今回は「HGUC V２ガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士Vガンダムに登場する、HGUCのV2ガンダムをご紹介。
2014年発売。
アサルトとバスター装備は付属しませんが、HGUC V2アサルトバスターには付属しないビーム・シールドなどのエフェクトパーツが同梱しお値段控えめなガンプラに仕上がっています。
という事で、HGUC V2ガンダムを旧キット1/144 V2ガンダムとの比較画像も含めレビューしていきたいと思います！
HGUC V2ガンダム
V2ガンダムのボックスアート。
実はHGUC V2アサルトバスターガンダムでもV2ガンダムが組めるのですが、アサルトバスターにはビーム・サーベル（扇状含む）やビーム・シールドが付属しないので、全部入りの完璧なV2を組みたい場合は本キットを選択する必要があります。
ホイルシールの量は少なく、「ツインアイ」「ミノフスキー・ドライブ・ユニット」「各センサー部」を補うものが付属します。
小型MSながら、色分けは非常に頑張っているキットになっているよっ……(*´ｪ`*)
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル（＋着脱式グレネード・ランチャー）」「ビーム・サーベルの柄×２」「ビームエフェクトパーツ（サーベル×２、扇状サーベル×１、ビーム・シールド×１）」「V2コア・ファイター」
V2本体の分離ギミックはオミットされていますが、V2コア・ファイターは別パーツとして丸々１つ付属します。
まずはV2コア・ファイターから。
オマケにしては中々色分けが優秀で、専用のスタンド用ジョイントパーツも付属します。
ちなみに設定的には「構造が非常に複雑なため、完成したのは２機のみ」との事。（そのうち１機はモトラッド艦隊との戦闘で喪失）
そして完成したHGUC V2ガンダムがこちら。
オールガンダムプロジェクト準拠で立体化されているだけあり、小さめガンプラながら可動範囲は広いです。ポリパーツは全部使い切る感じでした。
丸みを帯びたV2らしいプロポーションが再現されています。
色分けはかなり優秀で、塗装するにしてもバルカンや各くぼみの細かなグレー部のみで大丈夫そうです。
ただ、そこまで目立たないものの合わせ目はちょこちょこあります。※後述
ホイルシールを使う部分ですが、ツインアイやセンサー以外は↑のミノフスキー・ドライブ・ユニットのイエロー部のみとなります。
自立は安定。それでは各部細かく見ていきます！
腕は水平以上上がり、開脚範囲は広いです。
各関節も大きく曲がり、キレイに膝立ちできます。
上半身は360度好きな位置に持っていくことができます。
可動域については全く問題のない優秀な作りをしている模様。
頭部をアップで。アンテナはホワイト・イエローと別パーツになっています。
アンテナ先端には安全フラッグあり。
頭部は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。モールドが細かく、スミ入れしたら映えそうです。
胴体は合わせ目が出ないパーツ分割構造です。
奥まった胸部ダクトも、胴体内部から黄色いパーツが露出する形で色分けされています。
上半身と腰はボールジョイント接続で、前後・左右と柔軟に可動します。
ただ、ポーズ付けしていると上半身が外れやすいです。
V2の特徴、ミノフスキー・ドライブ・ユニットがこちら。
スリットの入った内側だけ黄色いシールで色を補います。
シールを貼らない場合でもモールドは刻まれています。
ここは上下に可動し、カバー（下側の白いパーツ）も開閉します。
左右方向にも可動。
ちょっとした注意点ですが、バックパック中央の突起パーツ（白いとんがったパーツ）が非常に破損しやすいです。バックパックを本体に取り付ける際にここを押し込んでしまい、ポキっと折れる可能性が高いです。
ご注意を……←実際折ったのでくっつけた人(*ﾉｪﾉ)
ショルダーアーマーは前後はめ込み式で、青いパーツ上部に合わせ目が出ます。
肩自体はボールジョイント接続で前後に可動します。
肩のサブアーマーも可動。
↑のようにグレーの肩接続パーツを噛ませる構造で、腕は上へ大きく可動します。ただ、ここも胴体同様動かしていると少し外れやすい印象でした。
肩内部や二の腕は筒型パーツになっていますが、前腕部は左右はめ込み式で前後に合わせ目が出ます。
肘関節は90度強曲がります。手首付近も独立して可動。
ちなみに肘関節パーツはHGUC Vガンダムのようにグレーではなく、ちゃんと白いパーツで再現されています。
腰部。フロント・サイドアーマーともに可動します。
リアアーマーは固定式です。
脚部をばらしてみた図。
このように、各部位ごとに細かくパーツ分割されており非常に塗装しやすい構造になっています。
「合わせ目を消して塗装してから」組み上げていく事ができるので、めちゃめちゃ作りやすい部分になっているぞ！(>ω<)
合わせ目はスネに出ます。関節パーツは合わせ目が出ないうえ、↑のように大きく曲がります。
横、後ろから。ふくらはぎ付近に合わせ目が出ます。
足裏はつまさき付近に肉抜きのようなものアリ。
股下はアクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。
ビーム・ライフル下部にはグレネード・ランチャーを追加装備させる事ができます。いつでも着脱可能です。
V2ガンダム、出撃！浮かせると更にかっこよく見える……！(>ω<;)
それではアクションポーズいってみます！
ビーム・ライフルで攻撃！
オールガンダムプロジェクト準拠という事で、めちゃめちゃ動くぞ！(>ω<)
アサルトやバスター装備をつけない素のV2もスッキリとしたデザインでかっこいいよね……。
ビーム・シールドを装備させてみます。（両腕とも展開可能）
このビーム・エフェクトパーツがこのキットの売りと言っても過言ではなく、HGUC V2アサルトバスターガンダムには同梱しないパーツになります。
ただ弱点もあり、シールドを支える中央のパーツが非常に外れやすいです。
V2ガンダム、ビーム・シールドを展開！
ビーム・サーベルで。サーベルは柄・エフェクトパーツとも２本付属します。
短めのサーベル刃が非常にかっこいいです。
長くすればかっこいいだろ！的なガンプラもありますが（RGファーストガンダムとか）、その機体に合わせた長さが最高だと思うのだ……。
斬りかかるV2！
扇状のビームエフェクトパーツも１つ付属します。
Vガン系の特徴ですよね。かっこいいわ……。
フル装備で。これはVガンファンなら十中八九満足するスタイルで立体化されているのではなかろうか。
旧キット1/144 V2ガンダム（左・塗装済）と比較。
旧キットのV2はガンプラ作りはじめの頃に作ったものなのですが、変な穴空いてる点は気にしないでください……ｗ（ダメージ加工にハマってたんだよ！(>ω<;)
HGUC V2ガンダムの感想
ということでHGUC V2ガンダムのご紹介でした。
まず弱点から。ポーズ付けをしていると上半身や肩（特に上半身）が外れやすいです。落下による破損にはご注意を(>ω<)
それと、
↑ビーム・サーベルの柄とビーム・シールドを支えるパーツが非常に抜けやすいです。※全く固定されないのでサクッとネットで評価調べてみましたが、あまりそういった感想はなかったので個体差かもしれませんｗ
わたしの場合スポスポ抜けて全く取り付ける事ができなかったので、ニッパーで接続部分に傷を付けてテンション調整してみました。（やる場合は切り落としにご注意を）
気になるモデラーさんは要調整といった感じです。
その他は小型MSの1/144スケールながら可動域がかなり広く、色分け良好・プロポーションも秀逸とV2ガンダムファンなら満足のいくクオリティに仕上がっていると思います。
先述したように、HGUC V2アサルトバスターガンダムでもV2ガンダムは組めますがビーム・シールドをはじめとしたエフェクトパーツは付属しないので、エフェクトパーツ同梱の完璧な素のV2を組みたいモデラーさんはこのキットがオススメといった感じです。
※HGUC V2アサルトバスターガンダムのレビューは↓
以上、「HGUC V2ガンダム」のガンプラレビューでした！
