今回は「HGUCブルーディスティニー1号機”EXAM”」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINYに登場し、ユウ・カジマが搭乗するブルーディスティニー1号機の最新版(HGUC201)であるEXAM版をご紹介。
2017年発売。
メインカメラは「通常時」「EXAMシステム起動時」の2色から選択できるほか、コミック版を再現できる頭部パーツも付属します。
という事で、HGUCブルーディスティニー1号機”EXAM”を旧版との比較画像を含めてレビューしていきたいと思います!
HGUC ブルーディスティニー1号機”EXAM”
早速ですが、完成した“蒼い死神”HGUCブルーディスティニー1号機”EXAM”がこちら。
旧HG版は2007年に発売されているので、HGとしては実に10年の時を越えてリニューアルされた形となります。
プロポーションが一新され、以前より肉付きの良いスタイルになりました。
色分けが優秀で、ホイルシールで色を補う部分は「顔周りのセンサー」「リアスカート」「細かな赤い部分」程度となっています。
なんか陸戦型ジムに変なシステム乗せたらクッソ強くなってしまったみたいな感じがたまりません……(*ノェノ)
バンダイさん…ブルーディスティニー0号機、プレバンでいいので出して下さい…(懇願
それでは各部細かく見ていきます!
可動域はめちゃめちゃ広く、腕は水平以上上がります。
足も真横まで開き、開脚範囲が広いです。
手足の関節は90度以上曲がり、旧HG版よりもキレイにヒザ立ち可能です。
特に、腕関節は180度近く曲がります。
腰は↑まで撚る事ができます。
最新フォーマットでリニューアルされているだけあり、旧版から可動範囲が大幅にアップしています。
頭部をアップで。
トサカ前後のセンサーは、ホイルシールで色を補います。
※今回少しスミ入れしています
頭部は前後はめ込み式ですが、合わせ目はありません。
頭部は二種類付属し、「ゲーム版」「コミック版」の2つが付属します。(別パーツとして付属)
メインカメラも「通常時のクリアグリーン」「EXAMシステム起動時のクリアレッド」の2つが付属します。
面白いのが、メインカメラの奥をよく見ると「ゲーム版は丸い目」「コミック版はツインアイ」になっている点。
HGUCディジェのアムロ機的な違いが再現できるのがいいですね……(そこ!後付けとか言わない!(*_*))
胴体は前後はめ込み式で、側面のごく一部に合わせ目が出るもののほとんど目立ちません。
基本的に、胴体側面の合わせ目は「設定画通りの段落ちモールド」になっています。
胴体をアップで。
旧HG版から腹部有線式ミサイルランチャーの造形が進化していて、ミサイル先端が突き出ているような形に変化しました。
色分けも進化しており、お腹の段部分も別パーツにて色分け済み。
ただ、胸部中央の赤い三角部分はホイルシールで色を補います。
右肩には連邦軍のマーキングシールを貼ります。
左肩部分には「01」のマーキングシール。
肩内部のパーツを引き出す事により、EXAMシステム起動状態を再現する事ができます。
肩はボールジョイント接続で、前後に可動します。
ショルダーアーマーの上部には、合わせ目が出ます。胴体は段落ちモールド化されています。
腕は、前腕部左右に合わせ目が出ます。
胴体内部のパーツが露出する構造で、腕を大きく上げる事ができます。
腰部。フロント・サイドアーマーともに可動します。
リアアーマーは、旧HG版から大型化され迫力のある見た目になりました。
脚部は「側面」「アンクルガード」に合わせ目が出ます。
ヒザ関節フレームは段落ちモールド化されており、合わせ目無し設計です。
本キットの弱点ですが、足裏には目立つ肉抜きがあります。(しかもパテ埋めしにくそうな配置)
股間軸は可動式で、底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。
陸戦型のバックパックをアップで。
2号機、3号機はこの上から宇宙用バックパックをかぶせる形で再現しますが、1号機はこの状態で固定です。
↑のように、差し替えでEXAMシステム起動状態を再現する事ができます。
「ユウ・カジマ、ブルーディスティニー、出る!」
ブルーディスティニー1号機、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
100mmマシンガンは旧HG版から劣化しており、トリガーガードが撤廃されたデザインになっているほか
銃持ち手も付属しません。
100mmマシンガンで攻撃!
ストックは、後方へ可動します。
左手は、平手が付属します。
フォアグリップは可動し、両手で構える事ができます。
いい感じ……(*´ェ`*)
シールドは、陸戦タイプのものが付属します。
裏側のグレーも色分け済みで、
基部はボールジョイント接続によりロール回転します。
前方へ突き出すようなギミックも搭載。
バイポッドを立てる事もできるので、シールドは旧HG版からかなり進化しています。
シールドで攻撃!
「そうやってお前は、全ての他人を見下すんだ!ニムバァス!!」
サターンで喋らない人だと思ってたら、ちゃんと喋れたカジマさんの図。
戦慄のブルー、パッケ風でパシャリ。
ビーム・サーベルのグリップは、脚部側面の中に収納されています。外装パーツを外し、
中から取り出して持たせます。
柄・ビーム刃とも、2本ずつ付属します。
ブルーディスティニー1号機、ビーム・サーベルを抜刀!
斬!
二刀流で。
100mmマシンガン+ビーム・サーベルでパシャリ。
ジム頭をぶん投げるブルーディスティニー1号機!
それでは、コミック版に切り替えてみるぞ!
「エグザムシステム キドウ」
こちらがコミック版のブルーディスティニー1号機。せっかくなので、EXAMシステム起動状態で見ていきます。
だいぶ印象変わりますね。コミック版頭部のアンテナ先端は、白いシールで色を補います。
先端の角張った面に貼るため、ここは塗装推奨といったところ。
それでは何枚かいってみます。
あなたはどちらの状態がお好みかな……?
旧HGUCブルーディスティニー1号機(HGUCナンバー80/左/塗装済)と比較。
10年の開きがあるという事で、ガンプラの進化を感じます。
上半身と腰部を比較。
EXAM版では、色分けが向上しており合わせ目の量も減りました。
肩から腕、シールドを比較。
旧HG版では、肩の引き出しギミック(EXAMシステム起動状態)は搭載されていません。
背部を比較。
100mmマシンガンを比較。
ここは旧版の圧勝ポイントで、EXAM版はトリガーガードが省略され銃持ち手が付属しません。
敢えて旧HG版の長所を挙げるなら、EXAM版の登場によりレア化が増している点かもしれません。
この記事は2021年10月に執筆(リライト)していますが、確か青バンダイ化されてからまだ一度も再販されていなかったはずです。
EXAM版の、「HGUCブルーディスティニー2号機”EXAM”」「HGUCブルーディスティニー3号機”EXAM”」と比較。
全て本キットのリデコキットとなります。
ジム顔/ガンダム顔の違いのほか、成形色や武装・バックパックなどが変化しています。
「マリオン、君を解放するまであと少しだ!」
HGUC ブルーディスティニー1号機”EXAM”の感想
ということでHGUCブルーディスティニー1号機”EXAM”のご紹介でした。
1号機の特徴としては、ジム顔なのはもちろん「ゲーム版」「コミック版」で切り替えできる点だと思います。
もちろん通常時/EXAMシステム起動状態の切り替えパーツやギミックも搭載されているので、「切り替えて遊ぶ」に特化しているのがEXAM版1号機のセールスポイントかと。
最新のコミック版にして遊ぶも良し、あえてレトロなサターン版にして肩・バックパックのギミックを再現しないなど、遊びの幅が広いガンプラに仕上がっていると思うよ……(*´ェ`*)
以上、「HGUC ブルーディスティニー1号機”EXAM”」のガンプラレビューでした!