今回は「HG ガンダムサバーニャ」のガンプラレビューです。

劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-に登場し、ロックオン・ストラトスが搭乗するガンダムサバーニャをご紹介。
2010年発売。
GNホルスタービットは着脱可能で、結合ギミックを搭載。頭部センサー・アンテナは可動し、狙撃形態に変形します。
という事でHGガンダムサバーニャを、じっくりとレビューしていきたいと思います!
HG ガンダムサバーニャ

2010年発売という事でもはや15年前のガンプラになりますが、劇場版ダブルオー時代のキットらしく非常に組みやすいガンプラに仕上がっています。
それでは同梱物から。

ホイルシールの量はそこそこあり、特に肩周りのグリーン・ライトグレーを補うものが多く付属します。

付属品一覧がこちら。
※「GNピストルビット(GNライフルビットII)×2」「GNホルスタービット・シールド状態展開用ジョイントパーツ」
内容はシンプルで、ダブルオークアンタのようにスタンドは付属せず手持ち武器はGNピストルビット(ライフルビットII)のみの構成です。

そして完成したHGガンダムサバーニャがこちら。
本体はケルディム系に近いものの、腰部にマウントされたGNホルスタービットのおかげでかなり個性的な見た目のガンプラに仕上がっています。

自立は安定しており、脚の付け根関節の接続強度などがちょうど良く転倒する事はありませんでした。
成形色はディープグリーンを基調としたシンプルなカラーデザインになっています。

それでは各部細かく見ていきます!

可動域は広く、そこまで腕は上がりませんが脚は水平まで開きます。
手脚の関節は90度以上曲がり、上半身は360度回転。
GNホルスタービットは柔軟に可動します。※後述

額はクリアパーツですが、その上からパープルのシールを貼る仕様です。
その他は色分け良好です。

頭部は左右はめ込み式のため後頭部に一部合わせ目が出ますが、ダブルオー系HGらしく目立ちにくいようなラインにはなっています。

胴体側面に合わせ目が出ますが、組み立て書基準だとモールド扱いのようでした。
ただ、段落ちモールド化はされていないように見えます。(微妙なライン)

胸部装甲を外すとクリアパーツが顔を出します。

差し込み位置を変えれば、GNミサイルポッドが展開できます。

上半身は前後・左右と柔軟に可動します。

肩はボールジョイント接続で、ある程度前後に可動。
このショルダーアーマー部分は、上部・側面とシールを多用する事になります。
※シールを貼らない場合は合わせ目が見えます

サブアーマーは可動します。

↑枠パーツの差し込み位置を変えれば、このような状態に切り替えできます。

腕部は二の腕が筒型1パーツで、前腕部は左右はめ込み式で合わせ目が出ます。
手首付近グリーンのパーツは一部グレーのシールで色を補います。

肘のGNコンデンサーはクリアパーツで、腕は90度以上曲がるうえ手首付近のパーツも上下に可動します。

腰部フロント・サイドアーマーは、ともに大きく可動します。
股間軸は可動式で、底面のカバーを外せばスタンド用の3mm穴が露出します。

脚部はスネ付近に合わせ目が出ます。
アンクルガードは適度に可動。

ふくらはぎに合わせ目あり。
足裏は、つま先付近に肉抜きがあります。

背部。腰部リアアーマーにはダボ穴が空いており、GNホルスタービットのアームユニットを装着します。

こちらがGNホルスタービット。構造的には

2枚+2枚+1枚になっています。
プラ同士のシンプルな接続式ですが、意外な事にカッチリとホールドされます。

GNホルスタービットはアームにより自由に動き、保持力も高いです。

こちらが基部部分。スラスターは黄色いパーツで色分けされています。
アームの基部は3段階に高さ(角度)調節ができます。
それでは武器を持たせ、アクションポーズいってみます!

一番前側のホルスタービット(先程1つだったパーツ)のみ、GNピストルビット/ライフルビットIIを収納できます。(左右とも)

まずはGNピストルビットから。
銃身下部のソード部分はクリアパーツが使われており、上部分は白いシールで色を補います。
ちなみに、手に持たせる場合は↑枠のセンサー部を引き上げます。

ガンダムサバーニャ、GNピストルビットを装備!

撃ちまくるロックオン!

アクロバティックに攻撃!
センサー部は閉じやすく、動かしていると勝手に閉じてしまう事が多々あります(*´ェ`*)※まさに↑


ビットとして遠隔操作する場合は、センサーとグリップを収納します。

ビット状態で飾る台座はついていません(*´ェ`*)

先端にライフルパーツを取り付ければ、GNライフルビットIIになります。

更に頭部アンテナとトサカ部を動かし、アンテナを下げれば狙撃形態に変形可能です。
アンテナ中央センサーはシルバーのシールを使用します。

GNライフルビットIIで狙い撃つガンダムサバーニャ!


カッケェ!!!
GNホルスタービットがいい味出してますね。

設定的に、GNライフルビットIIの状態でも遠隔操作兵器として運用可能です。

膝のカバーを開くと、GNミサイルポッドが露出します。
銃口部分などは色分けされていません。

GNミサイルポッドで攻撃!

↑枠のクリアパーツを使用し、ホルスタービットをシールド状態で展示してみます。
別売りの『HGケルディムガンダム』か『HGケルディムガンダムサーガTYPE.GBF』に付属するクリア支柱パーツと組み合わせれば、

GNホルスタービットをシールド状態にして展示する事ができます。
※今回支柱にはサーガTYPE.GBFに付属するクリアグリーンのものを使用しています
弱点としては重みで支柱が自立しない点。今回は裏側にひっつき虫を使い展示させました。

「乱れ撃つぜぇ!!!」
GNホルスタービットをバラバラにして展示してみた。
お金持ちモデラーさんはサバーニャを5個買いすれば、全て独立したGNホルスタービット(+ライフルビットII)で展示できるぞ……w

00 PORTRAITSのロックオン・ストラトスとディスプレイ。
※正確にはニールだけど(*´ェ`*)



劇場版の序盤メンツでディスプレイ。


劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-のHGシリーズでディスプレイ。





ロックオン・ストラトスが搭乗するモビルスーツでディスプレイ。
※左から「HGガンダムデュナメス」「HGケルディムガンダムGNHW/R(塗装済)」「HGケルディムガンダムサーガ(塗装済)」「本キット」





最後に、本キットのリデコキットでプレミアム・バンダイ限定の「HGガンダムサバーニャ(最終決戦仕様)※右」と比較
成形色などに変化はありませんが、GNホルスタービットなど武装が増えているのが特徴です。

HG ガンダムサバーニャの感想
ということでHG ガンダムサバーニャのご紹介でした。
劇場版ダブルオー時代のガンプラという事で、造形的には今のガンプラ目線で見ても見劣りしないクオリティに仕上がっています。
ただ、ショルダーアーマー・手首周辺のシールは目立つため、可能なら部分塗装推奨といった感じ。
「独立で着脱でき、ライフルも収納できるGNホルスタービット」は左右1つずつしか付属しないため、どうせなら全部同じものをつけて欲しかったというのが本音ですが価格的に仕方ない部分かな?(そうするとライフルも10個つけなきゃいかんので)
とはいえ、ダブルオー系HGの中でもかなり良く出来た部類のガンプラだと思います。
サバーニャが好きなモデラーさんにはオススメです!
以上、「HG ガンダムサバーニャ」のガンプラレビューでした!











