今回は「HGUCマラサイ(ユニコーンVer.)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムUC episode4に登場した、ジオン残党軍カラーのマラサイをご紹介。
2012年発売。
成形色違いのZ版マラサイに、『フェダーイン・ライフル』『海ヘビ』が追加で付属する内容となっています。
という事で、HGUCマラサイのUC版をZ版マラサイとの比較やベースジャバー(ユニコーンジオン軍残党軍カラーVer.)に乗せた状態を含め、じっくりとレビューしていきたいと思います!
HGUC マラサイ(ユニコーンVer.)
ボックスアートには、海ヘビとフェダーイン・ライフルを構えた緑のマラサイさんが描かれています。
元に使われているキットが2005年に発売されたHGUCマラサイという事で、20年前のガンプラを使ったバリエーションキットという事になります(*´ェ`*)
ホイルシールはZ版マラサイと同じものが付属します。
モノアイは「ア」と「イ」からの選択式。
ちなみに組み立て書の解説によると、ジオン残党軍仕様機の中には他機種のモノアイを流用した機体が存在し、モノアイがピンクに発光するマラサイも存在するとの事です(*´ェ`*)
付属品一覧がこちら。
※「フェダーイン・ライフル」「ビーム・ライフル」「サーベルエフェクトパーツ×2」「海ヘビ(+リード線)」「ハンドパーツ×3」
青文字がZ版のHGUCマラサイからの追加パーツとなります。
以前のマラサイに付属した、ハイザック用のビーム・ライフルもしっかり付属します。※ハイザック用ですがHGUCハイザックには付属しないライフルw
そして完成したHGUCマラサイ(ユニコーンVer.)がこちら。
ザクを思わせるグリーンを基調とした成形色になっていますが、ザクとは違いカーキグリーンっぽいミリタリー感溢れるカラーリングになっています。
緑になっただけでもイメージ変わりますね(*´ェ`*;)
売りとしてはガブスレイ・ハンブラビの携行武器であった「フェダーイン・ライフル」と、ハンブラビが装備していた「海ヘビ」が付属する点になります。
その他は全て、成形色違いのマラサイが丸々1体入っている感じです。
という事で本体は以前のマラサイを緑にしただけなのですが、細かく見ていきたいと思います!
可動域は、手脚がそこそこ広がり一応膝立ちも可能です。
手脚の関節は90度ほど曲がりますが、上半身はそこまでまわりません。
2005年製ガンプラという事を考慮すれば中々動いてくれますが、今のガンプラ目線で見るとそこまで動かずと言ったところ。
モノアイは非可動で、マスク中央に合わせ目が出ます。
動力パイプは緑からオレンジ成形に変わっています。
その他、合わせ目は出ません。
デザイン上、上を向く動作は苦手ですが左右へは動きます。
胴体はパーツ分割により色分けされており、非常に優秀です。
側面脇の下は段落ちモールド化されていますが、上部分には合わせ目が出ます。
バックパックは前後はめ込み式で、合わせ目がちょくちょく出ます。
スラスターとスラスター内部は色分けされていないため、グレー・レッドで要塗装となります。
肩は前方向へ大きく動きます。
肩・胴体・スパイクアーマー・バックパックなど、上から見た場合の合わせ目が多いです。
右肩のシールドは基部で360度ロール回転するうえ、折りたたむ事ができます。
内側にはビーム・サーベル2本をマウント。
プラ同士の接続ですがポロリはせず。
むしろ接続強度が強いので、塗装派モデラーさんは要調節箇所だと思われます。
左肩のスパイクアーマーは可動の妨げにならないよう、ある程度開きます。
3本のスパイク部分は別パーツになっています。
腕は肩のブロックと、前腕部前面に合わせ目が出ます。
肘は90度強曲がります。
フロント・リアアーマーは中央をカットすれば独立して動くようになります。
サイドアーマーも大きく開きます。
リアアーマーが動くのがポイント高いぞ……(*´ェ`*)
脚部はモモ前面とスネに合わせ目が出ます。
※スネは半段落ちモールドのような感じで、組み立て書の作例基準ではそのまま組んであったので処理しなくていいかもしれません
くるぶし付近のスラスターは色分けされていませんが、別パーツになっており塗装はしやすいかと思います。
後ろは太もも、膝下に合わせ目あり。
※膝下の合わせ目も作例基準ではそのまま組んでありました
足裏に肉抜きはありません。
股下は、「昨今のガンプラによくあるスタンド用の3mm穴」が空いていません。
それでは多彩な武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
まずは赤いマラサイにも付属する武器から。
ビーム・サーベルはハンドパーツの穴とサイズが違うため、プラプラして持たせにくいのが弱点となります。
設定的には、ゲルググのビーム・ナギナタの発展型の武器になります。
マラサイ、ビーム・サーベルを抜刀!
可動域はそんなに広くないはずなのに、不思議とかっこいいポーズが決まりますw
ハイザック用に開発されたビーム・ライフルを装備。(最近ではアクトザクも装備してた事になってた気もしますが)
こちらはライフル持ち手にがっちりと保持できます。
フォアグリップは非可動で、左手を添える形になりますが両手で構えてる風ポーズを取らせる事も可能です。
このキットの弱点は手首パーツになると思われます。
ビルドハンズやMSハンド等に交換推奨だぞ!(>ω<)
マラサイ本体は、今の目で見ても恐ろしくかっこいいっす……(*_*;)
それではここからは、Z版マラサイから追加された武装をご紹介。
まずは海ヘビから。
先端を外し、リード線を間に取り付けて展開させます。
リード線は形状を記憶してくれるので、ウネウネした海ヘビ展開状態が再現できるぞ!
シュビッ
付属する左手の手首パーツは、平手のような形状のものしかないため持たせ辛いです。
やはり別途ハンドパーツはあった方がいいですね。
次はフェダーイン・ライフル。
相変わらず持たせづらいデザインをしていますが、
マラサイの場合そこまで困りませんでした。
手首パーツが多少分離しやすいですが、HGUCガブスレイのようにまともに持てないという事はないです。
左手を添えるような仕草も自然と決まります。
掴む位置を変え、サーベルとして持たせてみます。
こちらの方が安定して持たせる事ができました(*´ェ`*)
すっごい細かい事を言えばビームサーベル刃はグリーンだった気もしますが、クリアイエローのものが付属します。
襲いかかるマラサイ(ジオン残党軍)!
HGUCマラサイと比較。
先述した通り、違いは成形色のほかユニコーンVer.では「フェダーイン・ライフル」「海ヘビ」が追加で付属する点となります。

フェダーイン・ライフル繋がりのモビルスーツでディスプレイ。
※「HGUCハンブラビ」「HGUCガブスレイ(塗装済)」


別売り『HGUCベースジャバー(ユニコーンジオン軍残党カラーVer.)』に展示。
やっぱりこの組み合わせ最高です……(涙
セットで揃えるのがオススメだよ!
ただこのユニコーンジオン軍残党カラーVer.、一般販売のベースジャバーの完全な色変えキットで新規パーツはありません。
という事で、塗装派モデラーさんは一般販売のベースジャバーをフル塗装する方がお得だと思うぞ!(>ω<)
HGUC マラサイ(ユニコーンVer.)の感想
ということでHGUCマラサイ(ユニコーンVer.)のご紹介でした。
このUC版、ライフルがハイザック(Z版マラサイ&アクトザク)、サーベルがゲルググの改良型、フェダーイン・ライフルがガブスレイ(ハンブラビ)、海ヘビがハンブラビと色々なモビルスーツの武器になっているのが最大の売りだと思うぞ!
ただ、先述した通り弱点は手首パーツになっています↓
右手は「サーベル持ち手」と「ライフル持ち手」のみ。
左手は平手パーツのみとなっているため、フェダーイン・ライフルと海ヘビを同時に持たせるのに難アリです。
元は2005年製とはいえ、マラサイの本体部分は良く出来ているのですがさすがに手首パーツ自体の作りには古さを感じます。
という事で、ユニコーンVer.作る際には別途手首パーツを移植するのがオススメだよ!(>ω<)
ちなみに……
余ったビーム・ライフルはHGUCハイザックに持っていってあげるのがオススメです。
HGUCハイザックは両カラーとも、何故かハイザックのビーム・ライフルが付属しないwので、このUC版マラサイで余るライフルを持っていってあげれば設定通りの構成になったりします。
ハイザックの手首パーツも古い形をしているため無改造では持たせる事ができませんが、ハイザック持ってるモデラーさんは是非お試しあれ!(*´ェ`*)


以上、「HGUC マラサイ(ユニコーンVer.)」のガンプラレビューでした!