今回は「HGUC ガンキャノン量産型」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争に登場するガンキャノン量産型をご紹介。
20年前の2004年に発売したHGUCになります。
かなり昔のキットですが、売りである240mmキャノン砲は伸縮ギミックを搭載し前方へ可動します。
それではナンバー44という事で初期HGUCに分類されると思うガンキャノン量産型を、今のガンプラ基準で見るとどんな出来かじっくりレビューしてみたいと思います!
HGUC ガンキャノン量産型
ポケットの中の戦争にて、スカーレット隊に配備されていたガンキャノン量産型さん。
ケンプファーに瞬殺され一瞬で退場したモビルスーツまでキット化してくれるバンダイさんには頭が下がるぞ……(*´ェ`*)
組み立て書とシール。
ある程度色分けされているランナー3枚+ポリキャップの構成で、パーツ数が少なくとてもシンプルな内容になっています。
基本的な色分けはパーツ単位でできていますが、ちょいちょい色が足りない箇所があります。※後述
足裏の接地性がそこそこ良いため、立ち姿がバシッと決まります。
組む前は古いキットだと思い舐めてましたが、ガンキャノンらしいがっちりとしたプロポーションがかっこよく劇中再現度が高いと思います。
惜しむべきは目がクリアパーツではなく、一面をシールで補うところでしょうか。
細かく後述しますが、目立つ箇所に合わせ目が出るため完全素組み派モデラーさんは満足いかないかもしれません。
可動域は狭いですが、思ったほど悪くはないです。
腕は水平まで上がり、上半身は360度回転します。
膝があまり曲がらないのが弱点といったところ。
額のイエロー部と目のグリーン部はシールで補います。
頭部は左右はめこみ式なので、
中央に合わせ目が出ます。
側面の丸部分は要塗装です。
胴体は装甲レッド、胸のダクトのイエロー、コクピットハッチ~腰まわりのグレーと色分けが完璧です。
胴体側面には合わせ目が出ます。
また、今のガンプラほどパーツの合いが良くないため隙間が空きやすいです。
※個体差の可能性もあり
胴体、ショルダーアーマーは上部に合わせ目が出ます。
ショルダーアーマーの丸い凹みは組み立て書のイラストで穴になっていたので、改造派モデラーさんは穴を開けてみてもいいかもしれませんね。
二の腕は筒状1パーツで、前腕部には合わせ目あり。
腕は元デザインの配色がシンプルなこともあり、色分けが完璧です。
フロントアーマーは中央で切り離せば独立可動します。
イエロー部はシールで補いますが、股下のスタビライズド・ギア(グレー部)は別パーツで色分けされています。
バーニア内はイエローで要塗装です。
脚は目立つ箇所に合わせ目が出ます。
膝、ふくらはぎ、かかと付近にも合わせ目。
このあたりは最近のキットのように段落ちモールド化されていないのでご注意。
足裏バーニアにも合わせ目。
ただ、肉抜きが無いため最近のHGより秀でています。
ランドセルは合わせ目が出ません。
組み立て書基準だと「イエロー部中央」「スラスター内」はグレー、「バーニア内側」はイエローで要塗装です。
それではガンキャノン量産型の武装を見ていきます!
240mmキャノン砲は砲口を引き上げ、前へ倒せます。
240mmキャノン砲で砲撃するガンキャノン量産型!
股下にスタンド用の穴はありませんが、浮かせるとかっこいいです……(*´ェ`*)
ガンキャノン的な撃ち方もできます。
上半身が反り上がる可動ギミックはありませんが、それっぽいポージングはできる模様。
平手が欲しくなってきますね……(>ω<)
手持ち武器はブルパップ・マシンガン1つが付属。
ここはいつもの左右はめ込み式で合わせ目が出ます。
※銃口パーツと合わせシンプルな3パーツ構造
ブルパップ・マシンガンで撃ちまくるガンキャノン量産型!
カッコエエ……(^q^)
正直可動域は狭いのですが、なんといいますか触っていて「ガンキャノン的な動きには困らない」印象です。
普通にかっこいいポーズが決まるぞ……(*´ェ`*)
スカーレット隊、発進!
グレイファントムから出撃するエリート部隊!
スカーレット隊のHGUCジム・スナイパーII、HGUCジム・コマンドとディスプレイ。
HGUCガンキャノン量産型(ホワイト・ディンゴ隊仕様)と比較。
HGUC ガンキャノン量産型 ネメシス隊仕様(塗装品)と比較。
武器を100mmマシンガンに変え、塗装してコミック「オレら連邦愚連隊」に登場するネメシス隊仕様を作ってみました。
オリジナルカラーで仕上げても面白そうですね。
合わせ目を消して塗装するだけで見た目が爆上がりするキットだと思います。
HGUCガンキャノン(新しい方)と比較。
HGUC ガンキャノン量産型の感想
ということでHGUC ガンキャノン量産型のご紹介でした。
「頭部・ショルダーアーマー・前腕部・脚」と目立つ箇所に合わせ目がありまくるため、今のガンプラ基準で見ると「ある程度いじる前提のキット」といえそうです。
ただ、初期HGUCの利点として関節ランナーにABS樹脂が使われていません。
装甲部分含めランナーは全て通常プラ材質で出来ており、合わせ目消しや塗装が容易にできるいじりやすいキットになっています。
可動域は狭いものの、先述したようにガンキャノン的ポージングには困りませんでした。
というか普通にかっこよくポージングできた気がします(*´ェ`*)
ディテールやモールドは少なくシンプルな造形になっていますが、再現度の高いプロポーションは今の目で見てもかっこいいと思いますぞ。
以上、「HGUC ガンキャノン量産型」のガンプラレビューでした!
新品『HGUC ガンキャノン量産型』の在庫を見る
中古『HGUC ガンキャノン量産型』の在庫を見る