今回は「HGBF ライトニングZガンダム」のガンプラレビューです。
ガンダムビルドファイターズトライに登場し、コウサカ・ユウマが作成したライトニングゼータガンダムのHGBFになります。
2015年発売。
HGUCゼータガンダムの流用一切なしの完全新規造形になっているので、その形状をじっくりとレビューしたいと思います!
HGBF ライトニングゼータガンダム
ボックスアートから。
元ネタは劇場版Zガンダム上映時あたりにキャラホビ2010で発売されたカラーレジンキットになります。
電撃ホビーマガジンがプロデュースして販売されたガレージキットのスタイルを模してガンプラ化された感じです。
実際このライトニングゼータガンダム、ビルドファイターズ観ていない層でも見た目にビビッときて購入するゼータファン多そうだよね……(*´ェ`*)
ビルダーはコウサカ・ユウマ。
ビルドファイターズトライ最終話のメイジン杯に合わせて作られたガンプラになります。
主にバインダーのレッド部を補うシールが付属します。
そして完成したHGBFライトニングZガンダムがこちら。
ライトニングZガンダムの特徴として、ウェイブライダーへの変形機構はオミットされています。
全身に細かいモールドが刻まれているのが特徴なので、今回はスミ入れだけしてフィニッシュさせました。※設定画にはないモールドも多め
組む前のイメージとしては「バインダー以外Zガンダムとあまり変わらなくね?」と思っていたのですが、組んでみると胸部や脚部に追加されたシリンダーを中心に各部形状がかなり違いました。
新鮮な気持ちで組むことができたぞ……。
顔が小さく脚が長いイケメンスタイル。
横に広がったバインダーウイングの影響でシルエットが大幅に変わりました。
手足の広がり具合はこのぐらいで、膝立ちは可能なものの腰がほぼまわりません。
ポージングの幅がかなり狭く、最近のガンプラ基準で見てしまうと可動域に関しては狭いです。
素立ちでの見栄えに特化させたキットといった印象。
頭部は前後で合わせ目が出ます。
ゼータガンダムと比べると目つきが結構違うので独特な顔に見える気がする。
襟が高いため、顔の可動域は狭くなっています。(真横は向けない)
その襟パーツの影響で頭部後ろはイエローに色分けされており、見栄えは良好です。
上半身はパーツ分割による色分けが優秀で合わせ目が出ない構造です。
腰の外装パーツが前方へ突き出ているような独特な形状をしています。
このライトニングZガンダム、細かく見ると癖がかなり強く個性的な気がする……(*´ェ`*)
本家ゼータには無い胴体内部のシリンダーも別パーツ扱いで色分けされています。
リアアーマー中央の小さなバーニア(グレー部)も別パーツ扱いです。
一度落として無くしそうになったのでご注意!(>ω<)
肩部はゼータの面影を残しつつも、白い外装が特徴的です。
そして写真右の肩内側のグレーも別パーツ化されているのがほんと素晴らしい。
ただ、一部細かなイエローは色分けされておらずシールも付属しません。※色が足りない部分は最後に後述
腕部ブルー、レッド、グレーもパーツ分割されています。
写真下のようにパーツの合わせ目が段落ちモールドのようになっているので合わせ目も出ません。
腕先端の細かなイエロー部はシールで補います。
肩は気持ち前後に可動。
バインダーウイングも可動。
※ここは後述する「バインダーを格闘武器にする形態」および「フェニックスバースト形態」時に展開させます
背部とバインダーを接続するボールジョイントはある程度角度がつけられます。
HGUCゼータガンダム(GUNPLA EVOLUTION PROJECT版)では色分けされていなかったバックパックのホワイト部も別パーツ化されています。
ただ、写真右のレッド部(ウイング以外のレッド)はすべてシールで補うので結構目立ちます。
それに加えバインダーは側面に合わせ目が出るので、手を加えるとしたらこのあたりを中心に処理する事になりそうです。
足裏には肉抜きがあり、つま先を倒すギミックはありませんでした。
ただ、ご覧の通り接地性は良好です。
脚回りの色分けは一部小さなイエロー部をシールで補うだけで、基本的な部分は組むだけでOKでした。
合わせ目が出ないのも素晴らしいです。
モールドの形状が細かく、スミ入れすると映える部分になっています。
ビームライフルはモナカ構造で合わせ目あり。
側面の大きなスコープ(照準レンズ内)のグリーンはシールで補います。
シールド裏側にはモールドあり。
組み立て書を見る限り裏側一部がグレーになっていたので要塗装箇所です。※後述
シールドの接続強度がちょうど良く、ガッチリ保持可能。
ゼータガンダムと違い上下を反転させて装備させるのが特徴的ですね。
ビームライフルを構えるライトニングZガンダム!
きゃ~カッコイイ!(>ω<)
ただ腰がほぼ回転しないので、かっこいいポーズを付けようとすると結構苦労します。
ビームライフルの持ち手部分やカバーは収納でき、
シールドと一緒にバックパックにマウント可能です。
ビームブレードのエフェクトパーツは2つ付属。
バインダーを腕側面に接続し、ビームブレードをウイング先端に取り付けると
キャノン形態になります。
バインダーを格闘武器に転用した形態ですね。
ビルド系要素が強まりました。
背部のビームライフルとシールドを前方に倒せば、射撃体勢を再現可能です。
設定ではシールド先端にメガ粒子砲が1門内蔵されており、ライフルと同時にキャノン砲として運用できる攻撃形態になります。
次はフェニックスバーストを再現してみます。
シールドを取り外し、上部カバーとグリップを引き出します。
シールドを手に持たせれば、フェニックスバースト形態に!
両手で構えているようなポーズですが、実際はどちらか片方の手でシールドグリップを握らせてポージングします。
HGUCゼータガンダム(GUNPLA EVOLUTION PROJECT版)と比較。
比べてみると各部の形状がかなり違うのがわかりますね。
HGUCゼータプラス(ユニコーンVer.)とも比較。
コウサカ・ユウマのガンプラでディスプレイ。
※左「HGBFライトニングガンダム(フルバーニアン)」右「HGBFガンダムライトニングブラックウォーリア」
バリバリにかっこつけたガレージキットのようなゼータが好きなモデラーさんには、たまらないプロポーションになっているのではなかろうか……(*´ェ`*)
HGBF ライトニングゼータガンダムの感想
という事でHGBF ライトニングゼータガンダムのご紹介でした。
まずシールも付属しない色の足りない部分は、
↑肩の細かなイエロー部とシールド裏グレーになります。
主な合わせ目は頭部、ライフル程度でパーツ分割による色分けはかなりよく出来ていました。
↑特に、このような細かなシリンダーまで専用のライトグレー成形のランナーになっているのに感動した。
ただ、腰がほぼ回転しないので可動域重視のモデラーさんは満足しない可能性があります。
その分「組みやすさ」「素立ちもしくはシンプルなポージングをさせた時のかっこよさ」に特化したガンプラになっているのではないでしょうか。
このプロポーションが好みのモデラーさんにはかなりおすすめ。
スミ入れすると更にかっこよくなる系のキットだと思います。
ライトニングZガンダムアスプロスという、そんなにプレ値になっていないバリエーションキットもあるのでお好みで。(成形色違いにシールが付属するだけなのが原因とみた)
以上、「HGBF ライトニングゼータガンダム」のガンプラレビューでした!