差し指を突き出した銃持ち手は付属しません。おそらくパルマフィオキーナの手首パーツが左右分入っているため、コスト的に難しかったのかもしれません。
それでは武器を見つつ、アクションポーズいってみるぞ!(>ω<)
フォアグリップは可動し、
両手で構える事ができます。
一度甲パーツを外して持たせる必要ありです。
高エネルギービームライフルは、リアアーマーにマウント可能です。
ソリドゥス・フルゴールビームシールド展開!
黄色いパーツを一度外し、噛ませる形で再現します。
クリアブルーの色合いやエフェクト形状が綺麗だぞ……(*´ェ`*)
フラッシュエッジ2ビームブーメランを引き抜くデスティニー!
もちろん両肩とも引き抜けるうえ、ビームエフェクトパーツも2つ付属します。
ビームブーメランをぶん投げるデスティニー!
パルマフィオキーナ掌部ビーム砲用の手首パーツは左右分付属します。
甲の黄色いパーツは通常武器持ち手から移植する必要があります。
ちなみに、エフェクトパーツは1つしか付属しません。
高エネルギー長射程ビーム砲を展開!
基部の接続強度がRGより強いため、非常に安定して構える事ができます。
細かなレッド部はシールで補いますが、実は合わせ目が出ないパーツ分割構造をしています。
アロンダイト ビームソードを持たせてみます。
折り畳まれた刀身と手元のガード部分を展開し、専用のビームエフェクトパーツを取り付ければ展開完了です。
手首パーツの穴とはジャストフィットしませんが、特に困る事はありませんでした。
光の翼を見ていきます。
平たいパーツではなく、立体的な造形になっておりところどころ開口されていたりします。
RGデスティニーガンダム用拡張エフェクトユニット『光の翼』と比較。
※RGの光の翼は別売りのプレバン品です
どちらもかっこいいっす……(*´ェ`*)
RGの光の翼は取り付けるのが難しく、ポロリ率も高いのですが(←わたしが不器用なだけかもですがw)、このHGCE版はカチッとはまるため一度取り付ければ外れる事はありませんでした。
それでは劇中再現しつつ、色々なアクションポーズを見ていきます!
「シンやめろ!踊らされている、お前も!」
グフイグナイテッドで逃走するアスラン!
「アスランは既に少し錯乱している!」←この台詞好きw
レジェンドガンダムに追い詰められるグフイグナイテッド!
「ふざけるなっ!」
パルマフィオキーナでスレイヤーウイップを破壊するデスティニー!
「オレは……」
「オレはもう絶対にぃッ!!!」
劇中ポーズが恐ろしいほど決まります(涙
HGグフイグナイテッド、HGレジェンドガンダムとディスプレイ。
インフィニットジャスティスと対決!
「お前が欲しかったのは、本当にそんな力か!」
HGインフィニットジャスティスガンダム(古い方)と比較。
隠者は放送当時ものキットなので、並べてみるとガンプラの進化を感じますね。
HGCE版のインフィニットジャスティスと対決!
後期ミネルバ部隊のガンプラとEFコレクションのフィギュアでディスプレイ。
RGデスティニーガンダムと比較。
MG版も加えてディスプレイ。
現時点で、HGCEシリーズ最高傑作なのは間違いないっす(*_*)
HGCE デスティニーガンダムの感想
ということでHGCE デスティニーガンダムのご紹介でした。
まずRG版には同梱しなかった光の翼が付属するのがポイント高いです。
また、主な合わせ目箇所も翼の赤いパーツぐらいで、背部のアロンダイトビームソードや高エネルギー長射程ビーム砲にも合わせ目が出ない作りは正直驚きました。
ここまで合わせ目が出ないHGシリーズは、HGガンダムバエル以来かもしれません。可動域も広く、めちゃめちゃ動き劇中ポーズがガンガン決まります。
そして地味なところですが、脚の付け根などの接続強度がいつもより強めに設計されており、KPSでありがちな関節が少しふにゃふにゃする問題も解消されています。
ライフル持ち手が付属しないのは残念ですが、個人的には最近作ったHGで一番クオリティが高いと思いました。
デスティニーガンダム好きにはまじオススメだよっ!(>ω<)
以上、「HGCE デスティニーガンダム」のガンプラレビューでした!