今回は「HG ガンプラスターターセット」のガンプラレビューです。
ガンプラHowtoガイドが付属する、HGUC RX-78-2と量産型ザクのセットガンプラをご紹介。
2010年発売。
ガンダムと量産型ザクのアニメカラーセットが付属し、これからガンプラを始めたい方に最適なガンプラHowToガイドが付属。
スミ入れや合わせ目消しなどのやり方が、詳しく解説されています。
という事で、HGUC ガンプラスターターセットをレビューしていきたいと思います!
HGUC ガンプラスターターセット
ガンプラスターターセットのvol.1は、ガンダムとザクIIのセット品になります。
ちなみに本キットに付属する2体は、HGUCシリーズでも発売されている単品版の色替え(アニメカラー)版だったりします。
↑ご覧のように、ガンダムは「2001年に発売されたHGUCナンバー21のRX-78-2ガンダム」、ザクIIは「2003年に発売されたHGUCナンバー40の量産型ザク」の成形色違いが同梱します。
比べてみた場合、今回のガンダムは明るめに、ザクは濃い目の成形色になっているのが見て取れますね。
本キットの内容物がこちら。2体とも、色以外同梱物に違いはありません。
コア・ファイターをアップで。色分けは甘いですが、ランディングギアが別パーツになっているなど形状は結構細かいです(*´ェ`*)
ホイルシールは2体分が一緒になった1枚が付属します。
そしてこちらがガンプラHowtoガイド。
この解説本が同梱するのが、本キットの購入判断ポイントといっても過言ではありません。
あまり中身を出しすぎるのはアカンと思うので、一部をご紹介。
これからガンプラを始めたい方には最適なガイド本になっていて、必要なホビーツールから
合わせ目の消し方、スミいれの仕方などがびっしりとカラーページで紹介されています。(約10ページにわたり紹介)
パーティングライン(金型の接合面の跡)の消し方やアンテナ先端の安全フラッグのカット方法、部分塗装にも触れられていたので、最初の1冊としては必要十分な内容になっています。
それでは、同梱するアニメカラーのHGUC21 RX-78-2ガンダムとHGUC40 量産型ザクを見ていきます。
お互い、より最新版のRGなども発売されているため、古めのHGが付属する形となります。
ただ、逆にここがポイントで合わせ目の量が多い点から練習台にはもってこいの内容になっていると思います。
各部アップで見ていきます。ガンダムの頭部は前後はめ込み式で、頭頂部から側面にかけて合わせ目があります。
一方ザクは上下はめ込み式で側面に合わせ目が出ますが、ここは「頭頂部パーツを外してモノアイを可動させる仕組み」のため、このままでOKといったところです。
後頭部。2体ともシールは頭部にしか使いません。
胴体・腰部をアップで。ガンダムは上部に合わせ目、ザクIIは上部から側面、下部にかけて合わせ目が出ます。
ガンダムの腰部中央のV字は色分けされておらずシールも付属しないため、部分塗装の練習ポイントになりそうです。
腕の合わせ目も多く、2体とも「肩内部ブロック」「前腕部」に合わせ目が出ます。
ザクIIの場合、左肩のショルダースパイクアーマーにも合わせ目アリです。
股下にはスタンド用の3mm穴が空いておらず、合わせ目も出ます。
脚部は2体ともボールジョイント接続になりますが、塗装に適さないABS樹脂が使われていないため塗装の練習台にはもってこいです。
ガンダムの脚部は前後に合わせ目が多数あります。
アンクルガードも左右はめ込み式で、中央に合わせ目あり。
ザクIIの方も合わせ目は多いです。
この時代のHGの長所でもありますが、足裏に肉抜きがありません。
パテ埋めする必要がない点から、最近の一部HGより勝っている部分です。
ランドセルに合わせ目はありません。
ザクのランドセルは「ザ・シンプル」といった感じで、アニメ版好きにはたまらないデザインになっているよ……w←レトロな大河原先生ファン
それではガンダムの武装から見ていきます。
まずはビーム・ライフルから、銃持ち手は右手分のみ付属します。
ビーム・ライフルをぶっ放すガンダム!
サイト部分・フォアグリップは可動し、両手で構えることができます。
昔のHGUCのため、可動域はそこまで広くありません。
シールドをアップで。裏側のモールドが細かいです。
このあたり、部分塗装やスミ入れでクオリティアップが図れる部分ですね。
シールドは、グリップを握って持たせる事もできます。
ビーム・サーベルは、両側とも着脱可能です。
飛びかかるガンダム!
二刀流で。サーベル刃は2本分、短めのものが付属します。
変に長くないところが個人的には好みです……(>ω<)(最近のは長すぎる気がする)
攻撃!
ハイパー・バズーカのグリップは非可動です。
ライフルもそうですが、バズーカには合わせ目アリです。
アクション!
シールドとハイパー・バズーカは、背部にマウント可能です。
次はザクIIの武器を見ていきます。
ザク・マシンガンには合わせ目あり。ザクの場合、銃持ち手が左右分入っているのが特徴です。
ガシュンガシュン……。
このザク、このレトロ感ただようプロポーションがタマリマセン……。
フォアグリップは可動し、両手で構えることができます。
ヒート・ホークは腰部側面にマウント可能で、もちろん手に持たせることができます。
ザク・バズーカがこちら。
こちらもフォアグリップが可動し、両手で構えることができるほか
リアスカートにマウントする事もできます。
マシンガン+バズーカでパシャリ。
脚部3連装ミサイル・ポッドは、ヒザ下を一度分離させてからはめこみます。
ミサイル部分は別パーツになっていて、レッドで要塗装です。
脚部3連装ミサイル・ポッドで攻撃!
HGガンプラスターターセットVol.2と比較。
違いは、Vol.2には「ザクが入っていない」点、「ガンダムマーカー(グレーのスミ入れペン)が付属する」点、「同梱するガンダムが異なっている(G30th版が付属)する」点です。
ガンプラHowtoガイドも異なるものが付属します。
単品版のレビューは↓でどうぞ。(色以外同じですが…w)
HGUC ガンプラスターターセットの感想
ということでHGガンプラスターターセットのご紹介でした。
今回の売りはズバリ「本キット特有のアニメカラーのガンダム/ザクIIが付属」「フルカラーページのガンプラHowtoガイドが付属」する2点だと思います。
最新版のRX-78-2(EGなど)とは違い古めのHGUC版が同梱するので、練習台にはもってこいだと思います。(エントリーグレード版だと本体は足にしか合わせ目がないので)
逆に、本やザクがいらないので「最初から手間いらずのガンダムが欲しい!」というモデラーさんは、↓のEG版やBeyond Global版の方がオススメです。
今やガンプラの作り方はブログやYoutubeで簡単に情報を入手できますが、本ベースで持っておきたい!という方には↓のホビージャパンのガンプラ入門もオススメだよ!
わたしは最初この本で練習したのですが、MGのハンドパーツの指の分離方法など今となっては「普通のテクニックやん!」と思う事にもはじめて気付かされたりしました。マスキングゾルの存在も知らなかったので、参考になった1冊でした。
本キットの総評としては、「古めのガンダム/ザクIIを練習台にして色々試したい!」というモデラーさんにはかなりオススメといった感じです。
以上、「HGUCガンプラスターターセット」のガンプラレビューでした!