今回は「1/144 ガンブラスター」のガンプラレビューです。
機動戦士Vガンダムに登場し、シュラク隊が搭乗するガンブラスターをご紹介。
1993年発売、1/144スケールの旧キットになります。
プレミアム・バンダイでRE/100（リボーンワンハンドレッド）の発売も決定したガンブラスター。
1/144で揃えたいモデラーさんも多いと思うので、今のガンプラ目線で見ると旧キットはどんな出来になっているかじっくり見ていきたいと思います！
1/144 ガンブラスター
キットは従来のVフレームを使ったランナーロック式（ランナーをそのままはめ合わせる）のスナップフィットなので、接着剤は不要です。
元々シンプルなカラーデザインのガンブラスターですが、胸ダクトのイエローやコクピット部レッドのような目立つ部分にシールを使うため色分けは甘いです(*´ｪ`*)
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「ビーム・バズーカ」「ビーム・サーベル×２（形状違い）」「ビーム・スプレーガン」「ビーム・シールド」「交換用スタンド支柱」
ガンイージに同梱しないブラスター特有の武器は、ビーム・スプレーガンのみです。
また、クリアパーツ以外の成形色が少し暗めの青に変更されています。
もちろんディスプレイスタンド＋カードも付属するぞ！
ディスプレイカード裏面にはガンブラスターのスペックと武器が記載されています。
ふむふむ……ビーム・バズーカ（ランチャー）が一番強いのか(*´ｪ`*)
そして完成したガンブラスターさんがこちら。
成形色違いの1/144ガンイージのランナーを使ったバリエーションキットになっており、新規造形として「胸」「バックパック」「ビームスプレーガン」が付属します。
成形色も明るめのグリーンに変更されました。
弱点は後述しますが、素立ち状態だと今の目で見ても普通にかっこいいです。
接地性もそこまで悪くないし、合わせ目消したり塗装すればかなり化けるキットになっていると思われます。
ツインテールと呼ばれる２基のスラスターバインダーが特徴です。
それでは細かく見ていきます！
可動域はそこまで悪いわけではなく、手脚はそこそこ上がり腕・脚関節も90度曲がります。
上半身もそれなりに動く模様。
ただこのガンブラスターさん、ガンイージと同じく肩のポロリが凄まじいです。
顔アップ。ご覧の通りシールのサイズが全然合っていないため、頭頂部センサーと口がひどい事になりますｗ
このあたり、今のガンプラに近付けるためには塗装前提のキットと思った方がいいですね。
頭部は前後はめこみ式で頭頂部・側面に合わせ目が出ます。
造形自体は悪くないですね。
胸の前面パーツが新規造形ですが、ライトグリーンの１色成形になっているため「黄色・赤」をシールで補います。
胴体側面には合わせ目あり。
↑シール部分。このあたりがこのキット一番の鬼門だと思います。
曲面に貼る事が多いため、どうしても見た目が悪く経年（というか数日）で剥がれてくる部分があります。
上から。スラスターバインダーと頭部・胴体の合わせ目箇所がこちら。
胴体と肩の接続はVフレームというポリ製フレームを使った構造になっています。
１パーツのショルダーアーマーを上からはめこむだけなので、合わせ目が出ません。
が、腕（胴体との接続部）のポロリは凄まじいです(*´ｪ`*)
二の腕は筒状っぽい１パーツ成形。
前腕部は合わせ目が出ます。
腰回りは良く出来ていて、フロント・サイドアーマーはそれぞれ独立可動します。
股下には3mmジョイント穴が空いており、最近のアクションベースにも対応しています。
脚部は前面と
後ろ側に合わせ目。
足裏には多少肉抜きっぽい部分がありますが、このような形の可能性もあり。
バックパックは１パーツ、そこに２基のスラスターバインダーを装備しています。
プラ接続ですが強度は安定していて上下に可動します。
スラスターバインダーは２パーツ左右はめ込み式で合わせ目が出ます。
それでは武装を見ていきます！
まずはビーム・シールドから。
基部で360度回転しますが、肩パーツに干渉するため腕可動は限られます。
ビーム・シールドのクリアパーツを外して装着する事もできます。
ビーム・ライフルは１パーツ成形で右側面に妙な肉抜きがありますｗ
成形色はガンイージよりも暗めのブルーに変更されています。（設定色というわけではありません）
ジャキッ！
武器を構えるガンブラスター！
……やはり顔と胸まわりのホイルシールが気になりまくるので、今回はチャチャッと筆塗りで部分塗装してみましたｗ
手軽に処理したかったので、下地処理いらずのシタデルでヤスリもかけず塗ってみた。（出来についてはご容赦ください）
シタデルはBASEという種類のものの方が下地の隠蔽力が高いのですが、ガンダム系でよくあるモンザレッドっぽい色は売っていないのでLAYERのシタデルカラーのEVIL SUNZ SCARLET
普通に隠蔽力が高いため３度塗りでここまでになりました。
（ついでにスラスターバインダーのイエローもチャチャッと塗装）
くぼみなど細かなところ以外はこれで色分け終了です。（本体のみ）
これだけでも見栄えがアップした気がする！(>ω<)
それではこの状態でレビューの続きいってみます。
ビーム・ライフルを構えるガンブラスター！
旧キットにしてはよく動きます。
あと最近の3mm穴スタンドに対応しているのが地味に嬉しいっす(*´ｪ`*)
ビーム・サーベルを装備！
サーベルは柄一体型のクリア１パーツ成形のため、要塗装となります。
湾曲したサーベル刃も付属します。
斬りかかるガンブラスター！
ビーム・バズーカを装備。
２パーツモナカで全く色分けされていないため、ここも要塗装です。
ビーム・バズーカは、リアアーマーにマウント可能です。
このキットの特徴、ビーム・スプレーガンを装備！
……
そこ！ショボいとか言わない！
（１パーツで、肉抜きまでありますｗ）
クールにスプレーガンを構えるガンブラスター。
スプレーガンで無双するシュラク隊！
付属のディスプレイスタンドを使って展示。
この背景カードいいよね……(*´ｪ`*)
ゾロアット現る！
1/144ゾロアット（塗装済）とディスプレイ。
1/144ガンイージと比較。
成形色が違います。
プレミアム・バンダイで発売された、RE/100ガンブラスターと比較。
1/144 ガンブラスターの感想
ということで1/144 ガンブラスターのご紹介でした。
可動域・合わせ目など基本的な部分はガンイージと同じですが、胸にシールを多用するため色分けがガンイージよりも弱くなっています。
今からガンブラスターを作るモデラーさんはある程度手を加える方が多いと思うので色については大丈夫かもしれませんが、肩はめちゃめちゃ外れやすいのでご注意を(>ω<)
造形的には31年前のガンプラとは思えないほど再現性が高いと思いますぞ！
何よりこれだけのクリアパーツやスタンドが付いて定価が安過ぎるので、非常にプレイバリューが高いキットだと思います。
1/144スケールのVガン系キット最高です……(*´ｪ`*)
以上、「1/144 ガンブラスター」のガンプラレビューでした！
