今回は「HG 陸戦型ガンダム」のガンプラレビューです。
※こちら2018年に発売された最新バージョン(リニューアル版)になります
機動戦士ガンダム第08MS小隊に登場し、シロー・アマダなどが搭乗する陸戦型ガンダムのリニューアル版HGをご紹介。
2018年発売。
「100mmマシンガン」「ビーム・ライフル」「180mmキャノン」といった多彩な武装が付属するほか、ウェポン・コンテナも同梱します。
という事で、HGUC陸戦型ガンダムをレビューしていきたいと思います!
HGUC 陸戦型ガンダム
HGUCシリーズとしては、実に11年ぶりにリニューアル発売された陸戦型ガンダムさん。
HGUCブルーディスティニー系と同様に、外装はもちろん骨格から新フォーマットにて設計された最新の陸ガンになります。
※内容的には2017年に発売された「HGUC陸戦型ジム」の関節パーツに、今回の新しい「陸戦型ガンダム」のランナーが追加されたような内容
余談ですが、ボックスのCGアートがメチャメチャかっこいいです……(*ノェノ)
マーキングシールとホイルシールがこちら。
08小隊のみならず、07小隊とか好きなナンバーも再現できます。また、ご覧のようにホイルシールの量が少なく色分けに秀でたHGに仕上がっています。
そして完成したHGUC陸戦型ガンダムがこちら。
最新フォーマットなだけあり良スタイルで立体化されているほか、合わせ目が少なく武器がてんこ盛りな陸戦型ガンダム好きにはたまらないリニューアルっぷりで再現されていると思います。
いかがでしょうか。組んだ感覚としては、同じフレームを使用している陸戦型ジムやブルーディスティニーEXAM系とほぼ同じでサクサクと短時間で組み上がりました。
パーツ分割による色分けに秀でており、目立つ合わせ目が少ないのでパチ組み派モデラーさんにもオススメなガンプラに仕上がっています。
ただ、思ったより接地性が良くないです。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域はそこそこ広く、手足の関節は90度以上大きく曲がりヒザ立ち可能です。
手足も多きく広がり、真横こそ向けませんが腰を撚る動作も得意です。
頭部は、頭頂部に一部合わせ目が出ます。
旧バージョンでは顔付きがイカつかったのですが、設定画寄りなデザインで再現されているのではないでしょうか。
旧版では色分けされていなかったイエロー部が別パーツ化されていたり、色分けが向上しているのが見て取れます。
中央の逆三角のホワイト部は、ホイルシールで色を補います。
肩はボールジョイント接続で、前後に可動します。
胴体と肩は前後はめ込み式ですが、一応モールドっぽくなっています。(わざと作ったパーティングラインのようなラインのおかげでモールドに見える感じ)
腕は、前腕部に合わせ目が出ます。
左のみ、平手のハンドパーツが付属します。逆に、右は銃持ち手が付属する感じです。
腰部をアップで。フロントアーマーのV字マーク(イエロー部分)は、ホイルシールで色を補います。
腰部左右のサイドアーマーには、100mmマシンガン用のマガジンを装着しています。
脚部は非常に組みやすく、↑のようにふとももが1パーツ筒型になっていて合わせ目が出ない構造です。
今のガンプラなら珍しくないですが、この陸戦型ガンダムあたりからこの方式が増えてきたような気がします。
ヒザのスパイクは別パーツ化されていて、色分け済みです。
足首パーツまわりも、大きく動きます。
ただ左右方面は若干苦手で、接地性はそれほど良くありません。
下から見た図。股間軸は可動式で、底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。
ただ、足裏にはぐるりと目立つ肉抜きがあります。
シールドがこちら。上のグリップのような部分はグレーで要塗装です。
今回マーキングシールはもちろん、「08」を貼ったぞ……(*´ェ`*)
シールドは、基部でロール回転します。
また、近接戦闘用として
前に突き出すこともできます。
シールドで攻撃!
こちらは100mmマシンガン。連邦軍の陸戦タイプおなじみの武器ですが、トリガーガードの形状が省略されているのが弱点です。
ジャキッ……。
ストックは、後方へ展開できます。
これは、振動を抑えるという設定。
100mmマシンガンを撃ちまくる陸戦型ガンダム!
フォアグリップは可動し、両手で構えることができます。
100mmマシンガンに関しては、やはり↑部分のトリガーガードが省略されているのが気になりますね……(>ω<)
↑ちなみにHGUC ガンダムEz-8や地上戦セットに付属する100mmマシンガンでは、しっかりとトリガーガードが造形されています。
気になるモデラーさんは交換推奨です。
お次はビーム・ライフル。
こちらはなんと、トリガーガードが造形されています。というのも、同じリニューアル版のEXAM2号機3号機に同梱していたビーム・ライフルではトリガーガードが省略されていたので、やはり不評部分だったのかもしれません。
何はともあれ、これは良い流れだぞ……!!(>ω<)
ビーム・ライフルで攻撃!
こちらのフォアグリップも展開可能です。
ちょっと気になったのが、ライフル持ち手がすぐ分離してしまう点です。
気になるモデラーさんはMSハンド01(連邦系)などに交換すればディテール感も増し、ガッチリと保持することができるので交換を考えてみてもいいと思いますぞ。
MSハンドは別売り品なだけあり、付属のハンドパーツより情報量が多いです。
ビーム・サーベルのグリップは、脚部に収納されています。(左右とも)
ビーム・サーベルを抜刀!
攻撃!
二刀流でパシャリ。
こちらは180mmキャノン。陸ガンの目玉武器ですね。
こちらも両手で構えることができます。
ちなみにシールドがバイポッド(二脚架)になるので、
このように立たせることができます。
輝き撃ちで180mmキャノンをぶっ放す陸戦型ガンダム!※厳密には輝き撃ちではないですが(*ノェノ;)
OPではこんなシーンない事で有名ですが、公式ではついに「シールドを立てた劇中OPの印象的なポーズも再現可能となっている!」と説明されていました。
もう一周回って公式になってる感じですね……w
↑劇中OPを厳密に再現!
ふぅ……。陸ガンと180mmキャノン、相性良過ぎてかっこいいっす(涙
バックパックまわりを見ていきます。ここは展開可能で、ウェポン・コンテナを背負わせることができます。
ちなみにウェポン・コンテナは開閉可能で、
180mmキャノンのパーツをバラして
中に収納することができます。
収納した状態でもそこまで重くならないので、自立に影響はありません。
ランドセルまわりのギミックはこんな感じで、各部アームを展開してコンテナを組み入れて固定します。
一休みする陸ガンさん。
……それではここから、Blu-ray特典の「三次元との戦い」を再現してみます!
密林地帯を抜け、最終決戦の地へ向かう08小隊……。
突如撃たれる陸ガン(カレン機)!
「カレン!」
「2対1じゃ……、ないっ!借りるぞカレン!」
「うぉぉぉぉぁぁぁ!!!」
無双するシロー・アマダさん。
※大人の事情で気絶したままのカレン・ジョシュア曹長の図
2013年に発売されたHGUC ガンダムEz8(塗装・ウェザリング済)と比較。
それでは、2007年に発売された古い方のHGUC陸戦型ガンダムと比較してみます。
遠目で見るとあまり変化を感じないかもしれませんが、可動域が段違いに向上しています。
アップで見た場合、顔付きが一番変化しています。
自分は旧版の鋭い顔付きも好きですが、新しい方が劇中再現度が高い気がします。
180mmキャノンを比較。
シロー・アマダのフィギュア、エクセレントモデルのアイナフィギュアと一緒にディスプレイ。
シロー・アマダは、「MG ガンダムEz8」に付属していたフィギュアをシタデルカラーで塗ってみたものになります。
他キットとの組み合わせ
ここからは余談になりますが、別売りのHG陸戦型ガンダム地上戦セットに付属するジム頭を取り付けた状態をご紹介します。
多少きついものの、無改造で取り付けできました。
それと地上戦セットに入っているのはジムヘッドだけではなく、
「M353A4ブラッドハウンド(ホバートラック)×2」「地球連邦軍一般兵士×4(2種類×2)」「レールキャノン×2」や
08MS小隊やMSイグルー系の水転写デカールまで付属します。
やはり目玉は「エレドアとミケルが搭乗したホバートラック」「ジムヘッド」あたりだと思うので、08小隊マニアは一緒に購入すれば幸せな気持ちになれると思いますぞ……(*´ェ`*)
更に余談になりますが、今の時代だとさらに
↑別キットにも様々なジムヘッドが存在しているため、カレン機に改造する場合は選択の幅が広い良い時代になっています……(*´ェ`*)
本キットのリデコキットとして、HGUC陸戦型ガンダム(パラシュート・パック仕様/左)やHG陸戦型ガンダム(市街地戦仕様/右)も発売されているので、色々買い足してコレクションしていくのもオススメだぞ!
HGUC 陸戦型ガンダム(新)の感想
ということでHGUC陸戦型ガンダムのご紹介でした。
前作の陸戦型ガンダムから11年経ってのリニューアル発売というだけあり、ABSレス仕様になっただけではなく合わせ目が少なく、可動域も広い最新フォーマットに仕上がっています。
何より一番良かった点は、頭部の形状が劇中にとても似ている点ではないでしょうか。
ちなみに、主に色が足りないところは
「胸部」「シールドのグリップ」「ヒザ」あたりです。
豊富な武装が付属することから陸ガン好きにたまらないHGに仕上がっているので、非常にオススメなHGに仕上がっている印象。
HGUC陸戦型ガンダムは古い方と今回の新しい方が2種類あるので、新HGUC版が欲しい場合は間違わないように注意してくださいね。
※新しい方↓
以上、「HGUC 陸戦型ガンダム」のガンプラレビューでした!