今回は「HG ガンダムアストレイレッドフレーム(フライトユニット装備)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED ASTAYに登場し、ロウ・ギュールが搭乗するガンダムアストレイレッドフレームのフライトユニット装備型のHGをご紹介。
2013年発売。
着脱式のフライトユニットをはじめ、長刀ガーベラ・ストレートやショートアニメに登場したバクゥ偵察タイプのヘッドが付属するガンプラに仕上がっています。
という事で、レッドフレームのフライトユニット装備型の色が足りない箇所や可動域の解説を含め、じっくりレビューしていきたいと思います!
HG ガンダムアストレイレッドフレーム(フライトユニット装備)
アナザーガンダム外伝系の中でも知名度が高いガンダムSEED ASTRAY。
アジア圏でも大人気みたいですね。
2003年に発売された、古い方のHGガンダムアストレイレッドフレーム(左)と比較。
今回のランナーは2003年に発売された「HGガンダムアストレイレッドフレーム」から一新されており、「HGガンダムアストレイブルーフレームセカンドL」などと同様に新フォーマットにて立体化されているのが特徴です。
パイロットはジャンク屋のナチュラル、ロウ・ギュールさん。
ホイルシールでは主にフライトユニットやガーベラ・ストレート部分を補います。マーキングシールも付属し、アストレイマーク4つと型番マーク2つが印刷されています。
付属品一覧がこちら。
ビームライフル、シールド、ガーベラ・ストレート、バクゥ偵察タイプ頭部ユニット、左右平手、各ジョイントパーツにビームサーベルのエフェクトパーツが長短2本ずつ付属します。
そして完成したHGガンダムアストレイレッドフレーム(フライトユニット装備型)がこちら。
衝動的に組みたくなりソッコーで素組みしたのですが、手のこんだフレーム構造になっており組み上がるのに結構時間がかかりました(*´ェ`*)
色の足りない箇所がそこそこありますが(後述)、HGにしてはパーツ数が多く細かなディテールのレッドフレームがバランス良く立体化されています。
最近のガンプラ目線で見てもよくできたプロポーションだと思います。
フライトユニットは「M1アストレイのものをロウが改良した」という設定です。
M1アストレイの雰囲気が残った、良デザインになっているのではなかろうか。
それでは細かく見ていきます!
可動域はアストレイらしく広いです。
元々動かしやすいデザインというのもあり、手足は大きく広がり膝立ち可能。
上半身も360度回転し、このあたり不満はでない出来になっています。
頭部はツインアイ・センサーをシールで補います。
目(フェイスマスク)の下にあるくまどりパーツも別パーツで色分けされています。
↑組み立て書の作例と比較。色が足りない箇所はイーゲルシュテルンまわりです。
頭部は前後分割になっており、頭頂部と側面に合わせ目が出ます。
一部はモールド位置っぽくなっている可能性アリです。
顔の可動範囲は広いです。
胸の左右にある細かなレッドはシールで補うものの、ダクトは内部からパーツが露出する構造で色分けは良好です。
ただ、コクピット(お腹のレッド部)のまわりは一部白いラインになるので要塗装です。
お腹はブロック構造になっており、
前後・左右と柔軟に可動します。
肩はホワイトの外装が1パーツで合わせ目が出ません。裏側ダクトっぽいディテールも細かいですね。
シールは「LOWE」の名前が入っているバージョンと入ってないバージョンが各2枚同梱します。
また、型式番号のシールも白黒逆なものが1つずつ付属します。
腕部のフレーム部分ですが、基本的に段落ちモールド化されており合わせ目が目立ちません。(厳密に言えば手首後ろ側の合わせ目は多少見えます)
色分けは甘く、二の腕付近の細かなホワイト部はホイルシールで色を補います。
手首パーツは武器持ち手、平手が左右分付属します。
指の外側はホワイトで要塗装です。
バックパックには着脱式のビームサーベルが2本マウントされています。
各部形状が細かくある程度色分けされていますが、
↑の◎部分はレッドで要塗装です。
腰回りはスッキリとしていて、合わせ目が出ません。
左右の小さなサイドアーマーはボールジョイント接続で、上から取り付け上半身でおさえこむ構造になっていますが外れやすいです。
一度ポーズを決めてディスプレイしておく分には気にならないですが、動かしているとポロリ率は高いです。
脚部はモモ後ろと関節パーツなどに合わせ目が出ます。
足裏に肉抜きはなく、モールド形状も細かいです。
各部アップで。←のネジのようなパーツは別パーツ化されています。
フレームの各部形状が細かく、HGらしいパーツ数ながらなかなか良く出来ています。
腰まわりのデザインがスッキリしているため、脚は大きく前後に可動します。
足首パーツも上下・左右と大きく傾ける事ができ、接地性が非常に高いです。
それでは武器を持たせつつ、アクションポーズいってみます!
まずはビームサーベルから。腕関節が大きく曲がるため、収納状態の柄を掴む事ができます。
アストレイレッドフレーム、ビームサーベルを抜刀!
ビームサーベルのエフェクトパーツは、通常より平たいタイプが付属します。
二刀流!
フライトユニットを装備していない状態も再現できます。
それでは、フライトユニットを装備させてみます!
バックパックを下へスライドさせ、背中のポリキャップにフライトユニットを装着させます。
接続強度が丁度良く、ガッチリと保持されます。
各スラスターウイング部分はある程度自由に可動します。
基本的な色分けは良好なものの、↑の広範囲なホワイト部分はすべてシールで補う仕様です。
このあたりが重点的な塗装ポイントかと思うぞ!(>ω<)
ビームライフルを装備させてみます。
照準センサー部分はグリーンのシールが付属します。
ビームライフルで攻撃するレッドフレーム!
ビームライフルのフォアグリップは可動し、両手で構えるができます。
シールドを持たせてみます。基本的な色分けは良好ですが、裏側は白いままです。(設定的にどうだったっけ?)
シールド裏にはグリップの造形がありますが、一体化されており引き出す事はできません。
シールドは基部で360度ロール回転します。
放映当時のHG SEEDシリーズはシールドの色分けが甘かったので、ここだけでも進化を感じる部分。
ジョイントパーツを使い、ビームライフルをシールド裏に収納してフライトユニットの側面に装着することができます。
フライトユニットは左右どちらでもマウント可能です。
そしてこちらがレッドフレームの特徴的な武器、「ガーベラ・ストレート」。
鞘はホワイト成形のモナカ構造+先端レッドパーツの3パーツ構成です。
※「刀はグレー1色成形」「鞘はホワイト・レッドの2色成形」
ガーベラ・ストレートまわりは↑のように刀身含めシールを貼りまくる仕様になるので、見栄えは良くありません。
手を加えるとしたら、このガーベラ・ストレートと鞘が中心になると思うぞ!(>ω<)
↑組み立て書の作例写真と比較。
特に鞘の細かなレッド部が足りていない感じです。
鞘はジョイントパーツを介し、サイドアーマーにはさみこむ形で接続します。
そこまでガッチリ装着されないので、多少外れやすいです。
やはりレッドフレームといえばガーベラ・ストレートだよね!(>ω<)
レッドフレーム、ガーベラ・ストレートを抜刀!
足の接地性がかなり高く、接地した状態でのポージングが得意です。
斬りかかるレッドフレーム!
肩周りの可動機に優れているため、両手でガーベラ・ストレートを掴むことができます。
カッケェ!!(>ω<;)
最後に、ショートアニメでも登場したレアなジャンク品バクゥ偵察タイプの頭部ユニットを装備させてみます。
手首パーツにジョイントパーツを持たせたあと、バクゥの頭部を接続する形で装備させます。
バクゥ偵察タイプの頭部をアップで。
色分けは甘く、ブルー・レッドのセンサー部はシールで補います。
左右分割構造なので合わせ目も出ますが、形状自体は細かなディテールで再現されています。
レッドフレーム、バクゥヘッドを装備!
バクゥヘッド用の短めのサーベルフェクトパーツが2本付属し、両サイドに取り付けます。
このレッドフレーム、プレイバリューが高いぞ……。
シグー・ディープアームズと交戦するレッドフレーム!
フル装備でパシャリ。付属する武器をすべて装備させておけるのがポイント高いです。
色々なアストレイでディスプレイ。
1/144スケールで発売されている、色々なレッドフレームで比較。
本キットのリデコキットでプレミアム・バンダイ限定の、HGガンダムアストレイレッドフレームインバージョンと比較。
HG ガンダムアストレイレッドフレーム(フライトユニット装備)の感想
ということでHG ガンダムアストレイレッドフレーム(フライトユニット装備)のご紹介でした。
可動域が広くフライトユニット・バクゥヘッドなどプレイバリューが高いですが、色が足りない箇所は多いです。
特にガーベラ・ストレートと鞘は全く色が足りないので、できれば部分塗装推奨のキットといった感じ。
ちなみにレッドフレームはRGでも発売されていますが、フライトユニット装備型の1/144はこのHGだけとなっています。
部品取りとしてHGを使い、RGレッドフレームとニコイチさせてみても面白いと思いますぞ(*´ェ`*)
とかいいつつ、このHG時点でプロポーション・可動域に関しては高水準に仕上がっていると思います。総評としては多少部分塗装などをするモデラーさんにはオススメといった感じ!
以上、「HG ガンダムアストレイレッドフレーム(フライトユニット装備)」のガンプラレビューでした!