今回は「HG ガンダムM91」のガンプラレビューです。
ガンダムビルドファイターズARに登場し、ジュリアン・マッケンジーが使用するガンダムM91をご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
HGUCガンダムF91の共通ランナーを使いつつ、M91の外装や槍状の装備・Mランスが新規造形で付属。
という事で、HGBFガンダムM91をレビューしていきたいと思います!
HGBF ガンダムM91
ファイターのジュリアンカラー(赤)を基調としたボックスアートがこちら。
内容的にはHGUCガンダムF91のリデコキットとなりますが、ハリソン・マディン専用機やヴァイタル1号機/2号機よりも新規造形が多いバリエーションキットに仕上がっているのが特徴です。
プレバン品ながら、組み立て書はオリジナルで一部カラー印刷されているものが付属します。
ガンダムビルドファイターズの本編にも登場した、イギリスを代表するガンプラファイター「ジュリアン・マッケンジー」が記載。
ガンプラの腕前が匠級のイケメン俳優、本郷奏多さんが声優とおいう事でも話題になりました……(*´ェ`*)
そして完成したHGBFガンダムM91がこちら。
ガンダムF91イマジンを彷彿とさせる赤い成形色で再現されているほか、まんまF91の色替えだったイマジンと比べてM91特有の外観に変化しました。
ちなみに機体名のMは、一族の名である「マッケンジーのM」から取られていたりします。
そこまで古くない「2013年に発売されたHGUCガンダムF91ベース」という事で、関節フレームにはKPS(柔らかプラ)が使用されています。
ポリキャップはオールガンダムプロジェクト準拠で、量は多くありません。
まずはぐるりと見ていきます。
F91と同様に、1/144スケールとしては小さめなのも特徴です。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広めで、手足の関節は90度以上曲がりキレイにヒザ立ち可能です。
手足は大きく広がりますが、左腕はブースターガントレットを装備している都合上、肩パーツに引っ掛かる感じです。
頭部をアップで。アンテナをはじめ、M91独特の形に変化しています。
フェイスマスクはF91のスリットが入った形ではなく、エクシアのような形になっています。
バルカンは要塗装です。特にアンテナが巨大化されたのが特徴ですね。
ヘルメットは着脱可能で、中の顔は「通常状態(左)」「放熱システム展開状態(右)」に切り替える事ができます。
組んだあとからでも、簡単に変更できます。
放熱システム展開状態に変えてみた頭部がこちら。
設定的には、「攻撃の手段としても使えるフェイスマスク展開状態」との事です。
こちらのフェイス部分は一部色分けされていないので、
↑枠部分が要塗装となります。
「通常状態」と「放熱システム展開状態」を比較。
胴体をアップで。
基本骨格(グレー部)はF91と同じですが、外装はほとんどが(赤いパーツ部分)M91オリジナルのパーツになっています。
胸部上側のエンブレムは、ホイルシールで色を補います。
また、胸の先端の突き出ているホワイト部分もシールです。
ショルダーアーマーをアップで。ここもM91特有の形に変化しています。
側面の黄色い部分は、ホイルシールで色を補います。
左腕には「Mランスを素早く突き出すためのブースター」を内蔵したブースターガントレットを装備。
新規造形ですが、レッド部分はシールで色を補います。
フロントアーマーまわりはホワイト1色成形のため、このあたりのイエロー・レッドもシールです。
脚部をアップで。膝のイエロー部分もシールです。
……今回のキット、シールが多いですw
底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。
足裏には少しだけ肉抜きあり。
背部複合ユニットは新規造形です。
背部複合ユニットは上下に可動します。
ベースキットのF91と同様に、接続基部が細いKPSパーツになっているため無理矢理動かすとポッキリいきそうな感じです。破損にはご注意を!(>ω<)
ヴェスバーは、腰部側面に移動されました。
前方へ展開可能です。
ビーム・ライフルは、F91と同じものが付属します。
ライフル持ち手も同梱します。
ビーム・ライフルで攻撃!
最近は省略されがちな「ライフルのトリガーガード」も再現されており、銃持ち手が付属するのはポイント高いです。
また、左のライフル持ち手も同梱します。
これは地味に嬉しいポイントだぞ……(*´ェ`*)
新規造形のMランスは、一部F91のビーム・ランチャーのパーツを使いながら組み上げます。
色分けは甘く、エンブレム部分はホイルシールで色を補いますがシール下にモールドは刻まれています。
アップで見ても良く作られているので、塗装派モデラーさんには嬉しいポイントです。
※↑写真では肌色に写っていますが、白い成形色です
Mランスを構えるガンダムM91!
他のF91系リデコキットと比べ、新規造形が多いのが本キット最大の特徴といったところ。
Mランス+ビーム・ライフルでパシャリ。
Mランスは、専用のアタッチメントパーツを使う事によりリアアーマーにマウントする事ができます。
ヴェスバーを展開し、フルバースト状態を再現してみます。
接続部分こそ違うものの、ヴェスバー自体はF91と同じギミックです。
ヴェスバーを展開!
フルバースト+フル装備でパシャリ。
かっこいいっす……(*ノェノ)
ベースキットのHGUCガンダムF91と比較。
アップで比較。
その他、HGUCガンダムF91のリデコキット勢揃いでパシャリ。
※左から「HGUCガンダムF91ハリソン・マディン専用機」「HGUCガンダムF91ヴァイタル1号機」「HGUCガンダムF91」「HGUCガンダムF91ヴァイタル2号機」「本キット」
ビルドファイターズA-Rのガンプラとディスプレイ。
※「HGBFアメイジングストライクフリーダムガンダム」「HGBFトールストライクガンダムグリッター」
HGBF ガンダムM91の感想
という事でプレミアム・バンダイ限定、HGBF ガンダムM91のご紹介でした。
比較的最近のHGUC F91ベースという事で組みやすくはあるのですが、「Mランス」「ビームライフル」「ヴェスバー」と目立つ武装に合わせ目が出る点はご注意を。
最大の弱点は、カラーデザインが複雑な影響からかホイルシールの量がかなり多い点です。パチ組みだとシールが目立つので、塗装推奨キットになっているとは思います。
↑今回使ったシールの残骸。
本キットの長所は、ズバリM91特有の新規パーツが多い点。
同じリデコキットである「HGUCガンダムF91ハリソン・マディン専用機」や「HGUCガンダムF91ヴァイタル1号機/2号機」よりも新規造形が多いので、この中では一番プレミアがつきそうな予感がします。
※追記:2021年10月にチェックしてみたら、想像以上にプレミア化していました……(>ω<;)↓
総評としては「新規パーツが多い」ものの「シールで補う部分が多い」ので塗装するモデラーさんにはオススメ、といった感じです!
以上、「HGBF ガンダムM91」のガンプラレビューでした!