今回は「HGUC ガンダム試作2号機 GP02A サイサリス」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYに登場し、アナベル・ガトーが搭乗したGP02Aサイサリスをご紹介。
18年前の2007年に発売されたHGUCになります。
MGより後発で現状一番スタイルの良いサイサリスに仕上がっていますが、HGUCナンバー66という事で古い作りになっています。
という事で、HGUCガンダム試作2号機GP02Aサイサリスを今のガンプラ基準で見るとどんなものか見ていきたいと思います!
HGUC ガンダム試作2号機 GP02A サイサリス
今回は合わせ目を消してフル塗装にて仕上げてあります。
というのも目立つ箇所にシールが多く、肩上等に合わせ目がガッツリと入っているため我慢ができずじっくり作り込んでみた次第であります(*´ェ`*;)
関節のみならずグレー部分がABS製のため、合わせ目を消すのも一苦労でした。
※例えばアトミックバズーカはABSランナーに入っており、ど真ん中に合わせ目が出ます
そしてABS部分を無理やり塗装したため、少し動かすだけでキシキシいう恐怖のサイサリスになりましたw
というわけで相当クセの強いキットに仕上がっていますが、ご覧の通りプロポーションの劇中再現度が半端ない事になっています。
このあたりは今のガンプラ基準で見ても通用する部分ですね。
額のダクトと左右のバルカンはシールで補います。
※今回は塗ってあります(汚いけど)
頭部は前後分割で合わせ目が出ます。
コクピットハッチ付近の3つの丸いグレー部分は別パーツで色分けされています。
胸の左右のダクトと顔の横にある緑色のセンサーはシールが付属します。
バックパックには「02」の文字が造形されています。
肩のフレキシブル・スラスター・バインダーは上部にガッツリ合わせ目が出ます。
そして先端のバーニアはグレー1色成形になっており、外側が色分けされていません。(装甲色で要塗装)
イエロー部はシールで補います。
先端のバーニアを下ろすと、連動して内部バーニアも可動します。
連動もする上、バインダー自体も上げたまま垂れ下がってくることはありません。
ABSの利点でもある部分ですが、かなりキツめで設計されているため破損には注意です。
そして私はあろう事か塗装までしてしまったので、動かすたびにぶっ壊れそうでめっちゃ怖いですw
左肩には「02」の番号が造形されています。
ここはシールが付属しませんが、簡単に塗装できる部分になっています。
二の腕は筒状1パーツですが、前腕部は中央に合わせ目が出ます。
※消してあります
シリンダーとシリンダーの間の合わせ目はヤスリがけしにくいのでご注意。
腰回りは元々の配色がシンプルな事もあり、一番手のかからない部分です。
膝の赤いパーツは色分けされています。
意外と言っては失礼ですが、でかい脚部に合わせ目はありませんでした。
ただ設定画ではモモ側面などにモールドはないので、合わせ目扱いにして消してしまうのも手だと思います。(今回は消していません)
足裏には肉抜きがありませんが、↑バーニア周辺は色分けされておらずグレーで要塗装です。
確かに手はかかりますが、造形的には今のHGに勝っている部分ですね。
大型のラジエーターシールドのレッド部はシールで補います。
ただ、側面にある4つのダクト内イエローは色分けされていないため要塗装です。
内側にはアトミック・バズーカが収納できます。
モールドがものすごい細かいです、スミ入れだけでもかなり大変でした。
このキットは全体的に接続強度がキツいため、エナメルでのスミ入れは避けた方がいいと思います。
それでは武器を装備させてみます!
サイドアーマーに収納しているビーム・サーベルを装備。
ビーム・エフェクトパーツは長めのクリアグリーンが付属するので迫力があります。
ゼフィランサス戦を思い出します(*´ェ`*)
サイサリスってビームサーベルが良く似合いますね。
サーベル刃がグリーンってとこもかっこいい。
「ウラキ少尉。私を敵に回すには君はまだ、未熟。」
圧倒的な強さのガトー!
アトミック・バズーカを装備させてみます。
細かくメカニカルな造形ですが、ど真ん中に合わせ目が入ります。
取り付け方は、右肩後方のジョイントパーツをアトミックバズーカに接続します。
このように前方へ倒して展開。
アトミック・バズーカを構えるGP02サイサリス!
本体もですが、アトミック・バズーカとラジエーター・シールドが重いためガッチリしたスタンド推奨です。
ソロモンへ帰ってきたガトーさん。
それでは適当に何枚か。
「ソロモンよ!私は帰ってきた!!!」
BB戦士202のサイサリスと比較。
本キットのリデコキットである、HGUCガンダムGP02A(MLRS仕様)と比較。
本体はMLRS仕様とほとんど同じなので、合わせ目や違いは↓の素組みレビューでご確認ください。
本キットのリデコキット、HGBD:RガンダムGP-羅刹天と比較。
HGUCガンダムGP01ゼフィランサス、GP03Sステイメンと。
HGUCガンダムGP01Fb、GP03Sと比較。
どれも結構昔のガンプラですが、劇中再現度めっちゃ高い気がします。
最後に、アナベル・ガトー搭乗機で。
HGUC ガンダム試作2号機 GP02A サイサリスの感想
という事でHGUCガンダム試作2号機 GP02Aサイサリスのご紹介でした。
今のガンプラ基準で見ると可動域は狭いですが、GP02の場合スタイリッシュアクションをする機体ではないためそこまで困らないかもしれません。
アトミック・バズーカを構えて仁王立ちするだけで絵になると思います(*´ェ`*)
問題は大部分に使われたABSパーツのおかげで合わせ目消しが厄介かつ塗装ができない点と、色分けが甘いのがマイナスポイント。
各接続テンションも異常にきついため、破損には注意なガンプラです。
アトミック・バズーカを構えるたびに頭部アンテナがぶつかるので、そこも含めて取り扱いにはご注意を。
とにかくABSが足を引っ張りまくってます。
総評としては色分け・合わせ目・ABS部分など手がかかりクセの強いキットですが、写真の通りプロポーションに関しては完璧だと思います。
サイサリスはハーモニー・オブ・ガンダムの「GP02A (MLRS仕様) 」も発売されているので、ガトーの搭乗したGP02Aにこだわりがなければお好みでどうぞ。
「ちょっと古めのHGUCを気合い入れて作るぞ!」というモデラーさんにはオススメです!
以上、「HGUC ガンダムGP02A サイサリス」のガンプラレビューでした!