今回は「HGレイダーガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDに登場し、クロト・ブエルが搭乗するレイダーガンダムをご紹介。
HGリマスターにあわせ、2012年に発売されたリニューアル版(R10)になります。
成形色がリマスターカラーで再現されているほか、マーキングシールが追加で付属。
破砕球ミョルニルはリード線で射出状態が再現でき、MA形態に変形可能です。
という事で、HGレイダーガンダムのガンプラをレビューしていきたいと思います!
HG レイダーガンダム
リマスターバージョン(R10)のボックスアート。
2012年に発売されたものですが、元は21年前(2003年)に発売されたキットの「成形色違い+マーキングシール付属版」だと思ってOKです(*´ェ`*)
組み立て書には生体CPUのクロト・ブエルさんが記載。味のある、いい敵キャラでした……w
ホイルシールとマーキングシールがこちら。
ウイング部分の広範囲レッド部はシールで色を補うことになるので、色分けは甘いです。
マーキングシールは今回のリニューアル版にのみ付属し、カラミティガンダムとフォビドゥンガンダムの機体ナンバーも付属します。
付属品は「2連装52ミリ超高初速防盾砲」「破砕球ミョルニル(+射出状態再現用のリード線)」「MA形態時に取り付ける76ミリ機関砲M2M3×2」が付属。
どれもレイダーガンダムらしい個性的な武器が付属します。
ちなみに今回のレイダーは、上半身と下半身の間にはさみこむタイプのスタンド用ジョイントパーツは付属しません。その代わり、股下にスタンド用の角型穴が空いている感じです。
そして完成したHGレイダーガンダムがこちら。
形自体はSEED放映当時の2003年に発売されたものと同じですが、成形色がリマスターの劇中色に近い色で再現されているのが特徴です。
特に「関節パーツのグレー部分」は、メタリック風のグレーで再現されていたりします。
塗装派モデラーさんの場合は中古で旧版の方が安かったらそちらをチョイスするのもアリです(*´ェ`*)(マーキングシールの有無はありますが)
昨今のHGCEシリーズと比べた場合ですが、スタイリッシュ風味のない「設定画寄り」のプロポーションで立体化されています。
それでは細かく見ていきます!
可動域から。腕は水平まで上がりますが、今の目線で見た場合開脚範囲は狭いです。
腕は昔ながらの軸接続、足はボールジョイント接続になります。
手足の関節は90度ほど曲がりますが、立ちヒザはできず。
また、ウイングとクローが干渉するため腰を撚る事はできません。
頭部は「トサカ部レッド」「ツインアイ」のみシールで色を補います。
「アンテナ」と「アンテナ中央のパーツ」は色分けされています。
頭部は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
アンテナ先端の裏側には安全フラッグ有り。
顔を超アップで。フェイスマスクの「100ミリエネルギー砲(ツォーン)」中央にある砲口はグレーで要塗装です。
ここだけ塗装してスミ入れするだけでも見栄えが良くなりそうな部分。
意外と言っては失礼ですが、胴体はパーツ分割による色分けが優秀です。
前後はめ込み式で胴体側面に合わせ目が出ますが、腰は段落ちモールド化されています。
ショルダーアーマー前面の突起は赤のシールで色を補います。結構目立つ部分なので、できればここは塗装推奨といったところ。
肩内部は裏打ちパーツで色分けされています。
上から見た図。ショルダーアーマーは前後はめ込み式で「上」「側面」に合わせ目が出ます。(胴体も)背部の赤いパーツも合わせ目あり。
肩は昔ながらの軸接続で、前後に可動しません。
腕は「肩の内部ブロック」「前腕部」に合わせ目が出ます。
前腕部側面には「2連装52ミリ超高初速防盾砲」を取り付けるための穴が空いています。(両腕とも)
通常の武器持ち手以外、手首パーツは付属しません。
背部ウイングは角度を変えられ、翼を引き出す事ができます。
↑の赤い部分は広範囲をシールで補う事になります。
サイズはピッタリでしたが、シール感は目立つ感じ。
腰回り。左右のサイドアーマーは短射程プラズマ砲(アフラマズダ)になっており、アームは展開可能です。
プラズマ砲の砲口やクロー部分などは全て合わせ目が出る作り。
脚部は前側の外装一直線に合わせ目が出ます。
厳密に言えば関節パーツにも合わせ目が出ますが、こちらはそこまで目立ちません。
後ろ側にも合わせ目。
カカト付近のスラスターはレッドの単色パーツになっており、一部グレーで要塗装です。
足裏に肉抜きはなく、つま先は独立して動きます。
股下には角型のスタンド穴が空いています。SEED時代のガンプラって穴が空いていない事が多いので、地味に嬉しい部分。
レイダー、出撃!
それでは武器を見つつ、アクションポーズいってみます!
2連装52ミリ超高初速防盾砲がこちら。
ところどころ合わせ目は出ますがガッチリと接続され、先端の砲口は地味に別パーツになっていたりします。
「抹殺!」
むむ!動きをつけるとかっこよくなるな……!(>ω<;)
ただ、今のガンプラ目線で見てしまうと可動域は狭いですw
グリップは可動し、
手に持たせる事もできます。
こちらが破砕球ミョルニル。トゲ部分に合わせ目が出ます。
ミョルニルを振り上げるレイダー!
射出状態再現用のリード線が付属します。
「撃滅!」
フリーダムに直撃!!!
それでは、プチ劇中再現いってみます。
「ウフフ、僕は……僕はねぇっ!!!」
「くぅっ!」
「そいつをよこせぇっ!」
「イザーク……!!」
超高インパルス長射程狙撃ライフルを構えるデュエル!
「くぁwせdrftgyふじこlp」
「こんな奴にぃっ!!!」
デュエルとバスターを使い、名シーンを再現するのもオススメだよ……。
それではMA形態に変形させてみます。
基本的には「腕・足・背部」などを動かせば簡単に切り替えできます。
こちらがレイダーのMA形態。
アフラマズダ(下部のクロー)はアームを前方へ展開させます。また、クローは上下とも可動します。
今回アクションベースは使っていませんが、この状態でもスタンドに対応します。(組み立て書ではアクションベース2が推奨されています)
↑枠のMA形態用の76ミリ機関砲M2M3はMA形態時専用のパーツです。
また、ミョルニルは股間パーツの穴に接続して再現します。
先端カバーは開閉し、中に80ミリ機関砲M417が造形されています。
意外と細かな作りをしているな……。
カラミティを乗せてみた。
フォビドゥンを加えて。
揃えてディスプレイするとめちゃめちゃ映えます。
HGカラミティガンダム(左)、HGフォビドゥンガンダム(右・微改造済)と比較。
ちまこれガンダムのシャニ&オルガ&クロトと飾ってみます。
初代3バカはフィギュア化に恵まれていないので、貴重なカプセルトイなのだ……w
FULL MECHANICS 1/100レイダーガンダム(右)と比較。
フルメカニクス版は2022年発売と、最新フォーマットで立体化されています。
「滅殺!」
HG レイダーガンダムの感想
ということでHGレイダーガンダムのご紹介でした。
当時物のHG GUNDAM SEEDシリーズという事で、今のガンプラ目線で見た場合は「合わせ目の量多め」「可動域が狭い」と弱点はあります。
細かな色も足りませんが、想像よりは色分けされている印象でした。特に胴体の色分けは細かいです。
特にMA形態の出来が良いので、カラミティを乗せて展示するなど遊びの幅は広いキットになっていると思います。
総評として、ある程度手を加えるモデラーさんにはオススメといった感じ。クロトとレイダー好きなら、是非時間をかけていじってみてくださいまし……(*´ェ`*)
以上、「HG レイダーガンダム」のガンプラレビューでした!