今回は「HGUCジムIII(ジム3)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムZZに登場した、ジムIIIをご紹介。
2011年発売。
肩部に装備するミサイルポッドと、腰部の大型ミサイルランチャーは着脱可能。
という事で、HGUCジムIIIをじっくりレビューしていきたいと思います!
HGUC ジムIII
ガンダムUC公開時の13年前に発売されたHGという事で、ちょい古めのジムIIIさん。
今のガンプラ目線で見るとどんな出来か見てきたいと思います!
ホイルシールのほか、「機体番号」や「連邦軍」「ロンド・ベル」のマーク、「KARABA」の文字が印刷されたマーキングシールが付属します。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「ビーム・サーベル×2」「ミサイル・ポッド×2」「大型ミサイル・ランチャー×2」「シールド」「手首パーツ×7」
特徴としては多彩な手首パーツが付属する点で、「右のライフル持ち手」のほか「握り手」「武器(サーベル)持ち手」「平手」が左右分付属します。
そして完成したHGUCジムIIIがこちら。
装甲色は薄く緑がかったホワイト成形になっていますが、ZZの設定画と比べるとややホワイト強めな色合いで立体化されています。
腰左右のミサイルやスラスター内部など細かな色は足りませんが、素組みでもそれなりには色分けされている印象です。
今のガンプラ目線でも十分通用するプロポーションですね。
それでは各部細かく見てきます!
可動域はそこそこ広く、手足はほぼ水平まで広がります。
ただ、上半身の前後左右への可動など柔軟には動きません。
多少無理は出るものの、ヒザ立ちも可能。肘関節に関しては180度近く曲がります。
上半身は360度回転しますが、
腰部大型ミサイル・ランチャーを取り付けた場合はバックパックと干渉し、動きが制限されます。
頭部をアップで。センサーはクリアグリーンのパーツが使用されており、内部もメカニカルなモールドが刻まれています。
奥をシルバー等で塗装すれば映えそうですね。
頭部は前後はめ込み式で、トサカ付近の側面に合わせ目が出ます。
トサカ後ろのグリーン部はシール、側面アンテナまわりのパーツは別パーツになっています。
胴体。襟部左側のセンサー部はシールになりますが、襟部・ダクト・コクピット部は色分けされています。
前後はめ込み式で上部と側面一部に合わせ目が出ますが、脇の下は段落ちモールド化されています。
上から見た図。合わせ目の量は多く、先程の「頭部」「胴体」のほか「ショルダーアーマー」「バックパック」に合わせ目が出ます。
※肩部ミサイル・ポッドを取り付ければ合わせ目が目立たなくはなります
肩はボールジョイント接続で、ある程度前後に可動します。
腕部をアップで。ショルダーアーマー側面、前腕部に合わせ目が出ます。
肘は二重関節構造で、180度近く曲がります。
ガンダムMk-IIのものを量産化したバックパック。Mk-II風味を感じるデザインですが、形状は多少異なっています。
サーベルが収納されている部分は多少動きます。
フロント・サイドアーマーは可動。裏側にモールドはありません。
サイドアーマーはあまり動きませんが、不思議と開脚の妨げになりません。
脚の付け根パーツは柔軟に可動。股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。
脚部は膝下とアンクルガード前面に合わせ目が出ます。関節パーツに合わせ目は無しです。
モモ側面に合わせ目が出ますが、UC版の設定画ではモールド扱いでした。※組み立て書の作例でもモールド
また、サイドアーマーで見えなくなるものの、厳密に言えば「脚付け根の球体」にも合わせ目が出ます。
脚部の色分けは弱く、ヒザ下やスラスター内部などはホイルシールで色を補う仕様です。
塗装派モデラーさんはこのあたりが重点的な塗装箇所になると思われます。
カカトは分離し、可動域拡大に一役買っています。また、足裏に肉抜きはありません。
ミサイル・ポッドを取り付けてみます。先端の赤いパーツは2種類からの選択式で、いつでも切り替える事ができます。
サイドアーマーのダボ穴には大型ミサイル・ランチャーを装備可能です。
側面に合わせ目が出るうえ、ミサイル部分はグレーで要塗装となります。赤いカバーは着脱可能です。
ジムIII、出撃!
それでは武器を見つつ、アクションポーズいってみます!
ビーム・ライフルは機関部2・フォアグリップ1のシンプルな3パーツ構造で、合わせ目が出ます。
ライフル持ち手は右のみ付属。
シールドはジョイントパーツを噛ませて装備。基部で360度ロール回転します。
ビーム・ライフルで攻撃!
すごいジムIIIっぽい……(*´ェ`*)
フォアグリップは可動し、両手で構える事ができます。
ミサイル発射!
なかなかかっこいぞこれ……。イデオンみたいな顔がタマラン…
ビーム・サーベル抜刀!
柄、ビームエフェクトパーツともに2本付属します。
飛びかかるジムIII!
平手パーツも付属するので、色々な表情付けができます。
斬りかかるジムIII!
二刀流で。
ライフル+サーベルで。
本キットのリデコキット、HGUCジムIII(ユニコーンデザートカラーVer.)と比較。
ジムIIIのプチ改造品と比較。
真ん中はガンダムUCエピソード2にチラっと登場した「ロンド・ベル配備型」に、右はエピソード4に登場した「ダカール配備型」に改造してみました。
難しい改造ではないのでオススメだよ!(>ω<)
改造方法は↓でどうぞ。
ガンダムビルドダイバーズに登場するHGBDジムIIIビームマスターと比較。
本キットのリデコキットとなります。
HGUCジム、HGUCジムIIと比較。
HGUC ジムIIIの感想
という事でHGUCジムIIIのご紹介でした。
装甲色が薄いグリーンがかったホワイト成形色になっているものの、「機動戦士ガンダムZZ」劇中ではもう少し濃いグリーンだったような気がするので気になるモデラーさんは要塗装といったところ。
また、派手にポーズをつけまくっていると、肩と太ももが多少外れやすかったです。
長所は多彩な手首パーツが付属する点で、ミサイル・ポッドや大型ミサイル・ランチャーなどジムタイプとしては付属武器が多いのもあり、プレイバリューは高いと思います!