今回は「HGセルゲイ専用ティエレンタオツー」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム00に登場し、セルゲイ・スミルノフが搭乗する全領域対応型ティエレンをご紹介。
2009年発売。
成形色で劇中カラーが再現されているほか、非擬似太陽炉搭載機用ビームライフルが追加で付属します。
従来の、200mm×25口径長滑腔砲やカーボンブレイドも付属します。
という事で、HGセルゲイ専用ティエレンタオツーを他のティエレンタイプとの比較画像を含めてレビューしていきたいと思います!
HG セルゲイ専用ティエレンタオツー
ティエレンの全領域対応型、セルゲイ専用ティエレンタツーさん。
本機をタオツーと呼ぶのは本来間違いですが、形状が同一であるため元人格軍出身者を中心にタオツーの名で呼ばれ続けている機体となります。(正式名称はティエレン全領域対応型)
ガンプラ的には、劇中色が成形色で再現されているほかソーマ・ピーリス機には同梱しなかった非擬似太陽炉搭載機用ビームライフルが追加で付属するのが特徴です。
価格は同じなので、今回のセルゲイ機の方がちょっぴりお得な内容になっているよ……(*´ェ`*)
組み立て書にはロシアの荒熊、セルゲイ・スミルノフさんが記載。
ホイルシールがこちら。
セルゲイ専用のものになっており、主に細かな「オレンジ」「ホワイト」部の色を補うものが中心です。
付属品一覧がこちら。
※「非擬似太陽炉搭載機用ビームライフル(+サーベル刃)」「200mm×25口径長滑腔砲」「カーボンブレイド(余剰)」「右の平手パーツ」「余剰パーツ」
200mm×25口径長滑腔砲は2枚の放熱版(ブレイド)が付いたものが付属しますが、劇中では未使用の武装だったりします。
そして完成したHGセルゲイ専用ティエレンタオツーがこちら。
本体ですが、成形色が渋いブルーに変更されている以外は同型機のティエレンタオツーと同じ造形をしています。
という事でピンクのタオツーの色替えキットとなりますが、武器(↑右手に持ってる非擬似太陽炉搭載機用ビームライフル)が追加されているのが購入判断ポイントとなりそうです。
大元を辿ればHGティエレン地上型のリデコキットという事になりますが、ご覧のとおり今のガンプラ目線で見てもかなり優秀な劇中再現度を誇ります。
足首パーツも左右へ傾くので、接地性・自立性ともに良好です。
それでは各部細かく見ていきます!
まずはベースキットのHGティエレンタオツー(ソーマ・ピーリス機)(塗装済)と比較。
違いは、成形色と↑の非擬似太陽炉搭載機用ビームライフルが追加で入っている点のみです。
可動域は広く、頭部こそ固定式ですが手足は大きく広がります。
手足の関節は90度ほど曲がり、ヒザ立ち可能です。
上半身は360度回転します。
頭部は左右はめ込み式で、ど真ん中に合わせ目が出ます。
頭頂部のパーツを外せば、モノアイを左右に動かす事ができます。
上、後ろから見た図。
細かく造形されていますが、後頭部にも合わせ目アリです。
胴体をアップで。左右のオレンジ部分は、ホイルシールが付属します。
お尻の水素タンクはモナカ構造で、合わせ目が出ます。
アップで。左側に搭載された30mm機銃はでこぼこした形になっているため、塗装推奨部分です。(経年でシールが剥がれてきます(>ω<))
水素タンクは上下に可動します。
上半身は、前後に可動します。
上から見た場合、頭部・胴体などの合わせ目が目立ちます。
肩は前方へスライド可動するぞ!
シールドはジョイントパーツで繋がれており、展開します。
各部フレキシブルに可動します。
シールド自体もロール回転可能です。
腕は「肩内部パーツ」「前腕部」に合わせ目が出ます。
脚部は、前後ほぼ全ての面に合わせ目が出ます。
タオツーの場合は足首パーツ(スリッパ部分の甲やカカト)にも合わせ目が出るので、地上型と比べ合わせ目量がアップしています。
足を曲げた際に露出する関節フレームや、足裏にも合わせ目アリです。
底面のカバーパーツを外せば、スタンド用の3mm穴が露出します。
「…軍紀に従う…か」
ティエレン全領域対応型、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
こちらが本キットの売り部分、非擬似太陽炉搭載機用ビームライフル。
サーベル刃を取り付ければ、銃剣になります。が、サーベルはグレー1色成形のためピンクで要塗装です。
他キットからクリアレッドのサーベル刃を移植してしまう方が手っ取り早いかな?といった感じです。
非擬似太陽炉搭載機用ビームライフルで攻撃!
ヒザを着いて射撃。
見た目に反して可動範囲が広いので、色々なポーズをつける事ができます。
フォアグリップを握り、両手で構える事もできます。
肩の前方可動のおかげで両手で構える事ができますが、ギリギリ感はあります。
銃剣を展開!
攻撃!
劇中では使用していませんが、200mm×25口径長滑腔砲も付属します。
放熱板付きのデザインで、機関部には合わせ目が出ます。
アクション!
左腕にも装着できるので、非擬似太陽炉搭載機用ビームライフルと200mm×25口径長滑腔砲を二丁持ちで展示できます。
カーボンブレイドも付属しますが、リアアーマーへのマウントギミックは搭載されていません。
ブレイドはグレー1色1パーツ成形で、要塗装です。
「ピーリスか!?なぜモビルスーツに?」
HG GNアーチャーとディスプレイ。
「軍人の風上にもぉっ!」
ジンクスIIIのアンドレイ現る!
「待つんだ、アンドレイ!」
HGティエレンのバリエーションでパシャリ。
※左から「HGティエレンタオツー(ソーマ・ピーリス機)※塗装済」「HGティエレン宇宙型※塗装済」「HGティエレン地上型※塗装済」「HGティエレン宇宙指揮官型」「本キット」
セルゲイ・スミルノフ搭乗機でディスプレイ。
※左から「HGティエレン宇宙指揮官型」「HGジンクス」「HGジンクスIII(連邦軍型)」
HG セルゲイ専用ティエレンタオツーの感想
ということでHGティエレン全領域対応型のご紹介でした。
基本的にはピンクのタオツーの色替えですが、値段が同じものの「非擬似太陽炉搭載機用ビームライフルが追加で付属」するのが売りといったところ。
その他、可動域の広さや劇中再現度の高いプロポーションはHGティエレン系の長所を受け継いでいるためクオリティは高いです。
ただ、脚部の合わせ目が多いのも継承されているためご注意を。
今のガンプラ目線で見ても満足度が高いので、タオツー/全領域対応型ファンにはオススメだよ!(>ω<)
以上、「HGセルゲイ専用ティエレンタオツー」のガンプラレビューでした!