今回は「HGUC ガンダム GP03S ステイメン」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYに登場し、コウ・ウラキが搭乗するガンダム試作3号機ステイメンをご紹介。
2001年発売。
前腕部のフォールディング・アームは展開可能で、コア・ファイターII-Spが付属します。
という事で、HGUCガンダムGP03Sステイメンをゼフィランサスやサイサリスとの比較画像を含めてレビューしていきたいと思います!
HGUC ガンダム GP03S ステイメン
『ガンダム開発計画』3体目の機体で、デンドロビウムのMSユニットであるステイメン。
オーキスの制御ユニットでありながら、単体のMSとしての性能も非常に高くグリプス戦役時のMSに匹敵する強さを誇るそうです(>ω<)
ホイルシールの量は少なく、ツインアイや各センサー部を補うものが付属します。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・サーベル」「フォールディング・バズーカ」「ビーム・サーベル」「フォールディング・シールド」「ハンドパーツ×6」「コア・ファイターII-Sp」
手首パーツは『ライフル持ち手』『バズーカ持ち手』『表情付き平手パーツ』が、左右分付属します。
そして完成したHGUCガンダムGP03Sステイメンがこちら。
背部のバックパックやテールバインダーなど、他ガンダムタイプよりも白多めのカラーリングになっています。
23年前に発売されたHGですが、再現度の高い姿で立体化されているのではなかろうか。
今見ても古さを感じないデザインが凄いよね……(*_*)
このキットでは設定画よりディテールが多少増しており、「前腕部」や「モモ前面」にモールドが追加されていたります。
リアアーマーに接続されたテールスタビライザーも、ステイメンの特徴の一つ。
それでは細かく見ていきます!
まずいきなり弱点になりますが、今のガンプラ目線で見てしまうと可動域は狭いです。
手脚はそこそこ広がりますが、膝関節があまり曲がらず。
上半身は少し引き出して戻せば好きな位置にまわす事ができます。
頭部から。額のくぼみなどは要塗装となります。
左側の短いアンテナ2本は別パーツ化されています。(2本で1パーツ)
アップで。中々のイケメンフェイスで立体化されているぞ……(>ω<)
頭部は前後はめ込み式ですが、合わせ目部分は段落ちモールド化されています。
胴体は襟元のグリーンこそシールですが、胸のイエロー・コクピット部のレッドはパーツ分割により色分けされています。
胴体は上部と、側面の上部分に合わせ目が出ます。
胸の黄色いパーツですが、少し外れやすかったのでご注意を。
なんか↑写真でも微妙に取れかかってます……w接着してしまった方がいいかもしれません。
バックパックのサーベルラックは開閉します。
ただ、中のサーベルはダミーで引き抜いてもサーベル刃を取り付ける事はできず固定式となります。
バックパックまわりは合わせ目が出ます。
また、スラスター内部はレッドで要塗装となります。
上から見た合わせ目箇所がこちら。
肩・胴体・サーベルラックに合わせ目が出ます。
肩の接続方式は昔ながらの軸接続になるため、昨今のガンプラのように上下・前後と柔軟には動きません。
腕は肩側面と手首付近に合わせ目が出ます。厳密に言えば肩内部ブロック(グレーのパーツ)部分にも。
肘関節は90度強曲がります。
フロント・サイドアーマーは適度に開閉。実はリアアーマーも動きます。
お尻にはテールバインダーを装備しており、
各所細かく可動します。
スラスターはグレーで色分けされていますが、スラスター内部はレッドで要塗装となります。
脚部は「膝からスネ」「アンクルガード中央」に合わせ目が出ます。
モモ前面は本来モールドが無い箇所ですが、段落ちモールド化されています。
後ろはモモ・ふくらはぎ・カカト付近のパーツに合わせ目が出ます。
足裏には肉抜きが無く、モールドが造形されています。
股下は昨今によくある「アクションベース用の3mmジョイント穴」は空いておらず、合わせ目が出ます。
それでは武器を見つつ、アクションポーズいってみます!
ビーム・サーベルは柄一体型のホワイト1色成形のものが1本付属します。
このキットには、サーベル刃のクリアエフェクトパーツは付属しません。
ビーム・サーベルで斬りかかるステイメン!
フォールディング・シールドは↑のフォールディング・アーム先端に挟み込んだあと、
前腕部に接続して保持させます。
シールドはオーキスへの収納状態も再現でき(折りたたんだ状態)、一体化されているもののライフル用のエネルギーパックもしっかり造形されていました。
ステイメン、フォールディング・シールドを装備!
アームに引っ掛ける必要があるので、持たせるのが少し難しかったですw(うまくはまらず)
シールド表面は色が足りないため、一部ブルーで要塗装となります。
ビーム・ライフルは照準サイト、フォアグリップともに可動します。
やり方が悪いだけかもしれませんが、腕周りの可動範囲が狭くフォアグリップを掴む事ができませんでした(*´ェ`*)
突貫するコウ・ウラキ!
下半身、特に膝関節があまり曲がらないのでポーズ幅は狭いっす(*ノェノ)
派手な動きを付けて遊ぶのは不得意なガンプラですが、造形自体は良くできていますね。
フォールディング・バズーカを装備させてみます。
バズーカを持たせる際は、穴サイズが大きい専用の手首パーツを使用します。
フォールディング・バズーカをぶっ放すステイメン!
グリップ部分が可動しないので、多少持たせづらい感じ。
バズーカはオーキスのコンテナスロットに収まるよう、折りたたむ事ができます。
フォールディング・バズーカ+ビーム・ライフルで。
バズーカ・ライフルともに、左右分の専用持ち手が付属します。
フォールディング・アームを展開させてみます。
前腕部をパカっと開き、アームを引き出して展開します。
手首パーツの位置が面白い事になるぞ!
無理矢理フォールディング・シールドを持たせてみました。
面白いギミックですが、このオーキスが付属しないステイメン単体だと意味の無い部分だったりします……w
コア・ファイターII-Spがこちら。
色分けは簡素ですが、
ランディングギアもしっかり付属します。
コウ・ウラキのフィギュアとディスプレイ。
同じHGUCシリーズの『HGUCガンダム試作1号機GP01ゼフィランサス(塗装済)』『HGUC試作2号機GP02サイサリス(塗装済)』とディスプレイ。
GP01をRGガンダム試作1号機ゼフィランサスに変えてディスプレイ。
HG Mechanicsシリーズで発売されている、HGMデンドロビウムと比較。
最後に、MG 1/100 ガンダム試作3号機ステイメン(右)と比較。
HGUC ガンダム GP03S ステイメンの感想
ということでHGUC ガンダム GP03S ステイメンのご紹介でした。
23年前のHGという事で可動域が狭く、派手なアクションを取らせる事はできませんが、シンプルなポーズや立ち姿限定でならかっこいいステイメンに仕上がっていると思います。
シールド、スラスター内部や細かい箇所が要塗装となりますが、スミ入れペンだけで処理できる部分が多い印象を受けました。
プロポーションに関しては今のガンプラ目線で見ても良くできているので、ステイメンが好きなモデラーさんや私のようにデンドロビウム買うのを諦めたモデラーさんにはオススメだぞ!w
手首パーツやフォールディング・アームなど、一部にABS樹脂が使われているため塗装派モデラーさんはご注意を!
以上、「HGUC ガンダム GP03S ステイメン」のガンプラレビューでした!