今回は「HG ドラッツェ改」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0083 STARDUSTMEMORY 宇宙の蜉蝣2に登場する、ドラッツェ改をご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
劇中色にあわせた成形色に変更されているほか、肩部スラスターが新規造形で付属します。
HGUCザクII F2型の一部ランナーも同梱。
という事で、HGドラッツェ改を他のドラッツェタイプとの比較画像を含めレビューしていきたいと思います!
HGドラッツェ改
ガンプラ的にも一般販売のHGUCドラッツェの色違いランナーを使いつつ、主に肩部スラスターが新規造形で付属するのが特徴です。
ホイルシールとマーキングシールが付属。
どちらもHGUCドラッツェと同じもので、マーキングシールは「ジオン」「ネオ・ジオン」のマーク両方が印刷されています。
↑新規ランナーがこちら。(肩部スラスター部分)
新規ではありませんが、HGUCザクII F2型のAランナー一部(ザク・マシンガン等)も同梱します。
付属品一覧がこちら。
※「ザク・マシンガン」「ガトリング・ガン」「シールド」「サーベル刃×2」「3連40mmバルカン砲」「手首パーツ×2」
余剰パーツがこちら。
余剰とはいえ使えるパーツが多く、通常ドラッツェの「肩部スラスター・ポッド」のほかHGUCザクII F2型に付属する「ヒート・ホーク」「MMP-80 90mmマシンガン」も丸々組めたりします(*´ェ`*)
全内容物をまとめると、「スタンド以外のドラッツェに同梱する色違いランナー」に「ザクII F2型の一部ランナー」を足したガンプラになっています。(スタンドは簡易スタンドに変更されています)
そして完成したHGUCドラッツェ改がこちら。
比較画像は後述しますが、成形色が渋いブルーに変更され肩部スラスター形状が大きく変化しているのが最大の特徴です。
このドマイナー機体感、いかがでしょうか……w(>ω<)
可動域などを含め、基本的には元キットのドラッツェと共通部分が多いです。
このド派手な肩部スラスターに価値を見いだせるかが購入判断のポイントだと思います。
それでは各部アップで見ていきます!
頭部から。「ピンクのモノアイ」「モノアイレールの黒」はシールで色を補います。
ピンクのシールは好きな位置に貼る感じで、「モノアイの凸モールド無し」「可動ギミック無し」と簡素な出来になっています。
頭部は左右はめ込み式で、頭頂部と後頭部に合わせ目が出ます。
胴体は前後はめ込み式で、上部・側面に合わせ目あり。
胴体と腰が一体化されているので、腰を撚る事はできません。(足付け根の股関節パーツは可動)
HGUCザクII F2型の胴体と比較。
設定的には同じですが、ガンプラ的には新造されています。
本キットの最大の売り、新規造形の肩部スラスターがこちら。
シンプルな3パーツ構造ですが、合わせ目はモールドになっていてディテールが細かいうえ迫力があります。
通常の肩部スラスター・ポッドも付属するので、
組み立て後でも簡単に切り替えることができます。
こう見てみると「通常ドラッツェ」「ドラッツェ改」のコンパチキットと言っていい内容ですね。
ホイルシールが変更されていないので、赤のくぼみ部分のシールもついてきます。
ただ、元キットと同様に湾曲した貼りづらい面にシールを貼るので、キレイにはいきません(*´ェ`*)
右腕は「通常のマニピュレーター」「腕一体型の3連40mmバルカン砲」の選択式です。
3連40mmバルカン砲にする場合、機関部前後に合わせ目が出ますが、消してしまうと組み直しは不可となります。
※右腕が選択式なのは通常ドラッツェと同じ仕様
ガトルのメインエンジンを使ったバックパック。
アンテナは別パーツです。左右のスタビライザーは上下に大きく可動します。
ボールジョイント接続になっているので、柔軟に角度をつけることができます。
バックパックは前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
スラスター内部は色分けされていませんが、上の2つはポリキャップ接続で多少動きます。
プロペラント・タンク/スラスターユニットはシンプルなモナカ割りで、前後一直線に目立つ合わせ目が出ます。
先端内部のスラスターはグレー1色1パーツ成形で、色分けされています。
こちらも前後に大きく可動。ボールジョイント接続のため横には広げづらいですが、ドラッツェ的な動きには困りません。
ここも本キットの特徴なのですが、他のドラッツェバリエーション(通常ドラッツェとユニコーンVer.)とは違うスタンドが付属します。
他の2体はHGUCアッシマーなどに同梱していた可動式の台座が同梱していましたが、本キットのみ「簡易スタンド+専用ジョイントパーツ」に変更されています。
前のめりポーズで固定となり、接続強度が弱いので劣化してしまった部分です(*ノェノ)
※↑通常ドラッツェに同梱する、角度の付けられるスタンド
ドラッツェ改、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
他ドラッツェには同梱しないザク・マシンガンから。
HGUCザクII F2型のものと同じですが、地味に↑枠のドラム式マガジンが新規造形になっていたりします。
HGUCザクII F2型(ジオン軍仕様と連邦軍仕様)と比較。
アクション!
「足のようなスラスター」と「背中のスタビライザー」により、ある程度は表情が付けられます。逆にいうとそこぐらいかな?w
ザク・マシンガンで攻撃!
シールドはジョイントパーツを介し、肘に装着します。
シールド自体は1色1パーツのシンプルな作りをしていますが、裏側はモールドがびっしりです。
また、サーベルの柄が造形されているのでビームエフェクトパーツを取り付ける事ができます。
ビーム・サーベル展開!
ビーム刃のエフェクトパーツは短めのクリアイエローが2本付属し、1本は余剰になります。
突き!
HGUCドラッツェに付属するガトリング・ガンも付属します。
※この武器を含め、同梱する銃系武器は普通に合わせ目が出ます
ガトリングで撃ちまくるドラッツェ改!
右手を3連40mmバルカン砲に切り替えた状態でも何枚か。
「MMP-80 90mmマシンガン」「ヒート・ホーク」が余剰でついてくるので、他ドラッツェと比べた場合付属武器数が一番多いのが特徴です。
※左の武器持ち手も余剰パーツで同梱。甲パーツを組み替える事が可能です
MMP-80 90mmマシンガンで攻撃!
ヒート・ホークで。こちらはグリップと手の穴サイズがフィットしないので、少しプラプラします。
HGで発売されているドラッツェバリエーションを比較。
※左から「HGUCドラッツェ」「本キット」「HGUCドラッツェ(ユニコーンVer.)」
上半身を比較。ここはユニコーンVer.のみエングレービングのパーツが変化しています。
肩部スラスターを比較。
ドラッツェ改だけ新規造形で、形が大きく違います。
武器を比較。本キットはザクII F2型のザク・マシンガンになり、ユニコーンVer.ではガトリング・ガンが腕一体型になっているのが特徴です。
HGUCドラッツェ以外はプレミアム・バンダイ限定です。
あなたはどのドラッツェが好みかな……?
特典映像に登場した2機でディスプレイ。
※HGUCガーベラ・テトラ(ロールアウトVer.)
めちゃマイナーな2機だわ……(*ノェノ)
HGドラッツェ改の感想
ということでHGドラッツェ改のご紹介でした。
弱点はスタンドが簡易スタンドに変更され、前のめりのポーズ固定になってしまった点です。
一番の長所は「新規の肩部スラスター」で、他ドラッツェと比べ付属武器数が一番多いのも売りといったところ。
ベースキット同様、プロペラント・タンク/スラスターユニット(脚にあたる部分)の合わせ目が非常に目立つので、多少手を加えるモデラーさんやドマイナー機体が好きなガンプラファンにはオススメといった感じです!
以上、「HGドラッツェ改」のガンプラレビューでした!