今回は「HGガンダムダブルオーコマンドクアンタ」のガンプラレビューです。
ガンダムブレイカーバトローグに登場し、ナギツジ・タクマが使用するガンダムダブルオーコマンドクアンタをご紹介。
2021年発売。
ミサイルランチャー、ヘビーマシンガン、アームズシールドといった豊富な射撃武器が付属します。
更に斬撃武器である「コマンドソード」「アームズシールドにマウントされたコンバットナイフ×2」も同梱し、武装てんこもりな内容になっています。
という事で、HGガンダムダブルオーコマンドクアンタをレビューしていきたいと思います!
HG ガンダムダブルオーコマンドクアンタ
ダブルオークアンタにコマンドガンダムの要素を加えてカスタマイズされたMS、ガンダムダブルオーコマンドクアンタさん。
ガンプラ的には2010年に発売されたHGダブルオークアンタのリデコキットとなり、成形色がミリタリー風に変更されたほか追加装甲や豊富な武装など新規造形多数なキットに仕上がっているのが特徴です。
組み立て書には彩渡商店街ガンプラチームに所属するガンプラファイター、ナギツジ・タクマさんが記載。
ゲーム「ガンダムブレイカー3」の主人公で、正確には今回のブレイカーバトローグで設定が確立したキャラクターになります。(ゲームでは主人公がプレイヤーだったため)※ユウ・カジマ的な設定付け
ホイルシールがこちら。
主にGNコンデンサー(黄色)の色を補うものが中心です。
付属品一覧がこちら。
※「ヘビーマシンガン」「アームズシールド(コンバットナイフ×2を格納)」「コマンドソード」「ミサイルランチャー」「手首パーツ(左の平手)」
マシンガンのブレードやナイフ、コマンドソードの刃部分にはHGダブルオークアンタのブレードパーツが流用されているものの、ほとんどが新規造形になっているのが特徴です。
という事で、HGダブルオークアンタの余剰パーツが結構出ます。
ダブルオークアンタのショルダーアーマーなどは付属しないので、色違いのダブルオークアンタを組む事はできません。
そして完成したHGガンダムダブルオーコマンドクアンタがこちら。
ダブルオークアンタをコマンドガンダム化したような重装備でミリタリー感溢れるデザインでまとめられています。
リデコキットとはいえ、新規造形パーツがかなり多いので新規と言っても過言ではない内容になっているよ……!(>ω<)
いかがでしょうか。ダブルオークアンタベースと言われなければほとんど気付かないデザインですね。
ブレイカーバトローグ内でも最強クラスのキャラポジのため、めでゃめちゃ強そうな印象を受けます。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。開脚範囲は広いですが、顔を上げる・腕を広げる動作はちょい苦手です。
手足の関節は90度以上曲がり、ヒザ立ち可能です。
上半身は360度回転します。
最近の完全新規HGほどは可動しませんが、必要十分には動く印象です。
頭部の色分けはかなり優秀で、レッド・イエロー・グレー・グリーンと細かく色分けされています。
左右はめ込み式ですが、合わせ目は段落ちモールド位置になっています。
アンテナ先端には安全フラッグあり。
胴体は前後はめ込み式で基本的な部分は段落ちモールド化されていますが、厳密に言えば少し合わせ目が出ます。(肩を取り付けるとほぼ見えなくなります)
バックパックにも一部合わせ目があるものの、モールド扱いにしてOKかもしれません。
ショルダーアーマーは合わせ目無し構造です。
肩はボールジョイント接続で、前後に可動します。
腕はダブルオークアンタのパーツが使用されており(関節と薄いグレー部)、前腕部に合わせ目が出ます。
肘関節のGNコンデンサーは、クリアイエロー成形です。
キラリと光ってかっこいいぞ……(このあたりはHGダブルオークアンタの色違い)
バックパック右側には、大型センサーユニットを搭載しています。
こちらにもクリアパーツを使用します。
左側にはミサイルランチャーを搭載。
ミサイルは赤いパーツで色分け済みで、合わせ目もありません。
ミサイルランチャーは前後、
左右とフレキシブルに可動します。
また、センサーユニットの後ろ側にはコマンドソードをマウントできます。
シンプルな凹凸接続ですが、ポロリすることはありませんでした。
腰回り。フロントアーマーはポリキャップによるボールジョイント接続で、左右に振る事ができます。
股間軸は可動式で、底面のカバーを外せばスタンド用の3mm穴が露出します。
脚部は「付け根パーツ」「ふくらはぎ」に合わせ目あり。
付け根パーツは目立たないとして、ふくらはぎの方はモールドっぽくも見えるのですが設定画ではモールド無しでした。
足裏はローラーのような形になっていて、肉抜きはありません。
細かい点ですが、足を曲げると一部合わせ目が露出します。(↑画像以外、関節パーツにも)
ふくらはぎの装甲は開閉できます。
GNコンデンサーがキレイです……(*ノェノ)
ガンダムダブルオーコマンドクアンタ、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
本機のメインウェポン、ヘビーマシンガンがこちら。
合わせ目は段落ちモールド処理されており、銃床下には接近戦闘用のブレードが装着されています。(刃パーツはHGダブルオークアンタの流用)
ヘビーマシンガンを撃ちまくるコマンドクアンタ!
ブレードで攻撃!
ヘビーマシンガンは、バックパックにマウントできます。
グリップ部を穴に接続するだけですが、ガッチリとマウントできました。
防御兵装のアームズシールドがこちら。
前腕部の穴に接続し、手に持たせます。
こちらは裏側に大口径のキャノン砲が組み込まれています。
キャノン砲で攻撃。
ヘビーマシンガン+キャノン攻撃態勢でパシャリ。
アームズシールドの左右にマウントされているコンバットナイフは着脱でき、
手に持たせる事ができます。
コンバットナイフを構えるコマンドクアンタ!
コマンドソードを持たせてみます。
コマンドソードを抜剣!
ちなみに、平手は左手分だけ付属します。
コマンドソードをアップで。
こちらにもHGダブルオークアンタの刃パーツが流用されています。
剣を構えるダブルオーコマンドクアンタ!
アクション!
ミサイルランチャーで攻撃。
ベースキットの、HGダブルオークアンタと比較。
関節フレームや一部外装、刃パーツなどが流用されています。
頭部や追加装甲、新規の武装や成形色が大幅に変更されているため別もののMSに見えますね。
アップで比較。
2024年に発売された、HG 1/144 ガンダムダブルオーコマンドクアンタ・デザートタイプと比較。
デザートタイプはガンダムビルドメタバースに登場する機体で、本キットの完全なカラバリキットとなります。
その他、HGのクアンタベースのガンプラレビューは↓からどうぞ。
HG ガンダムダブルオーコマンドクアンタの感想
ということでHGガンダムダブルオーコマンドクアンタのご紹介でした。
まず感じたのは、一応HGダブルオークアンタのリデコキットにはなっていますがほとんどが新規造形な点。
顔を上げる、腕を開く動作が少し苦手なものの必要十分に動くためかっこいいポーズがガンガン決まる印象です。
……ぶっちゃけつっこむとこがないレビュアー泣かせなクオリティに仕上がっている(ヘビーマシンガンにも合わせ目が無かったり)と思うので、誰にでもオススメなキットだと思いますぞ。
以上、「HG ガンダムダブルオーコマンドクアンタ」のガンプラレビューでした!