今回は「HGUC ジムII(ジム2)・セミストライカー」のガンプラレビューです。
OVA「機動戦士ガンダムUC episode4」、漫画「ストライカーイントリントン Ninja of the Torington Base」に登場したジムII・セミストライカーをご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品。
HGUCジムII(ジムIII含む)とジム・ストライカーのランナーを使用し、セミストライカー用の新規造形パーツが付属する内容になっています。
もちろん武器はツイン・ビーム・スピアが付属。
という事で、HGUCジムII・セミストライカーをジムIIやジム・ストライカーとの比較画像を含めてガッツリとご紹介します!
HGUC ジムII・セミストライカー
トリントン基地にて活躍(?)したジムII・セミストライカーさん。
パイロットは何気にユージ・アルカナ(※)の弟子だったりします。
※コミック「機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊」の主人公
シールはベースキットのHGUCジムIIのテトロンシールと違い、HGUCジムIIデザートカラーver(プレミアム・バンダイ限定)のホイルシールが付属します。
最初「バンダイさん入れるシール間違えたかな?」と思いましたが、仕様でした。
そして付属品一覧はこちら。
※「ツイン・ビーム・スピア」「ビーム・ライフル」「ビーム・サーベルの柄×1」「シールド」「ハンドパーツ3種」
ツイン・ビーム・スピアは18年前に発売されたHGUCジム・ストライカーと同じものが付属します。
他はHGUCジムIIと同じ内容です。(いずれも成形色違い)
完成したHGUCジムII・セミストライカーがこちら。
HGUCジムIIから成形色が変更されています。
ジムII・セミストライカーの新規造形部分は「肩」「左手の前腕部」「シールド」「脚部」の4点になります。
元々HGUCジムIIはカトキハジメ氏がデザインしたユニコーン版に近いスタイルで立体化されていました。
そのため、ベースキットのジムIIよりもセミストライカーの方が劇中再現度が高いスタイルになっています。
頭部形状はまんまジムIIです。
クリアパーツがとても綺麗なグリーン成形になっており、奥のメカニカルな造形がチラリと見えるのがかっこいいっす(*´ェ`*)
前後で合わせ目あり。
コクピットハッチ(レッド)と腰(クリーム色)はシールで補います。
このあたりはプレバン的な感じですね。
新規造形、肩の増加装甲は前後はめこみ式で合わせ目が出ます。
HGUCジム・ストライカーの肩とは形状が微妙に違うため、流用なしの完全新規造形になっていました。
※設定的にもジム・ストライカーと違い、ウェラブルアーマーではないようです
側面にも合わせ目。
サブアーマーは腕可動の邪魔にならないよう↑のように可動します。
右腕はジムIIと同じですが、
左の前腕部が新規造形部分です。
左右はめこみ式で段落ちモールド化されていますが、後ろの一部に合わせ目が出ます。
あと、手の甲パーツは装甲色クリームで要塗装です。
小型シールドは1パーツ固定式で、セミストライカーの新規造形パーツになります。
この部分がセミストライカー!って感じでいいよね……(*´ェ`*)
フロント・サブアーマーに変わりはありませんが、リアアーマー(写真右)は地味に「HGUC 1/144 ジムIII(ユニコーンデザートカラーVer.)のものに変更されています。
※HGUCジムII、ジムIIIとは違う形状
すんごい地味な部分だけど一般販売では入手できないパーツが手に入るのは素直に嬉しいっす……ほんと地味な部分だけど(*´ェ`*)
下脚部は外装パーツが新規造形になります。
左右はめ込み式で↑部分に合わせ目あり。
セミストライカーの場合、ふともも側面の合わせ目はモールド扱いでOKです。
ちなみに写真中央の合わせ目は段落ちモールドになっていますが、設定画ではモールド形状はないため原作再現派はパテ等で埋める必要がありそうです。
※せっかく段落ちになっているので、細かい事を気にしないモデラーさんならそのままでOKかと思います
脚部内側は細かなパーツでフタを閉める仕様です。
足裏には肉抜きがありません。
ランドセルはジムIIと同じで、バーニア内部は赤で要塗装です。
それでは付属武器を見ていきます!
ビーム・ライフルはジムIIのものが付属します。
フォアグリップは可動し、両手で構える事も可能です。
ランドセルのビーム・サーベルを引き抜いてみます。
肘の二重関節構造のおかげで余裕で掴めるぞ!
ジムII・セミストライカー、ビーム・サーベル抜刀!
それでは目玉武器、ツイン・ビーム・スピアを装備させてみます。
合わせ目は出ますがポロリする事も無く、今の目で見ても良く出来ています。
ツイン・ビーム・スピアで攻撃するジムII・セミストライカー!
アゴがあまり引けないため、表情付けが多少難しいです。
サーベル部分は可動ギミックを搭載していて、クワのようになるぞ!(農耕セミストライカー)
連動ギミックになっているのでどちらかを曲げれば両方曲がります。
余剰パーツでシールドも付属しますが、
新規造形の左腕には装着できないため、右腕にのみ接続可能となります。
シールドとツイン・ビーム・スピアで。
イフリート・シュナイドと劇中再現!
HGUCジム・ストライカーと比較。
HGUCジム・ストライカーは2006年発売のHGUCという事でABSを多用しています。
色分けも甘く合わせ目も多いですが、形状自体はかなりかっこいいのでこちらもオススメ!
ベースキットのHGUCジムIIと比較。
新規造形部分が「肩」「腕部+シールド」「脚部」と、どこも目立つ箇所になっているため満足いくプレバン品になっているのではないでしょうか。
合わせ目や可動域はほぼ同じなので、↓のHGUCジムIIレビューの方も併せてどうぞ。
HGで発売されているジムIIバリエーションを比較。
なんだかんだいってこの小型シールドが気に入ってしまった……(*´ェ`*)
HGUC ジムII・セミストライカーの感想
ということでHGUC ジムII・セミストライカーのご紹介でした。
新規造形がどこも目立つパーツ(肩・腕・シールド・脚部)になっているため、満足度は高いと思います。
ジム・ストライカーのツイン・ビーム・スピアは合わせ目が出るものの、ギミック搭載+形状が良好のため安定のクオリティといった感じです。
ジムIIのレビューの方でも書きましたが、変な肉抜きが無く必要十分に動いてくれるため特に不満はありませんでした。
(可動域に関しては構造上アゴが引けないため、表情付けが多少難しいかもしれません)
プレバン品としては安い部類だと思うので、トリントンのMS大運動会を集めているモデラーさんには普通にオススメです。
以上、「HGUC ジムII・セミストライカー」のガンプラレビューでした!