今回は「HGUCガブスレイ」のガンプラレビューです。
機動戦士Zガンダムに登場し、ジェリド・メサとマウアー・ファラオが搭乗した可変モビルスーツ・ガブスレイをご紹介。
2005年発売。
MA形態に変形可能なほか、中間形態を再現することもできます。
という事で、HGUCガブスレイをレビューしていきたいと思います!
HGUC ガブスレイ
早速ですが完成したHGUCガブスレイがこちら。
19年前に発売され、HGUCナンバーは58と古めのキットになります。
今回は合わせ目を消し、珍しくエアブラシによるフル塗装で仕上げました(*´ェ`*)
このあたりのHGは関節にABSパーツを多用しているので、塗装派モデラーさんはご注意を。無理矢理塗装してみたのですが、案の定破損しまくりましたw
直すのにめちゃめちゃ時間がかかったのですが、実はまだプラプラする箇所があります(*ノェノ)
細かい事は気にしないでおこう(爽やかな笑顔
これから組むモデラーさんはフレーム・関節部分は絶対に塗装しない方がいいのでご注意を。
造形自体は今のガンプラ目線でも再現性の高いスタイルで立体化されています。
ただ細かな色は足りず、フェダーインライフルがまともに構えられないのが最大の弱点となります。
それでは細かく見ていきます!
頭部から。モノアイは非可動でピンクのモノアイシールを貼ります。
少し味気なかったので、今回は小さいサイズのHアイズを埋め込んでみました。
デザイン上、顔はほとんど動きません。
上半身。肩関節の球体やショルダーアーマーなど、合わせ目の量は多いです。
今回は公式カラーのHGガブスレイ用ガンダムカラーセットを使って塗装してみました。
どの角度から見ても様になります。
メカデザイナー藤田一巳氏のデザインがかなり忠実に再現されているのではないでしょうか。
ぶっちゃけ合わせ目が多かったり可動範囲が狭かったり弱点は多いのですが、造形自体は素晴らしいので組み立てた時の満足感が半端なかったです。
背部のカバーパーツはMA形態時に頭部へかぶせる部分になります。※後述
ここのピンク部分はホイルシールが付属します。
ショルダーアーマーは前後はめ込み式で上部・側面に合わせ目が出ます。
小さな赤い丸部分は要塗装です。
前腕部の内部にはビーム・サーベルが収納されています。
チラリと見える関節の動力パイプがかっこいいです。
スラスターパーツもぎっしりとつまっています。内側のレッドは要塗装です。
腰回り。左右にあるピンクの●はホイルシールが付属しますが、今回は筆塗りで塗装してみました。
リア側の内側、赤い部分は要塗装です。
サイドスカートは多少可動し、こちらにもスラスターが搭載されています。(リア側も)
このあたりのレッドも要塗装といったところ。
股下は古めの角型タイプのスタンド穴が空いています。
足裏は多少肉抜きがあります。あまり違和感はないので、こういうデザインなのかもしれません。
そしてこちらが問題のフェダーインライフル。
こちらにも合わせ目が出ますが、造形的には非常にかっこいいです。ただ問題なのは……
デザイン上、パーツが干渉しまともに持たせる事ができません。
無理にも持たせようとすると手首パーツが分離するので、接着の刑を実行しました(*_*)
浮かせてディスプレイ。
※専用のスタンドが付属しますが↑は違うものを使っています
それではアクションポーズいってみます!
フェダーインライフルを構えるガブスレイ!
エルガイムとかに出てきそうなデザイン。
カラーを変えて剣とか持たせれば、ファイブスターとかに登場しても違和感無いのではないでしょうか。
ビーム・サーベルは前腕部内部に左右2本ずつ装備されています。
※サーベル刃のエフェクトパーツはクリアイエローが2本同梱
それぞれ外して持たせる事ができますが、腕内部の軸(↑)が細いので破損にはご注意を(>ω<)
それではビーム・サーベルを持たせ、中間形態へ変形させてみます。
こちらが中間形態。脚部のパーツを展開して再現します。
先端のクローは可動します。フレームはメカニカルなディテールで再現されています。
茶色い外装パーツは、一度外し付け替えて再現します。
複雑な変形方法なので、組み立て書を見ながら変形させても難易度は高めでした。
グワッ!!!
クローを展開するガブスレイ!
↑はHGUCガンダムTR-6[ハイゼンスレイII]の中間形態風ポーズ。
ハイゼンスレイIIは機種統合計画におけるガブスレイの代替後継機なので、系譜的側面を持つモビルスーツだったりします。
そしてこちらがMA形態。
古いHGUCながら、虫のような飛行形態へ変形する事ができます。
後ろから。
実際はもう少し肩が上向きになるのですが、色々修理した都合上ここまでしか上がらなくなってしまったのでご容赦のほどをw
このガンプラ難易度高めっすw
MA形態もカッケェ!(>ω<;)
ゼータヒロインズ2のマウアーフィギュアとディスプレイ。
マウアー・ファラオの貴重な立体物もチラっとご紹介。
Zガンダムの中でもイイ女ランキング上位に来そうなマウアーさん。
劇場版公開時あたりに出たそこまで古いものではないフィギュアなので、クオリティは結構高いです。
ゼータヒロインズはそこまでプレミア化しているわけではないので、シャアやプルのミニフィギュアと違い比較的入手しやすいと思いますぞ。
ちなみにこちらはティターンズの女シリーズのマウアーキーホルダー。
ニッチ過ぎるのでAmazonでも登録されていませんでしたw
マウアーファンにはマストアイテムだぞ!
色んなマウアーフィギュアとガブスレイでディスプレイ。
ジェリドも欲しいんですが、ジェリドの立体物は1つも発売されていないのがツライっす(>ω<;)
Zガンダムに登場した女性パイロットのMSとディスプレイ。
「機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ」で死闘を繰り広げたHGUCガンダムデルタカイとディスプレイ。
フェダーイン・ライフル繋がりのHGUCハンブラビ、HGUCマラサイ(ユニコーンVer.)と比較。
最後に、ジェリド搭乗機でディスプレイ。
HGUC ガブスレイの感想
という事でHGUC ガブスレイのご紹介でした。
MA形態のみならず中間形態にも変形でき、プロポーションも秀逸と2005年製ガンプラながら見た目はかなりいいです。
ただ、合わせ目が多く関節にABSを多用し、フェダーインライフルがまともに持てない点が弱点といったところ。塗装派モデラーさんには厄介なキットになっていると思います。
かなり破損しやすい部類のガンプラだと思うので、くれぐれもご注意のを……↓
ポッキリいってもうた部分。
ここだけじゃなく合計5箇所は折れました←ただの不器用説浮上
繊細なパーツ構造をしているので、変形中に破損する可能性も高いと思います。可能であれば、いっそ2個買いして「MS形態」「MA形態」別々に組むのがオススメかもしれません。ジェリド機とマウアー機になるしね!
Zガンダムに登場したモビルスーツのHGUCは「ハンブラビ」「メッサーラ」のような比較的最近に出たガンプラの一部を除き、昔にリリースされたものばかりなのでどれも難易度高めな気がします。
総評としては古いキットで非常に手間はかかりますが、プロポーションは秀逸で見た目特化なガンプラといったところ。
また、今回は別の台座を使用していますが専用の台座(ビーム刃や手首パーツを収納可能)が付属するので、プレイバリューは高いと思います。
HGガブスレイ用ガンダムカラーセットを使えば調色が楽なので、塗装派のモデラーさんは是非。
以上、「HGUC ガブスレイ」のガンプラレビューでした!