今回は「HGAW ガンダムエックス」のガンプラレビューです。
機動新世紀ガンダムXに登場し、ガロード・ランが登場するHGガンダムXをご紹介。
2010年発売。
サテライト・キャノンは展開し、リフレクターの鏡面部分は太陽電池を思わせるモールドが刻まれています。
ホログラムシールも同梱。
という事で、HGAWガンダムXをじっくりと見ていきたいと思います!
HGAW ガンダムX
「宇宙世紀以外のHG」第一弾として14年前に発売されたガンダムXさん。
2013年のオールガンダムプロジェクトが展開する前のHGという位置付けになるのですが、変な肉抜きが無い堅実なガンプラに仕上がっています。
体型バランスはカトキハジメ氏によるプロポーションで再現されています。
ホイルシールがこちら。
シールドバスターライフルの黒いフチを補うものが中心です。
リフレクター鏡面部に貼るホログラムシールも付属します。
角度によってキラキラと違った色に見えるため、見栄えがいいぞ……(*´ェ`*)
付属品一覧がこちら。
※「シールドバスターライフル(ライフルモード)」「シールドバスターライフル(シールドモード)」「大型ビームソード」「ハンドパーツ×2」
シールドバスターライフルはシールド部分が展開するギミックは搭載されておらず、各形態1つずつ付属します。
ハンドパーツは通常の武器持ち手が左右分で、平手等は同梱しません。
そして完成したHGAWガンダムXがこちら。
劇中より多少現代風なスリム体型で立体化されています。
肩の付け根や脚基部のボールジョイント部分など、グレーのパーツ一部にABS樹脂が使われていますがプラ材質の箇所の方が多いです。
合わせ目は少なく色分けも良好のガンプラに仕上がっているぞ!(>ω<)
それでは細かく見ていきます!
可動域はそこそこ広く、手脚が十分上がるうえ各関節も90度強曲がります。
上半身も回転します。
大型アンテナが特徴的なXフェイス。
エッジもカチッと造形されており、センサー部などをシールで補うものの色分けは良好です。
アンテナ先端には安全フラッグあり。
頭部ヘルメットを上からカポッとはめる構造で、合わせ目が出ません。
これは塗装派・素組み派どちらにも嬉しい仕様だぞ……(>ω<)
側面の合わせ目のように見えるラインはパーティングラインです。
胴体側面に合わせ目が出ますが、組み立て書基準ではモールド扱いでした。
微妙なところですが、段落ちモールド化されているようにも見えます。
※設定画ではモールドはありません
胸部ガイドレーザー受信部は、ホログラムシールの上にクリアグリーンのパーツをかぶせます。
ダクト内部はシール、4つのブレストバルカンはグレーで要塗装となります。
腹部はブロック構造になっており、大きく前後に可動します。
左右にも多少動きます。
ショルダーアーマーは合わせ目が出ないうえ、パープル・グレーと細かく色分けされています。
腕部の色分けも優秀です。
合わせ目は前腕部側面のみとなります。
フロントアーマーは大きく上がり、サイドアーマーもそこそこ開きます。
股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。
脚部の合わせ目も少なく、前・横・関節には出ません。
膝の▽はシールで補います。
ふくらはぎのみ合わせ目あり。
足裏はスラスター形状が再現されており、変な肉抜きもありません。
このあたりは後発のオールガンダムプロジェクトやリバイヴ系に勝っていますね。
バックパックはリフレクターのほか、サテライトキャノン(+先端の大型ビームソード)・ショルダーバルカン・シールドバスターライフルがマウントされています。
※このあたりのギミックは後述
サテライトキャノン先端にマウントされている、大型ビームソードを引き抜いてみます。
柄や下部(ダクトのような部分)は色分けされていません。
ガンダムX、大型ビームソードを抜刀!
X作品のビームソードらしい、迫力のあるクリアグリーンのサーベル刃が付属します。
斬りかかるガロード!
ショルダーバルカンは前方へ展開します。
銃口の造形やモールドが細いぞ!(>ω<)
設定的には「陸戦に対応するため他のMSのものを流用して増設した武装」との事。
こういうのかっこいいよね……。
ショルダーバルカンで牽制!
バックパックにマウントされたシールドバスターライフルを引き抜き、持たせてみます。
銃身とセンサーを引き出し、グリップ(別パーツ)を取り付けます。
シールドバスターライフルで攻撃するガンダムX!
シールドモードのライフルは別で丸ごと1つ付属します。
ライフルモードと同じく、シールドのフチはホイルシールで色を補います。
シールドモードでパシャリ。
背部リフレクター位置を変えれば、ホバーリングモードが再現できます。
後ろから。
リフレクターの鏡面部分は、ホログラムシールが使用されています。
※シール下には細かなモールドあり
角度により、キラキラと違った光り方をします。
サテライトキャノンを展開させてみます。
背部位置を変えたあと銃身を前へ倒し、先端とグリップを引き出します。
ガンダムX、サテライトキャノンを展開!
ジャミル「月は出ているか?」
「月は出ているかと聞いている!」
リフレクター鏡面部分がほんとに綺麗なので、惚れ惚れする見栄えに仕上がっています。
展開ギミック自体もシンプルかつ無理のない構造です。
「月を見ぬまま、地獄に落ちろ」
ガンダムヴァサーゴ現る!
1/144 ガンダムヴァサーゴとディスプレイ。
HGAWガンダムXディバイダー(塗装済)と比較。
違いは武装(背部まわり含む)になります。
本体は成形色以外、形状的な変化はありません。
サテライトキャノンならXを、ハモニカ砲狙いならディバイダーといった感じですね。
ディバイダーはブルーの色合いが濃くなっています。
HGAWガンダムダブルエックスと比較。
こちらはオールガンダムプロジェクト準拠でリリースされたものになります。
ガンダムXの初期MSでディスプレイ。
ガンダムXのガンプラとティファ・アディールのフィギュアでディスプレイ。
HGAWガンダムエックスのバリエーションキットでディスプレイ。
ガンダムX系、実はこんなにリリースされています(*´ェ`*)
※左から「本キット」「HGAWガンダムXディバイダー」「HGBFガンダムX魔王」「HGBFガンダムX十魔王」
HGAW ガンダムXの感想
ということでHGAW ガンダムXのご紹介でした。
合わせ目が少なく、基本的な色分けは良好で14年前のガンプラでありながら今のガンプラ目線で見ても十分通用するキットに仕上がっていると思います。
何より妙な肉抜きが無いのが素晴らしい。
少し気になる点を挙げるとすれば、17.1mの設定全高にしてはオーバースケールで立体化されている事ぐらいです。(旧1/144Xキットと並べると違和感がある高さ)
その他はサテライトキャノン展開ギミックもシンプルかつ無理のない構造で、簡単に展開できます。
リフレクター表面の鏡面ホログラムシールもかなり綺麗。
ガンダムX好きにはオススメのガンプラに仕上がっていると思います。やはりサテライトキャノン最高です(>ω<)
以上、「HGAW ガンダムX」のガンプラレビューでした!