今回は「EG RX-78-2ガンダム」のガンプラレビューです。
エントリーグレードシリーズにて立体化された、RX-78-2ガンダムをご紹介。
2020年発売。(2021年一般発売)
初めてガンプラに触れる人、久しぶりにガンプラを組む人向けに特化された内容になっていて、ニッパー不要、シール不要かつ少ないパーツ数での驚異の可動域を実現しています。
という事で、ついに発売されたエントリー グレードのガンダムをライトパッケージVer.との違いを解説しつつ徹底的にレビューしていきたいと思います!
ENTRY GRADE RX-78-2 ガンダム
まず注意点ですが、EGガンダムは通常バージョンとライトパッケージVer.の2種類が存在します。
↑がライトパッケージVer.。
ライトパッケージVer.は紙の箱ではなくビニールに入っているのが特徴で、
通常版との違いは武器が付属せず少し安くなっている点です。(税込550円)
一方、普通のEG RX-78-2ガンダムは税込770円です。
ガンダム本体は全く同じものが同梱します。
通常版の箱の大きさは、一般的なHGサイズより小さいコンパクトサイズになっています。(HGBD:Rアースリィガンダムの箱と比較)
ボックスには「道具不要」「塗装不要」「シール不要」の文字が。
新時代のガンプラを予感させますね……(*_*;)
組み立て書がこちら。
このように、「頭部」「ボディ」「両腕」「腰部」「両足」がある程度まとまって配置されているため、組む際にパーツを探す手間がほとんどかかりません。
GUNPLA EVOLUTION PROJECTのHGACリーオーでも採用されていたようなランナー構成になっています。
組み立て書にはこれからガンプラをはじめる方向けの情報が記載されています。
今回はSD系ガンプラで多く採用されているタッチゲート形式というニッパー不要のタイプになっているのが特徴です。
↑の4枚が同梱する全ランナーです。
今回のガンダムはこれからガンプラをはじめたい方も注目のキットだと思いますので、いつもより初心者さん向け解説多めでレビューしていきたいと思うぞ!よければ参考にしてみてくださいね(*´ェ`*)
それでは早速組んでいきます!
せっかくなので、今回はニッパーを使わず指だけで組み上げてみます。
いきなりですが、さすがにニッパーを使うよりはゲート跡(パーツが繋がっていた部分)がちょい汚くなりますw
ただ指で外していっても壊れる雰囲気がなく、簡単にサクサク組む事ができました。
↑胴体。細かく色分けされています。
ガンプラというより、立体パズルを組んでいる感覚に近いかもしれません。
ビーム・サーベルの柄は2本とも着脱できます。
サーベル柄の基部には穴が空いていますが、本キットにはビーム・サーベルのエフェクトパーツは同梱しません。
また、ランドセルも簡易的な作りで「下部のスラスターがランドセルと一体型」になっています。
肩と腕がこちら。合わせ目(パーツとパーツの接合部)が出ない作りになっています。
ショルダーアーマーは1パーツで、上からかぶせるように組み立てます。
上半身の完成!どんどんいきます。
腰まわりは、少ないパーツ数ながらV字の小さなイエローが色分けされています。
2015年に発売されたHGUC191番のガンダムではシールを使っていた部分なので、なにげにここはエントリーグレードの方がHGのREVIVE版に勝っている部分だったりします。
本キットは、ただの廉価版という枠に留まらないクオリティになっているようです。
脚部。こちらのパーツ数も少ないです。
足首パーツの組み立てだけ少し注意で、↑枠のパーツは上下があります。
他の部分は比較的間違えるところがないと思いますが、ここの取り付けだけはご注意を!
足はボールジョイント接続です。「ヒザ下」「ふくらはぎ」には合わせ目が出ます。
モモの側面はモールドのような形になっています。
そして完成したENTRY GRADE RX-78-2ガンダムがこちら。
……てか、パッと見HGシリーズと言われても違和感のない出来になっているのではなかろうか(*_*;)
ニッパーを使わずパコパコと組み上げていきましたが、写真を撮りながらでも1時間かからなかったと思いますw
全くはじめてガンプラを作る方でも、2時間ほどあれば迷うところもなく完成させる事ができそうです。
後ろから見ても色分けが素晴らしいです。
これで770円(税込み)って異常でしょ……(*_*;)
可動域はめちゃめちゃ広いです。
腕は真上まで上がり、開脚範囲も広いです。
手足の関節は90度以上曲がり、このようにキレイにヒザ立ちさせる事ができます。
上半身は360度回転します。
下手したら、一部の最新フォーマットのHGより動くかもしれません。
頭部をアップで。先述した通り、ニッパーを使わなかったので一部ゲート跡(切り口)がちょい汚くなりました。
アンテナ先端の↑枠は安全フラッグというでっぱりがついています。もしニッパーを購入するならカットすればおもちゃっぽさがなくなるのでオススメです。
胴体をアップで。腰部中央の小さなV字マークなど、色分けが完璧です。
側面に合わせ目のようなラインがありますが、一応段落ちモールドのようになっています。
腰はブロック構造になっていて、前後・左右と柔軟に動きます。
肩はジョイントパーツを引っ掛ける構造で、腕が大きく上がります。
ただ、前後には動かないうえよく見ると肉抜きのようなものが見えてしまう作りです。
腕をアップで。こちらに合わせ目はありません。
足裏はつま先付近に肉抜きがあります。
股下には3mmスタンド(アクションベース5など)に対応するスタンド穴が空いています。
「アムロ、行きまーす!」
エントリーグレードのガンダム、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
シールドから。前腕部外側に接続したのち、↑枠のグリップパーツで固定。ガッチリと保持できます。
簡易的ながら、シールドの裏側もしっかりと造形されています。
ビーム・ライフルは合わせ目が出ます。
↑枠の照準は左右に可動しますが、人差し指を突き出したライフル持ち手は付属しません。
ビーム・ライフルで攻撃!
腰を撚ることができるので、ポーズ幅がめちゃめちゃ広いです……(*´ェ`*)
更にすごいのは、カカトを引き出す事ができる点。
接地性も広く、↑まで開脚しても足が地面につきます。
足首パーツが細かく動くので、
このように人体のようななめらかな動きが再現できます。
いろんなポーズが決まるな……!(>ω<;)
ヒザをついて射撃。
シールドはランドセルにマウント可能です。
ビーム・サーベルを持たせてみます。
本キットにサーベル刃のビームエフェクトパーツは付属しませんが、
他から合うタイプのものを持ってくればビーム刃に対応します。
このあたりは770円の壁だと思われます。
斬!
サーベルは両手でつかむことができますが、肩の前後可動だけは不得意なのでギリギリ感は出ます。
2015年に発売されたHGUC 191 RX-78-2ガンダム(REVIVE版)と比較。
REVIVE版は肩がボールジョイントになっており、EGよりも肩の前後可動に優れていますが
「トサカ」「ツインアイ」「腰のV字」にシールを使用していました。
今回のエントリーグレードの方が色分けが勝っています。
HG RX-78-2ガンダム[BEYOND GLOBAL]と比較。
今回のEGを組み終わった方は、次に組むガンダムとして非常にオススメです。
旧キットの1/144 RX-78-2ガンダムと比較(*´ェ`*)
ガンプラの進化が止まらないぞ……!
色々な1/144スケールのガンダムでディスプレイ。
個人的にオススメのガンダムは↓の3体です。どれもRGより後発で、クオリティが高いですがニッパーは必要なのでご注意を。
よければこちらのレビューも併せてどうぞ。
のちに発売された、フルウェポンセットの本体と比較。
違いについては↓のレビューの方でどうぞ。
その他のエントリーグレードと一緒にディスプレイ。
ライトパッケージVer.と同じ日に発売された、鬼滅模型 竈門炭治郎とディスプレイ。
どちらも初心者さんでも簡単に組める内容になっているので、炭治郎もオススメです(*´ェ`*)(炭治郎の方はニッパーは必要です)
ENTRY GRADE RX-78-2 ガンダムの感想
ということでEG RX-78-2 ガンダムのご紹介でした。
少ないパーツ数ながら「色分け優秀」「可動域が広い」だけではなく、本当に組みやすいです(*_*;)
ニッパーもいらないので、はじめてガンプラデビューされる方や久々にガンプラを作りたいと考えている方には最適なキットで間違いないです。
「肩が前後に可動しない」点と「ビーム刃やバズーカが付属しない」点は弱点ではあるのですが、770円(税込み)という事を考えると文句を言う気が失せますw
誰にでもオススメできる高クオリティなガンプラに仕上がっているので非常にオススメ。
ライトパッケージVer.は550円(税込み)と値段は安くなっているものの、ライフルとシールドが付属しないのでご注意を。
一般でも武器付きの通常版が発売決定しているので、武器が欲しい方は通常版がオススメです。
↓ライトパッケージVer.
↓武器付きの通常版
以上、「ENTRY GRADE RX-78-2 ガンダム」のガンプラレビューでした!