今回は「HGカラミティガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDに登場し、オルガ・サブナックが搭乗するカラミティガンダムをご紹介。
2012年に発売されたリニューアル版になります。
旧版から成形色が変更され、マーキングシールとアクションベース用のジョイントパーツが付属。
SEEDの当時物キットの中では、劇中再現度の高いプロポーションにて立体化されています。
という事で、HGカラミティガンダムをレビューしていきたいと思います!
HG カラミティガンダム
ガンダムSEED HDリマスターにあわせてリニューアルされたR08のHGカラミティガンダム。
元は2003年に発売されたものなので、21年前のガンプラクオリティで立体化されています。
リニューアル版との違いは、
「HG1/144 SEED1のマーキングシール」「成形色の変更」「アクションベース用のジョイントパーツ」が付属する点です。
今から買うならリニューアル版の方がお得ですが、本体の造形自体は旧版と同じです。
組み立て書には生体CPUのオルガ・サブナックが記載。
ホイルシールとマーキングシールがこちら。
ホイルシールは、胸部中央の「580ミリ複列位相エネルギー砲スキュラ」の銃口部分やトーデスブロック(バズーカ)の照準センサーを補うものが付属。
マーキングシールは「HG 1/144 SEED1」のテトロンシールが付属し、機体番号や地球連合のマークが印刷されています。
付属品一覧がこちら。
※「337ミリプラズマサボットバズーカ砲トーデスブロック」「対ビームシールド」「アクションベース用ジョイントパーツ」
相変わらず舌を噛みそうな武器名だぞ……w(*´ェ`*)
そして完成したHGカラミティガンダムがこちら。
リニューアル版という事で、主に外装のブルーが劇中再現度の高い緑がかった成形色に変更されています。リニューアル前と比べると緑養分強めの色で再現されている感じです。
設定画と比べても忠実な体型バランスで再現されています。
失礼ながら組む前は「SEEDの当時物キット」という事で期待していなかったんですが、かなり良く出来ているのではなかろうか(*_*)
ただ、造形自体は21年前のガンプラという事でHGCEシリーズと比べると脚が短めになっています。
それでは各部細かく見ていきます。
可動域から。腕は水平まで上がりますが、開脚範囲は広くありません。
各関節は90度ほど曲がり、キレイに膝立ちできます。
上半身は少し引き上げれば360度好きな位置に持っていけます。
頭部をアップで。センサーとツインアイはシールで補うものの、その他は色分け良好。再現度の高い頭部形状をしているのではないでしょうか。
頭部は前後はめ込み式で、側面・頭頂部に合わせ目が出ます。アンテナ先端には安全フラッグあり。
胴体も前後はめ込み式で、側面と上部に合わせ目が出ます。
胸部中央の「580ミリ複列位相エネルギー砲スキュラ」は赤いシールで色を補います。
胸部まわりの色分けは甘く、例えば赤いシールの周辺は外装色のブルーで要塗装だったり、黄色いパーツのくぼみは黒に塗る必要があったりします。
肩を外してみた図。当時ものらしくシンプルな軸接続で、前後への可動など柔軟には動きません。
ショルダーアーマーは合わせ目が出ない構造です。
肩のスラスターはある程度可動。スラスター自体や、ショルダーアーマーの外側下部にある三角形部分はライトグレーで要塗装です。
腕は「二の腕」「前腕部」前後に合わせ目が出ます。
関節は1パーツです。
肘関節は90度曲がります。
バックパック中央は左右はめ込み式で合わせ目が出ます。
また、黒一色成形になっているため細かなスラスターなどは要塗装です。
125ミリ2連装高エネルギー長射程ビーム砲シュラークは前後に合わせ目が出ます。
ある程度色分けされていますが、左右からはめ込むシンプルなモナカ構造です。
シュラークは前後に大きく可動します。
先端をアップで。銃口内部はレッドで要塗装ですが、細かなディテールで造形されています。
フロント・サイドアーマーは可動します。フロントアーマーは最近のガンプラのように、真ん中でカットすれば左右独立して動く感じ。
リアアーマーに2基搭載されているスラスターはリアアーマーと一体化されており、色分けされていません。(スラスター内部も要塗装)
脚部は左右はめ込み式で、前後一直線に合わせ目が出ます。
関節は1パーツです。
横、後ろから。
足首はそれなりに傾き、接地性は悪くないです。
足裏には肉抜きがなく、モールドも刻まれています。
股下は当時の仕様でアクションベース用の穴は空いていません。
という事で、このリニューアル版にはアクションベース用のジョイントパーツが付属します。
↑のように上半身と下半身の間に挟み込めば、
スタンドに対応します(*´ェ`*)
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
337ミリプラズマサボットバズーカ砲トーデスブロックはシンプルなモナカ割りで合わせ目が出るうえ、1色成形で銃口はライトグレーで要塗装です。
照準センサーはシールが付属。グリップを傾けたりする事はできません。
トーデスブロックで攻撃するカラミティ!
トーデスブロック+シュラークで砲撃!
「ヘヘ……何遊んでんだよ、お前ら!」
攻撃しまくるオルガ!
対ビームシールドの先端部分イエローは色分けされていませんが、意外とパーツ分割が細かく色分けは悪くないです。
裏側のグリップはシールドパーツと一体化されています。
対ビームシールドに搭載されている、115ミリ2連装衝角砲ケーファーツヴァイは角度をつける事ができます。
ケーファーツヴァイで攻撃!
銃口は開口されています。色分け・可動ともに、時代を考えると対ビームシールドまわりは中々良く出来ていると思います。
「うざいんだよ!!」
……
……普通にかっこよくない?
SEEDの当時ものキットって当たり外れがあると思うんですが、このカラミティは当たりに分類されるガンプラだと思うぞ……!!(>ω<;)
VSフリーダムを再現!
レイダーガンダムがあれば、乗せて展示する事もできるぞ!
FULL MECHANICS 1/100 カラミティガンダムと比較。
HG カラミティガンダムの感想
ということでHGカラミティガンダムのご紹介でした。
当時ものという事で色が足りない箇所はちょこちょこあり、可動域も広いとは言えませんが顔の造形・スタイル・迫力のある武装など非常に良く出来ていると思います。
地味に接地性が良いのもポイント高し。
このまま組んでもいいし、改造派モデラーさんは脚を延長させてHGCE準拠で組んでみるのも面白いかと思います。
また、ホビージャパンのソードカラミティ改造キットを使って塗装すればアストレイに登場する切り裂きエドのソードカラミティも再現できたりします。
遊びの幅が広いガンプラになっていると思います。オススメ!
以上、「HG カラミティガンダム」のガンプラレビューでした!