今回は「HG スーパーカスタムザクF2000」のガンプラレビューです。

模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングGに登場し、タツ・シマノが使用するスーパーカスタムザクF2000をご紹介。
2011年に発売。
ベースキットにHGUC ザクII F2型を使用していますが新規ランナーが多く、過剰なまでの武器が付属しサブアームで武器をフォールドできるまるで別物のザクに仕上がっていました。
という事で、HGスーパーカスタムザクF2000をじっくり見ていきたいと思います!
HG スーパーカスタムザクF2000

まるでMSVに出てきそうなザクですよね。
名前の由来はザクII F2型の1000倍強いという意味でF2000との事。(未測定)

ガンプラビルダーは「たっつん」ことタツ・シマノ。
普段は紳士的な態度なのにガンプラバトルでは凶悪な性格になる濃いキャラクター。
ビギニングGって濃いキャラが多い気がする……(*´ェ`*)

キットの色分けが良好なので、シールはモノアイとジオンマークしか付属しません。
ジオンのシールは貼る場所の指定は記載されていないため、ご自由にどうぞ的なシールになります。

付属品はかなり多いです。
※「スーパーカスタムMMP-78 120mmザク・マシンガン」「スーパーカスタムMMP-80 90mmマシンガン」「デッドエンドG(ジャイアント)ヒート・ホーク(刃先のエフェクト含む)」「ヒート・ホーク」「シールド」「ミサイル・ポッド×2」「ボルテックマシンガンZ」「スーパーカスタムハンド・グレネード」「頭部2種(計3種)」「ハンドパーツ×6」
……多過ぎじゃね?w
定価も高くないので、実売だとプレイバリュー高過ぎです。
ここまで武器(ハンドパーツも)が付属するHGシリーズって、めずらしいのではなかろうか。

そして完成したHGスーパーカスタムザクF2000がこちら。
頭部やスパイクアーマー・関節にHGUC ザクII F2型のランナーを使用しているものの、成形色と増加された武装と装甲でまるで別物のザクに見えます。

普通に1年戦争のMSVや外伝で出てきそうなデザインですね。
HGUCザクII F2型は15年前のキットながら、今のガンプラ基準で見ても出来がめちゃめちゃ良かったので、このF2000の完成度もかなり高いです。

ランドセルには左右にサブアームを装備。
武器を乗せまくっても自立は安定します。

案の定ですが、可動域は狭いですw
デザイン上、頭部や上半身は回転しませんがフロントアーマーは可動の邪魔にならないギミックを搭載していました。※後述

頭部はF2型と全く同じで、モノアイはシールで補います。
側面と後ろに合わせ目がありますが、側面は動力パイプのおかげで目立たず後ろも構造上見えなくなります。

モノアイ可動ギミックも搭載。
ツマミで左右に動かせますが、頭部を外さずともモノアイ部分を爪楊枝かなにかで動かす方が楽に位置を変えられます。(モノアイはわずかに凸形状になっています)

頭頂部はF2型同様「アップリケアーマー付き」「指揮官用ブレードアンテナ付き」も付属。
3種類の中から選べる仕様になっています。

頭部左右にはミサイルを搭載。
合わせ目は無く、ミサイル色は設定色でもパープルのままという事で色分けが完璧です。

胴体も合わせ目が無く色分けが完璧。
トゲも別パーツで再現されています。
余談ですがこのF2000、ポージングつけて触りまくっているとトゲが指に刺さりまくって痛いですw

側面から見ると、サイドアーマーに装備されたミサイルポッド部分に合わせ目が出ます。(ちなみにサブアームも)

両肩は上部に合わせ目が出ます。
厳密に言えば胴体の上にも合わせ目がありますが、頭部で見えなくなります。

肩は前方向へかなり可動。

右肩と前腕部にはミサイルポッドを装備。
F2ザクでは脚部側面に配置されていたものが腕部に位置変更されました。
余剰パーツが無駄にならず、エコな仕様になっています。

あまり目立ちませんが、肩のブロック部に多少合わせ目が出ます。
二の腕は筒状1パーツ、前腕部も合わせ目無し構造です。
非常に作りやすいぞ……。

左肩のスパイクアーマーにはガッツリ合わせ目が出ます。
トゲは外側(写真右上)のみ別パーツ。

左腕側面にはボルテックマシンガンZを装備。
銃身には合わせ目が出ます。
ちなみに↑の握り手はF2000の新規パーツになりますが、甲が色分けされていないためパープルで要塗装です。

非常にゴテゴテした腰回り。
ここはパーツ単位での色分けが完璧です。

サイドアーマー右側にはスーパーカスタム ハンド・グレネードを装備。
左側にはヒート・ホークをマウント可能です。
ヒート・ホークのジョイントパーツは緩くてポロリしやすいため、気になる方は接着してしまった方がいいかもしれません。

リアアーマーは外・内側ともモールドが刻まれています。

脚部の合わせ目は少ないです。
膝のスパイク、側面外装、スリッパが新規造形となります。

フロントアーマーの一部は、脚を上げる際に邪魔にならないよう可動します。
F2型の脚部にあった動力パイプ用の穴も新規グレーのパーツで塞ぐ仕様。
隙が無い作りだ……(*_*)

カカト付近の脚部は合わせ目が出ます。
足裏はつま先付近に多少肉抜きがあるものの、最近のガンプラのようにガッツリ空いているわけではないので見栄えはいいです。

ランドセルにはデッドエンドG(ジャイアント)ヒート・ホークをマウント可能。
各バーニアも色分けされており、大小4つのバーニアを搭載しています。
細かく見ればみるほどほんと良く出来ているな……。

サブアームにはF2型と同形状のスーパーカスタムMMP-80 90mmマシンガンと、

スーパーカスタムMMP-78 120mmザク・マシンガンをフォールドする事が可能です。
武器類は普通に合わせ目が出ます。
それではアクションポーズいってみます!

右腕のミサイルポッドで攻撃。

ボルテックマシンガンZで撃ちまくるF2000!

サブアームはフレキシブルに可動し、前方へ持っていく事が可能です。

両側の武器を前方へ持っていけば……

フルバーストモードばりの全弾射撃モードへ!!!


サブアームに装備していた武器は手に持たせる事も可能です。
※右手のみライフル持ち手が付属

90mmマシンガンを装備!

もちろんザク・マシンガンも装備可能です。

サイドアーマーにマウントされたヒート・ホークを持たせてみます。
ここはF2型の時からそうでしたが、ハンドパーツ穴の方がでかいためガッチリ保持はできません。
※武器持ち手は左右分付属します

シールドも装備。
新規造形のグリップ部分(グレーのパーツ)にF2型の余剰パーツを装着する構造です。
エコだ……(*´ェ`*)

ヒート・ホークとシールドを構えるF2000!

そしてこちらが目玉武器、デッドエンドG(ジャイアント)ヒート・ホーク。
両手で構える事ができます。

ヒート・ホークの刃部分は綺麗なピンクのクリアパーツになっています。

デッドエンドGヒート・ホークで斬りかかるF2000!

ベースキットのHGUC ザクII F2型 ジオン軍仕様と比較。

もはや別機体になっておる……(^q^)



同作品のHGビギニングガンダムとHG Hi-νガンダムGPBカラーと一緒にディスプレイ。



でっかい斧を装備するガンプラでパシャリ。



HG スーパーカスタムザクF2000の感想
ということでHG スーパーカスタムザクF2000のご紹介でした。
新規造形部分の合わせ目が少なく、全体を見ても目立つのは武器類とスパイク・アーマー程度なので非常に組みやすいキットに仕上がっています。
正直、ゴテゴテしてパーツてんこ盛りなガンプラとしては意外な少なさ。
色分けも優秀。
また、ベースキットのパーツをうまくデザインに取り入れ余剰パーツをなるべく出さないエコな作りをしている点は非常に好感触でした。(特にシールド)
ただ、デザイン上「顔と上半身が回らない」ため可動域は狭いです。
フロントアーマーの可動ギミックのおかげで、足回りの可動は頑張っている印象でした。
総評としてはそのまま組んでも色分けの良いF2000が組めるし、改造派やカスタム派モデラーさんはザクグリーンやシャアレッド、オリジナルカラーで塗装すれば容易にMSV的オリジナルザクが作れると思うので非常にいじりがいのあるキットに仕上がっていると思います。
時期さえ悪くなければ実売価格千円台で買えてしまうので、トップクラスにプレイバリューが高いガンプラだと思いますぞ!
以上、「HG スーパーカスタムザクF2000」のガンプラレビューでした!











