今回は「HGUCガンダムデルタカイ」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムUC 0094 アクロス・ザ・スカイに登場し、レイヴン隊のイング・リュードおよびフレスベルグ隊のブレイア・リュードが搭乗したガンダムデルタカイをご紹介。
2012年発売。
HGUCデルタガンダム(デルタプラス)のバリエーションキットになっており、「プロト・フィン・ファンネル」「ロング・メガ・バスター」「ハイメガキャノン搭載型シールド」「外装」等の新規パーツが付属します。
また、差し替えでウェイブライダー形態に変形可能。
という事で、ガンダムデルタカイをレビューしていきたいと思います!
HGUC ガンダムデルタカイ
早速ですが完成したHGUCガンダムデルタカイがこちら。
元をだどれば2010年に発売されたHGUCデルタプラスのリデコキットとなりますが、HGUCデルタガンダムの流用キットと言った方が近い内容となっています。
機体設定的にはパイロットに危険のあるn_i_t_r_oシステムを搭載し、プロト・フィン・ファンネルを装備する可変MSになります。
見た目からしてヒロイックな印象を受ける機体ですが、中身は凶悪な機体になっているぞ……(*´ェ`*)
プロポーションは非常に良好ですが、青い部分にシールを多用するため色分けが弱点になります。
ただ装甲色が白いため、下地色的に塗装はかなりしやすいキットになっている模様。
配色がかっこいいっす……。
ハイニューガンダムやスパロボのヴァイスリッターのカラーリングに近いですね。
それでは細かく見ていきます!
可動域はデルタプラスとほとんど同じで、脚関節がよく曲がり膝立ちが可能です。
ただ弱点も引き継いでおり、脚の付け根がボールジョイント接続で開脚範囲は狭く、ハの字に広げる事が苦手です。
最近のガンプラ基準で見た場合、可動域は狭いと思った方がいいです。
顔アップ。ツインアイと顔左右の黄色い部分はホイルシールで色を補います。
今回はスミ入れ後、
色分けされていないバルカン部分をグレーで部分塗装してみました。
頭部と胴体は側面に合わせ目が出ます。
※頭部は一部段落ちモールド化されている部分もアリ
胴体の色分けは比較的良好で、パーツ分割によりほとんどは色分けされています。
肩部は↑の青枠内が全てシールです。
奥まった位置や目立つところに貼るので、できたら塗装推奨のガンプラといった感じ。
腕は肩内部ブロックと手首パーツ付近のフレーム部に合わせ目が出ます。
腰部側面のスラスターユニットは色分けが甘く、青い部分はほとんどシールになります。
角ばった面に貼るため、経年で剥がれてくるぞ!(*´ェ`*)
リアアーマーのイエロー部もシールで色を補います。
デルタプラスと比べ、ヒザが尖ったデザインになりました。
ある程度可動します。
その他、脚部の基本部分はデルタプラスと同じ形状をしています。
弱点も引き継いでおり、足首付近のフレーム部には肉抜きがあります。
イエロー部はシールで補います。
下から。足裏に肉抜きはなく、股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。
ガンダムデルタカイ、出撃!
シールが多いのが弱点ですが、造形的にはいい感じですね。後ろから見てもかっこいいっす……(*´ェ`*;)
それではアクションポーズさせつつ、武装を見ていきます!
こちらがロング・メガ・バスター。照準スコープ部はシールが付属します。
設定的には「本来デルタプラスの標準装備になるはずだったバスターライフル」との事。
シールドはかなりデカく、重量感があります。
裏側はビーム・サーベルが2本マウントされています。
前腕部後ろに接続します。接合部が細いため、動かしていると外れやすいです。
合わせ目の量は多いぞ!(*´ェ`*)
収納時のビーム・サーベルは可動し、
ビーム・キャノンの砲身部になります。
引き抜いて手に持たせる事ができますが、デルタプラス同様に武器持ち手は右手しか付属しません。
ビーム・エフェクトパーツは短めのものが2つ付属します。
少し大きめの機体なので、もうちょい長めのサーベル刃の方が似合うかもしれないですね。
という事で、長めのものに交換させつつ……
「この間合いなら、サーベルはこうする!」
ティターンズの残党、ガブスレイとの対決シーンを再現!
漫画「機動戦士ガンダムUC 0094 アクロス・ザ・スカイ」はガンダムUCの公式外伝で、富野節を意識した言い回しが多いので読んでいて面白いです。(唐突に終わるけどw)
プロト・フィン・ファンネルは背部のフレキシブル・バインダー左右に装着されています。
素立ち状態なら問題ありませんが、触っているとここもちょっと外れやすい感じ。
イエロー部はシールで、バインダーのブルー部もシールを多用します。
取り外し、同梱するファンネル用ミニスタンドに展示すれば
プロト・フィン・ファンネル展開状態が再現できます。
カッケェ!
ウェイブライダー形態は差し替えで再現します。
ガンダムデルタカイ、WR形態(ウェイブライダー形態)に変形!
ファンネル搭載のウェイブライダーってところがめちゃめちゃかっこいいっす……(涙
HGUCデルタプラス、HGUCデルタガンダムと比較。
骨格は全て、デルタプラスのランナーが使われています。
HGUC200 百式(REVIVE版)を加えてパシャリ。
「機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ」に登場するガンプラでディスプレイ。
ナイトロシステム搭載機でディスプレイ。
HGUC ガンダムデルタカイの感想
という事でHGUCガンダムデルタカイのご紹介でした。
今回のデルタカイの弱点はズバリ、
シールの多さだと思います。(↑貼った後のシールの残骸)
広範囲のイエロー・ブルー部分を補う箇所が多く、角面に貼るため経年で剥がれてくる可能性大です。
素組み派モデラーさんはご注意を。
逆に塗装派モデラーさんの場合、基本的に下地が白いので塗りやすいキットにはなっていると思います。
マステ処理は大変かもしれませんが、塗りがいのあるガンプラだと思うぞ!
ちなみにコミック「機動戦士ガンダムUC 0094 アクロス・ザ・スカイ」はガンダムUCの公式外伝漫画になっていて、主人公が量産型ZZガンダムに乗ったりネオ・ジオン残党(後の袖付き)がリバウやフル・フロンタル専用ギラ・ドーガに乗ったりしていて結構面白いです。
キャラクターとMSの絵が上手くリバウのパイロットがかわいいのでオススメっす(*´ェ`*)←そこかい
以上、「HGUC ガンダムデルタカイ」のガンプラレビューでした!