今回は「HGガンダムアスタロトリナシメント」のガンプラレビューです。

公式外伝 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼の第2期に登場し、アルジ・ミラージが搭乗する新たな主人公機、ガンダムアスタロトリナシメントをご紹介。
2017年発売。
HGガンダムアスタロトをベースキットとしつつ、引き続き左右非対称のデザインが新規パーツを交えて再現されています。
新たにシールドアームやサブナックルといった武装が付属するほか、バスタード・チョッパーとデモリッション・ナイフを結合させて巨大な剣も再現可能。
ということで、HGガンダムアスタロトリナシメントをアスタロトからどこが変わったのかを見ながらレビューしていきたいと思います!
HG 1/144 ガンダムアスタロトリナシメント

引き続き装備の大半が失われた状態のアスタロトに、様々なMSの装備を集めて再改修されたガンダムアスタロトリナシメント。
ガンプラ的には2016年に発売されたHG 1/144 ガンダムアスタロトのリデコキットとなり、全てではありませんが外装や武装が新規造形で付属します。
まだアスタロトを購入していないモデラーさんは、本キットの方が武装てんこ盛りな内容になっているのでオススメだよ……(*´ェ`*)

組み立て書には、パイロットのアルジ・ミラージが記載。

ホイルシールはリナシメント専用のものになっていて、サブナックルに貼る家紋マークなどが付属します。
鉄血のHGとしては色分けが良好な方なので、シールの量は少ないです。

余剰パーツがこちら。
アスタロトや、アスタロトオリジンのパーツが一部余ります。

そして完成したHG 1/144 ガンダムアスタロトリナシメントがこちら。
ガンダムフレーム4が使用されていて、左右非対称な独特のデザインで立体化されています。

基本的に本体はアスタロトとオリジンを混ぜたようなところも多いのですが、特徴的なアンテナやヒザ部などリナシメントの新規部分もそれなりにあります。
武装は新規が多いので、右肩部のシールドアームや左腕のサブナックル、バスタード・チョッパーあたりが本キット最大の売りといったところです。
一部シールを使うものの、鉄血シリーズのHGとして見た場合色分けは良好です。

自立性、接地性ともに問題ありません。
それではまず、HGガンダムアスタロトとアップで比較しつつどこが変わったのかを見ていきたいと思います(*_*)

上半身を比較。リナシメントのアンテナ左側がかなり特徴的な形になっているのが見て取れます。
ちなみにリナシメントの胸部は、オリジンの色替えです。

腰部を比較。リナシメントになりブーストアーマーが撤去され、腰部前面パーツとサイドアーマーはオリジンの色替えになりました。リアアーマーは新規です。

脚部を比較。このあたりは大きく変わっています。

足首パーツは、カカト部が共通です。リナシメントのつま先側は、オリジンの色替えです。

デモリッション・ナイフはアスタロトからの流用です。↑枠のジョイントパーツを介してマウントします。

リナシメントのレビューに戻ります。
可動域は広く、手足は大きく広がります。

手足の関節は、90度以上曲がります。
ちょい無理は出るものの、ヒザ立ち可能。腰も回転します。

頭部をアップで。左側のアンテナが特徴的です。

横、後ろから。フレーム部は左右はめ込み式で、合わせ目が出ます。

各部超アップで。アンテナ中央のレッドとツインアイはシールですが、それ以外の色分けは良好です。

胴体をアップで。厳密に言えば、フレーム側面は合わせ目判定になるかなと思います。

腕部がこちら。白い右腕はオリジンに近いものの、前腕部が新規造形です。
設定的には神経接続システムになっていて、アルジ・ミラージの右腕の義手を介して阿頼耶識システムと同等の反応速度を得ることができる機能を有しているとのこと。
左腕はアスタロトと同じで、サブナックルと接続するダボ穴が空いています。

手首パーツは、右のみ角度付きの武器持ち手が付属。切り替える際は、甲パーツを移植します。

腰部は基本オリジンの色替えですが、リアアーマーは新規造形です。
股下には、スタンド用の3mm穴が空いています。

脚部も腕と同様に、左右非対称のデザイン。
オリジンなどから少し流用されているところはあるものの、ヒザなど新規造形の外装は多いです。

右足のふくらはぎにあるフィンは、表面の色をシールで補います。
あまりキレイにいかないので、部分塗装推奨ポイントです。

左足のふくらはぎには、バーニアを搭載。
根本の黒い部分は、シールです。こちらも塗装推奨といったところ。

足首パーツは、前側がオリジンで後ろ側がアスタロトの形になっています。
接地性は良好ですが、足裏には肉抜きあり。

バックパックは、重量増加に伴い大推力タイプに換装されています。
カスタマイズ用に、↑枠のバックパックも付属して交換できます。

ガンダムアスタロトリナシメント、出撃!

それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

まずはアスタロトと同形状の、アスタロト用ライフルから。
シンプルな2パーツの、モナカ構造です。

ライフルで攻撃!

こちらはリナシメントの特徴の一つ、右肩部に装備したシールドアーム。

サブアームとして展開する機構を持ち、三本目の腕として運用できます。
展開させると内側が肉抜きっぽい形になっていますが、こういう形なのかな?(*_*)

先端のマニピュレーターは、ロール回転します。
このように、ライフルを持たせることができます。

サブアームを展開!

ライフルは、右腰部にマウントできます。

左側には、ショートナイフを2本マウントできます。

ショートナイフを構えるアスタロトリナシメント!

アップで。シンプルな1パーツ成形で、刃部分はライトグレーで要塗装です。

サブナックルは新規造形で、手に持たせたあと前腕部と接続して持たせるためガッチリと保持できます。
表面には家紋のシールを貼りますが、モールドはありません。
ちなみにこのサブナックルは、ガルム・ロディの脚部装甲を利用したものになっているとのこと。

背部には、バスタード・チョッパー(右)とデモリッション・ナイフ(左)をマウントしています。
バスタード・チョッパーが、本キットの新規部分です。

デモリッション・ナイフは刀身とグリップが展開します。
かなり長いぞ!(>ω<)

このように、サブナックルに持たせることができます。
サブグリップは展開でき、

両手で構えることができます。このあたりは、アスタロトと同じです。

ダインスレイヴを模して作ったとされる、火薬式ダインスレイヴを搭載したバスタード・チョッパーがこちら。

中のダインスレイヴは、取り出すことができます。

ジャキッ……。

アクション!

さらに、バスタード・チョッパーをデモリッション・ナイフと結合させれば、巨大な剣に切り替わります。

シールドアームを展開させ、色々な武器を持たせてパシャリ。

敵を叩き斬るアスタロトリナシメント!

ちなみに、アスタロトの方に同梱するサブナックルも付属します。
ちょっぴりお得な内容になっているよ……(*´ェ`*)

ガンダムアスタロトのバリエーションキットでディスプレイ。
※左から「HG 1/144 ガンダムアスタロト」「本キット」「HG 1/144 ガンダムアスタロトオリジン」



HG 1/144 ガンダムアスタロトリナシメントの感想
ということでHG ガンダムアスタロトリナシメントのご紹介でした。
ベースキットのアスタロトより多くの武装が付属するので、非常に遊びの幅が広いガンプラに仕上がっていると思います。
アスタロト系は、同シリーズと比べると色分けがそこまで悪くなく、不満の少ない内容になっていると思うので誰にでもオススメですぞ……(*_*)
この記事執筆時点ですが、最近再販された?のかはわかりませんが、中古で安価に購入できたので、気になっていた方が購入するタイミングとしてはいい時期かもしれません。
以上、「HG 1/144 ガンダムアスタロトリナシメント」のガンプラレビューでした!









