今回は「HG バルギル」のガンプラレビューです。
機動戦士MOONガンダムに登場するバルギルをご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
HGUCムーンガンダムの色違いランナーを使用しつつ、「頭部」「ファンネル・コンテナ」が新規造形として付属。
という事で、HGバルギルをムーンガンダムやサザビーとの比較画像を含めてレビューしていきたいと思います!
HGUC バルギル
バルギルのボックスアート。サザビーのプロトタイプで、ムーンガンダムの原型となったモビルスーツになります。
↑HGUCムーンガンダムの資料から。
バルギルはムーンガンダムよりもサザビー色の強いデザインになっています。
ホイルシールは付属せず、マーキングシール(テトロンシール)で黄色いラインなどの色を補います。
モノアイは3枚付属しており、2枚は予備になります。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・トマホーク」「ビーム・ライフル」「バタフライ・エッジ×2」「手首パーツ×5」「スタンド用ジョイントパーツ」
手首パーツは右の「銃持ち手」、左右の「武器持ち手」「平手」が付属。
内容的にはHGUCムーンガンダムの色違いですが、ムーンガンダムの方に同梱していたアクションベース5などは付属しません。
HGUCムーンガンダムの余剰パーツがこちら。
サイコプレートの一部などが余ります。ランナー都合で、バルギルのモノアイパーツも1つ余剰となります。
ムーンガンダムの頭部やサイコプレートなどは同梱しないため、色違いのムーンガンダムに組む事はできません。
そして完成したHGUCバルギルがこちら。
パープルを主体とした渋い成形色で再現されていて、サザビーのプロトタイプ臭を感じるデザインで立体化されています(*´ェ`*)
HGUCムーンガンダムと同じくポリキャップレス仕様で、関節にはKPSが使われています。
ムーンガンダム自体は2018年に発売されたものですが、今のガンプラ目線で見ても勝っている部分が多い優良キットのため、バルギルでもその長所が受け継がれています。
とにかく色分けが優秀で、素組みでもほぼ完璧な色分けを実現できるのが長所だと思うぞ!(>ω<)
サイコプレートからシンプルな形のファンネルコンテナに変更され、自立性が更に向上しています。
まずはHGUCムーンガンダムと比較しつつ、違いからスッキリさせていくぞ!
成形色と細かな付属品(アクションベース5)の有無をのぞき、変更された点は
頭部と
背部(サイコプレート/ファンネルコンテナ)のみです。
大きく色が違うので別機体のように感じますが、想像より変更点は少ないです。
可動域は広く、腕はほぼ真上まで上がり開脚範囲も広いです。
肘関節は180度近く曲がり、ヒザ関節も90度以上曲がります。
上半身は少し引き上げて戻せば360度回転します。
最近のガンプラ目線で見ても、可動域はめちゃめちゃ広いです。
サザビー風の頭部をアップで。モノアイにモールドは無く、ピンクのシールを貼るだけの仕様で非可動です。トサカ前後のセンサーもシール。
アンテナ先端には安全フラッグ有りです。
頭部のモールドがめちゃ細かいぞ!(>ω<)
頭部は左右はめ込み式で、頭頂部と後頭部に合わせ目が出ます。
胸部も細かく色分けされています。
脇の下は合わせ目のようになっていますが、超アップで見るとモールド化されているようないないような微妙な感じになっていますw(ムーンガンダムの作例ではモールド扱いでした)
肩はKPS同士によるボールジョイント接続で、前後に大きく可動します。
また、ショルダーアーマーの色分けが優秀で、側面ダクトのグレー・イエローは別パーツにより色分けされています。(イエローパーツの中心はグレーで要塗装)
側面のサブアーマーは開きます。
肩は多少外側に引き出す事ができ、内部からパーツが露出する構造で腕を上げる動作が得意です。
接続強度が緩いこともなく、このあたりはほんと良くできています。
腕部に合わせ目はありません。全てモールド位置に来るようになっています。
前腕部後ろ側にはバタフライ・エッジを収納しています。(左右とも)
腰部。フロントアーマーは大きく開くうえ、裏側にもモールドが刻まれています。
リアアーマーはグレーの裏打ちパーツにより色分け済みでモールドも細かいですが、一部小さな肉抜きがあります。
股間軸は前後にスイング可動し、足を前後に持っていけます。
股下にスタンド穴は空いていませんが、専用のジョイントパーツを取り付ければスタンドに対応します。今回は魂ステージのスタンドを使っていますが、アクションベース5の方が相性がいいと思います。
脚部に合わせ目はありません。アンクルガード・ヒザ・ふくらはぎの黄色いラインは、マーキングシールで色を補います。
ふくらはぎのスラスターカバーは開閉可能。中のパーツも細かく造形されています。
足首パーツは左右に大きく傾き、接地性に優れているうえ足裏の肉抜きもありません。
ファンネルコンテナはボールジョイント接続で、上下左右と柔軟に可動します。
下部のプロペラントタンクもボールジョイント接続ですが、こちらには合わせ目アリです。
ファンネルコンテナは左右に展開し、計6基のファンネルは着脱可能です。
ファンネルは2パーツのシンプルな造形。展開させるスタンドなどは同梱しません。
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ビーム・トマホークは、
バックパックから引き抜く事ができます。
手首パーツを一度外して持たせるため、ガッチリと保持されます。
バルギル、ビーム・トマホークを展開!
ビーム刃のエフェクトパーツ形状がかっこいいっす……(涙
※このあたりもHGUCムーンガンダムと同じです
アクション!
ビーム・ライフルはシンプルな2パーツ構造ですが、合わせ目はモールド化されています。
銃持ち手は右手のみ付属します。
バルギル、出撃!
ビーム・ライフルで攻撃!
手を添えて。サザビー風の丸指ハンドがいい味出してます。
バタフライ・エッジがこちら。
専用のビームエフェクトパーツが左右分、計4つ付属します。
バタフライ・エッジを展開!
投擲!バタフライ・エッジは前腕部から引き抜く事ができます。
カッケェ!(>ω<;)
サザビーの系譜でディスプレイ。
※「HGUCムーンガンダム」「RGサザビー」
HGUC バルギルの感想
ということでHGバルギルのご紹介でした。
成形色が変更されているほか、頭部とファンネルコンテナが新規造形です。
HGUCムーンガンダムに同梱していたアクションベース5などは同梱しないため、そのあたりはご注意を。
ベースキットの時点で可動域が広く色分け良好と、最近のガンプラ目線で見ても勝っている部分が多かったので、長所をそのまま引き継いでいる感じです。(個人的に2018年ベストHGはムーンガンダムだと思うので)
また、成形色の色合いが深みのある色で再現されているので、素組み派モデラーさんにもめちゃめちゃオススメだと思います。
贅沢を言えばモノアイの凸造形と可動ギミックは欲しかったですが、その他は弱点が見つからない優良ガンプラです(*_*)
以上、「HGUCバルギル」のガンプラレビューでした!