今回は「HG マスターガンダム&風雲再起」のガンプラレビューです。
機動武闘伝Gガンダムに登場し、東方不敗マスター・アジアが搭乗するマスターガンダムと風雲再起のセットガンプラをご紹介。
2011年発売。
ウイングシールドの差し替えにより、「アタックモード」「ノーマルモード」が再現可能。
ダークネスフィンガーのビッグエフェクトパーツや、1/144風雲再起も同梱するサービス精神旺盛なガンプラに仕上がっています。
という事で、HGFCマスターガンダム&風雲再起をROBOT魂版との比較画像を含めてじっくりとレビューしていきたいと思います!
HGFC マスターガンダム&風雲再起
マスターガンダムと風雲再起のHGFC版。
本キットに同梱する風雲再起は、別売りのHGFCゴッドガンダムを乗せることもできるぞ!(>ω<)
ホイルシールがこちら。
マスターガンダムの「胸部」「ウイングシールド」や、風雲再起の「目」「ひずめ」部分を補うものが中心です。
本キットに黄色いランナーは同梱しないため、黄色い部分が塗装ポイントになります。
全内容物がこちら。
マスターガンダムと風雲再起のほか、「手首パーツ×6」「マスタークロス(+1/144マスター・アジア)」「差し替え用ウイングシールド」が同梱します。
1/144マスター・アジアとマスタークロスは繋がっていて、マスターガンダムに持たせる場合はニッパーでカットする仕様です。
※カット部分は選択式になります
マスターガンダム
まずはマスターガンダムから見ていくぞ!(>ω<)
2011年製という事でもはや結構昔のガンプラになりますが、ご覧の通り良プロポーション・色分けで立体化されています。
HGFCゴッドガンダムの約1年後発という事で、足首周りの可動域が広くなり変な肉抜きが無くなっています。
ウイングシールドの重みで重心が後ろに寄りますが、自立は可能です。
可動域はそこそこ優秀で、手足は十分広がります。
ただデザイン的に、顔を上げる動作は↑が限界といったところ。
腕の関節は90度強、ヒザ関節は180度曲がりキレイにヒザ立ち可能です。
HGFCシリーズの中では、かなりの高可動です。
上半身は360度回転します。
頭部をアップで。色分けは優秀で、トサカ前後のグリーンとツインアイ以外は色分け済みです。
頭部は前後はめ込み式のため、上面に合わせ目が出ます。
※モールドに見えなくもない位置ですが、厳密に言えば合わせ目部分
胴体は胸部↑枠のイエローのみシールで色を補います。
胴体は前後はめ込み式ですが、側面は段落ちモールド化されていて合わせ目が出ない作りになっています。
ショルダーアーマーは前後はめ込み式で合わせ目あり。
ボールジョイント接続で、前後に動きます。
腕は前腕部の「レッド部」「ブルー部」に合わせ目が出ます。
ウイングシールドはフレキシブルに可動。
黄色いラインは凸形状になっていて、ホイルシールで色を補います。
その他の色分けは良好です。
腰部をアップで。フロント・サイドアーマーともに広がります。
股関節パーツは可動式で、アクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。
脚部は「付け根の基部フレーム」「モモ」「スネ」「ふくらはぎ」「アンクルガード後ろ」と合わせ目の量が多いです。
※モモ部分は山部分で分割されているため、そこまで目立たず
ヒザ関節に合わせ目はありません。180度曲がります。
足裏に肉抜きはありません。
マスターガンダム現る!
それでは付属品を紹介しつつ、アクションポーズいってみます!
挑発する東方不敗!
特殊な手首パーツに交換してみます。右、左と形が違います。
キック!
足首パーツの関節可動が広いので、
柔軟なポーズ付けが可能です。
Gガン系HGとしてはかなり動く部類です。
腕を組んで。
ダークネスフィンガーの手首パーツはクリアレッド素材でできており、左右分付属します。
ダークネスフィンガー!
右のみビッグエフェクトパーツが付属します。
通常の右手ダークネスフィンガーと重ねるようにして再現します。
ド派手!
マスタークロスは専用の持ち手が右手分のみ付属します。
この手首パーツは後述するビーム手綱を掴む手としても利用します。
マスタークロスで攻撃!
ノーマルモードを再現するには、ウイングシールドを差し替えます。
このように体の前後・左右からかぶせるように組み立てれば、
ノーマルモードの完成です。切り替えは簡単でした。
一部側面パーツを付け替えれば、左腕を展開した状態も再現できます。
風雲再起
次は風雲再起を見ていきます。
頭部以外はホワイト1色成形で、ほぼ全ての面に合わせ目が出る点はご注意を。
横から。ビーム手綱はリード線で再現。つけない状態で組むこともできます。(選択式)
……ビーム手綱って名前だけで笑えるw
ちなみに↑はビームタスキ
頭部をアップで。赤いパーツは色分けされていますが、ツノや頬周辺はイエローで要塗装です。
足関節は細かく可動します。
ひずめのグレーはシールが付属しますが、イエローは足りません。
上から見た図。頭部・体・足とほぼ全てがモナカ構造になっているため、気になるモデラーさんは合わせ目消し推奨といったところです。
マスターガンダムを乗せるには、↑のパーツを外して軸パーツを引き起こします。
あとはビーム手綱を持たせ、上に乗せれば……
完了です(*´ェ`*)
いい感じ……w
別売りのHGFCゴッドガンダムを乗せることもできるぞ!(>ω<)
HGFCゴッドガンダムと比較。
ゴッドガンダムは2010年発売と、マスターガンダムより先に発売されています。
ゴッドガンダムの方は、エネルギーフィールド発生装置(背部コアランダーの赤いパーツ)に目立つ肉抜きがあるため、出来としては今回のマスターガンダムの方がちょい上です。
余談ですが、今回の風雲再起はRGゴッドガンダム用拡張セットにも付属します。
成形色が違いますが、ご覧のとおりあまり変化はありません。気になる方は↓のレビューもどうぞ。
ROBOT魂マスターガンダムと比較。
カラーリングだけではなく、体型バランスが微妙に違います。また、全高も少しだけROBOT魂の方がでかいです。
ROBOT魂は2015年発売で、今回のHGFCの4年後に発売。
ガンプラにこだわりの無いファンの方は、ROBOT魂版もオススメだよ……(*´ェ`*)
アップで比較。こう比べてみると結構違いますね。
S.H.Figuartsの東方不敗とディスプレイ。
マスターアジアのフィギュアも出来がいいぞ!(>ω<)
HGFCデスアーミー、HGFCデスビーストとディスプレイ。
次は是非、HGFCデビルガンダムを発売して欲しいっす……(*´ェ`*)
「よいか!ワシの目的はな……この地球人類の抹殺なのだぞ!!」
HGFC マスターガンダム&風雲再起の感想
ということでHGマスターガンダム&風雲再起のご紹介でした。
HGFCシリーズの中では上位の出来になっていて、可動域が広いのがポイント高いです。
ただ合わせ目の量は多く、「頭部」「肩」「脚部」に加え「風雲再起」はほぼ全ての面に合わせ目があります。風雲再起は色分けも甘いので、完璧に作るとなるとそこそこ時間はかかりそうです。
両方とも、造形自体は今のガンプラ目線で見ても秀逸に立体化されていると思います。
HGFCゴッドガンダムよりクオリティが向上しているので、マスターガンダムファンにはオススメだよ!
以上、「HGFC マスターガンダム&風雲再起」のガンプラレビューでした!