今回は「RGシャア専用ザク」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムに登場する、シャアザクのRG版をご紹介。
2010年発売。
リアルグレードらしく同じ色合いの外装でも多色成形で再現されており、アドヴァンスドMSジョイントを使う事により動きにあわせて装甲がスライドするマルチリンクギミックを搭載しています。
という事で、RGシャア専用ザクを他のシャアザクとの比較画像を含めつつレビューしていきたいと思います!
RG シャア専用ザク
RGシリーズ第2段のシャア専用ザク。
高密度な見た目やアドヴァンスドMSジョイントを使用した組み方は唯一無二ではあるのですが、2010年発売の初期RGという事で弱点もあります。
そのあたりも解説していきたいと思いますぞ!(*´ェ`*)
リアリスティックデカールがこちら。
金属の輝きが再現できるシールなどが付属します。
今回使用されているのは「アドヴァンスドMSジョイント2」です。
ザクの内部構造に合わせた作りになっているのが特徴です。
付属品一覧がこちら。
※「ザク・マシンガン」「ザク・バズーカ」「ヒート・ホーク」「1/144シャア・アズナブル」「手首パーツ×4(握り手×2・可動指タイプ×2)」
シャアザクの定番武器が一通り付属します。
1/144シャア・アズナブルのフィギュアをアップで。
肉眼で見ると、めちゃ小さいです(>ω<)
そして完成したRGシャア専用ザクがこちら。
1/144スケールでは様々なシャアザクが発売されていますが、RG版の特徴の一つとしては装甲色がピンクに近い色合いになっている点です。
HGではオレンジ寄り、オリジンHGではあずき色だったので、この色がRG版の特徴と言える部分です。
この高密度なディテールよ……(*_*)
赤とピンクの外装部分は同系色でも多色成形になっているので、立体化のある見た目を実現しています。
今回は全てのリアリスティックデカールを貼ってみました。
白いラインやジオンマークがいい感じです……(*´ェ`*)
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。腕は水平まで広がり、開脚範囲も広いです。
手足の関節は90度以上大きく曲がり、キレイに立ちヒザが可能です。
手足を曲げると装甲がスライドするマルチリンクギミックが搭載されているため、HGシリーズに比べリアルな動きを見せます。
上半身は360度回転します。
可動域は広いですが、初期RGの弱点で動かしていると一部パーツが外れやすい点はご注意を。(腰まわり)
頭部をアップで。1/144スケールのシャアザクでは唯一、モノアイ周辺にクリア素材のパーツが使われているのが特徴です。
また、動力パイプが全て別パーツ化されているという驚異の作りです(*_*;)
横、後ろから。ブレードアンテナ先端に安全フラッグはなく、無改造でも尖っているので見栄えがいいです。
モノアイは顔の動きに連動して可動します。
胴体をアップで。あずき色の装甲部分は多色成形になっていて、モールド量も多いです。
ランドセルはレッド成形で、内部からグレーのパーツが露出する構造です。細かく色分けされています。
ここの動力パイプも含め、
↑のようにランナー状態のパイプパーツに軸を通してからパーツを外す作りです。
画期的なアイデアかつ高密度なディテールが再現できるRGらしい部分なのですが、非常に細かいパーツになっているので紛失にはマジで注意です!(>ω<;)
というのも、1つ落としてしまい見つけるのに1時間ほどかかってしまいましたwみんなは気をつけてね!
アドヴァンスドMSジョイントの恩恵で、肩は前方に大きく動きます。
右肩のL字シールドも可動。
RGらしく、裏側は立体的に色分けされています。
左肩のショルダースパイクアーマーは可動します。
合わせ目はなく、全てモールド位置にくるよう設計されています。
腕をアップで。関節パーツには光沢感のあるリアリスティックデカールを貼ります。
モールドもめちゃ細かいです(>ω<)
肘は180度近く曲がります。また、↑のように動きに連動して一部外装パーツが可動します。
これがいわゆるマルチリンクギミックという部分なのですが、動かす際は動くパーツをおさえ込まないようご注意を。
サイドスカートは独立パーツになっていて、上半身と下半身の間に噛ませるようにして取り付けます。
このサイドスカート(外側の赤いパーツ)はポロリ率が高いです。
フロントスカートは左右独立して動きます。
股下にスタンド穴は空いていませんが、↑枠の専用ジョイントパーツを使うことによりアクションベース2などに対応します。
脚部をアップで。こちらの動力パイプも全て分割されています。
ところどころ内部からスラスターが露出するパーツ構造で、非常に見た目がいいです。
足裏にはもちろん肉抜きがありません。
ヒザを曲げた状態がこちら。こちらも一部装甲が連動して動きます。
動力パイプは曲がり、動きの邪魔にならない作りです。
シャアザク、出撃!
スタンドに浮かして飾るだけでも絵になるのはRGならではといった感じですね(*_*;)
それでは武器を持たせつつ、アクションポーズいってみます!
ザク・マシンガンはグリップのツマミを引き起こし、可動型の手首パーツを使って保持させます。
ただ、初期RGあるあるで武器の保持力はそこまで強くありません。今のガンプラ目線で見た場合、気になる方はMSハンドやビルドハンズと交換してしまった方がいいと思います。
このドラムマガジンなのですが、組んでしまえば見えなくなるような部分まで作り込まれているのがスゴイです(*´ェ`*;)
このあたりはさすがRGクオリティといったところですね。
マガジンはサイド・リアスカートにマウントする事ができます。
アクション!
ザクキック!
ショルダータックルをかますシャアザク!
ザク・バズーカもマシンガンと同じような持たせ方です。
照準スコープとフォアグリップは可動します。
バズーカをぶっ放すシャアザク!
可動型の手は左右とも武器を持たせる事ができるので、マシンガン+バズーカを持たせた状態で展示する事ができます。
このように情報量の多い見た目が売りで、1/144スケールとは思えない密度を感じさせてくれるのがRG最大のセールスポイントです(*_*)
リアアーマーのつまみを倒せば、ザク・バズーカをマウント可能です。
ヒート・ホークを振り上げるシャアザク!
攻撃!
ヒート・ホークもサイド・リアスカートにマウントする事ができます。
RGのガンダム現る!
RG RX-78-2ガンダムと比較。
シャアザクをRG版でチョイスする場合は、同じRGのガンダムと並べるのがシックリくるぞ!
2019年発売のオリジン版、HGシャア専用ザクII(赤い彗星Ver.)と比較。
オリジンのHGザクは今回のRGの9年後に出ただけあり、HGシリーズでありながら高可動・高ディテールなクオリティで立体化されています。
ご覧のように、装甲色が濃いレッドになっているのも特徴です。
2020年発売のHGUC234番、新しい方のHGUCシャア専用ザクと比較。
こちらは非オリジン版でファースト臭漂うレトロな見た目が特徴です。
2020年製なだけあり、少ないパーツ数で高可動を実現しているという最新ガンプラ感たっぷりな内容に仕上がっています。
今回のRGとはコンセプトが真逆と言っていいかもしれません。
RG量産型ザクと比較。
本キットのリデコキットとなりますが、外装が一部変化しているのでただの色替えではなかったりします。
色々な1/144スケールのシャアザクでディスプレイ。
あなたはどのシャアザクが好みかな……?
MGシャア専用ザクVer.2.0と比較。
最後に、シャアのRGガンプラでディスプレイ。
RG シャア専用ザクの感想
ということでRGシャア専用ザクのご紹介でした。
RG版の特徴としては「パーツ数が多く同じ色合いの外装でも多色成形で再現」「動力パイプが全て別パーツになっていて高密度なディテールを実現」している点です。
2010年製の初期RGという事で、武器が持たせづらい点やパーツがポロリしやすい点はご注意を。
工芸品のような見た目は唯一無二ですが、ストレスなく動かして遊びたいモデラーさんには後発の赤い彗星Ver.かHGUC234のシャアザクの方がオススメかもしれません。
今回のRG版は過剰なパーツ数とディテールで再現されているのが最大の特徴なので、情報量の多いシャアザクを組みたい場合はマストアイテムだと思います!
以上、「RG シャア専用ザク」のガンプラレビューでした!