今回は「HGバスターガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDに登場し、ディアッカ・エルスマンが搭乗したバスターガンダムをご紹介。
2003年発売。
放映当時もののバスターガンダムですが、アームにマウントされた350mmガンランチャーと94mm高エネルギー収束火線ライフルは連結ギミックを搭載しています。
という事で、HGバスターガンダムを今のガンプラ目線で見るとどんな出来になっているかレビューしていきたいと思います!
HG 1/144 バスターガンダム
完成したバスターガンダムがこちら。
付属品は↑が全部で、別途ハンドパーツなどは付属しないシンプルな内容になっています。
※リニューアル版には追加でアタッチメントパーツとテトロンシールが付属
21年前に発売された当時もののガンプラですが、ご覧の通りプロポーションは意外と悪くないです。
ただ、今の目線で見ると頭部をはじめ各部のエッジが緩い感じ。
ホイルシールは顔まわりと肩に使用します。
色はちょくちょく足りないため、部分塗装は必須かもしれませぬ。
それでは細かく見ていきます!
可動域は腕が水平まで上がり、意外な事に開脚範囲が広いです。
手脚の関節は90度曲がり、一応膝立ち可能ですが上半身はほとんどまわりません。
一見そこまで悪くないように見えますが、上半身と肩が前後に動かないため柔軟には動きません。
頭部は目・頬・センサー(赤い額パーツの奥)をシールで補います。
特に頬は目立つため、部分塗装推奨といった感じ。
アップで。今のガンプラ目線で見てしまうと各所エッジが緩いです。
頭部は前後はめ込み式で、頭頂部と側面に合わせ目が出ます。
※今回合わせ目を微妙に消してしまっていますが、赤枠で囲っておきます
胴体も前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
股間部分の○○はグリーンで要塗装です。
胴体に関しては意外と色分けされている模様。
肩・胴体上部にはびっしりと合わせ目が出ます。
肩のグレー部分はシールが付属。
220mm6連装ミサイルポッドのカバーは開閉します。
ミサイルとハッチ裏側は要塗装となります。
また、肩側面のサブアーマーは可動の妨げにならないよう大きく動きます。
腕は肩内部ブロックと前腕部前後に合わせ目。
肘関節は90度曲がります。
腰の武器を保持するアーム周辺に一部合わせ目、股下もアクションベース用の穴は空いておらず合わせ目が出ます。
脚部はモモ・スネ・足首関節・付け根、
後ろ側にびっしりと合わせ目が出ます。
ここらへんはさすがに当時ものキットといったところ。
ただ、足裏には肉抜きがありません。
バックパック側面に武器(保持アーム)を接続可能です。
アームの角度を変え、様々な形態にチェンジできます。
まずは基本となる持ち方から。
脇に挟んだ武器のグリップを引き出し、ハンドパーツで持たせます。
一応甲パーツを外さなくても持たせる事ができました。
ジャキン!
持たせ方に少し無理が出てしまいますが、射撃ポーズがとれます。
350mmガンランチャーと94mm高エネルギー収束火線ライフルを構えるバスターガンダム!
バスターの核な部分となるだけあり、武器類の造形は細かいです。
銃口も当時ものとは思えない細かなディテールで再現されている模様。
上写真、左側に装備しているのが94mm高エネルギー収束火線ライフル。
下の右側に装備しているものが350mmガンランチャーになります。
このあたりは色も足りず合わせ目が出るため、処理が大変な部分でした。
※合わせ目だけ消して塗装はしていません
「とっととそっから下がれよ!アーク・エンジェル!」
このシーン、「舞い降りる剣」の次ぐらいに好きなんだけど……(>ω<)
アームを前方へ移動させ、武器の角度を変えれば
このような持たせ方もできます。
こちらの方が無理なく構える事ができました。
カッコエエ……(*´ェ`*)
更にアームを↑の位置に変え、前方を350mmガンランチャーにした状態で連結させれば
対装甲散弾砲になります。
対装甲散弾砲で攻撃するディアッカ!
バンクシーン風で。
前後を逆にし、94mm高エネルギー収束火線ライフルを前側にして連結させれば
超高インパルス長射程狙撃ライフルになります。
……古いガンプラなので舐めてましたが、この連結ギミックはほんと良く出来てます。
アームがぐらつくものの、持たせてしまえばポロリも無くカッチリとポーズが決まるぞ……(>ω<)
ディアッカ・エルスマン搭乗機でディスプレイ。
※「HGガナーザクウォーリア」「HGブレイズザクファントム(ディアッカ・エルスマン専用機)」
GAT-Xシリーズでディスプレイ。
ラクス軍団のRG・HGCEと一緒にディスプレイ。
RGやHGCEと並べても意外といけますね。
MG 1/100 バスターガンダムと比較。
現状ガンプラでは2012年発売のMG版が最新かつ一番クオリティが高いので、スケールにコダワリがなければMG版がオススメだよ!(>ω<)
最後に、HG 1/144 ライトニングバスターガンダムと比較。
HG 1/144 バスターガンダムの感想
ということでHG バスターガンダムのご紹介でした。
放映当時ものキットという事で顔の造形がゆるかったり、目立つ箇所にシールを使用したり、可動域が狭い点はご愛嬌といった感じ。
昨今のガンプラと違い定価がかなり安いため、そのあたりは減点無し方向で。
部分塗装など、多少手を加えるモデラーさんは問題ないかと思います。
想像以上にプロポーションが良く、武器の連結ギミックを搭載しているため1/144スケールで揃えたいバスターファンにはオススメ!
注意点ですが、このバスターガンダムは今回の放映当時版とHDリマスター時に発売されたリニューアル版の2種類が存在します。
違いは「HGリマスターに合わせた成形色の変更」「アクションベース用アタッチメントパーツ」「マーキングシール」の3点となっているので、今から組もうと思われているモデラーさんはリニューアル版の方がオススメです!
ただ、変更点はそれだけといってしまえばそれだけなので、アタッチメントパーツ・テトロンシール不要な塗装派モデラーさんは旧版の方が安ければそちらでもアリだと思いますぞ。
※旧版↓
※リニューアル版↓
以上、「HG バスターガンダム」のガンプラレビューでした!