今回は「HGインフィニットジャスティスガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場し、アスラン・ザラが搭乗するインフィニットジャスティスガンダムをご紹介。
2005年発売。
背部のファトゥム-01は着脱可能で、専用のスタンドパーツが付属します。
※2020年発売のHGCEインフィニットジャスティスガンダムのレビューは↓からどうぞ
という事で、古い方のHG∞ジャスティスを、今のガンプラ目線で見るとどんな出来になっているかじっくりとレビューしていきたいと思います!
HG インフィニットジャスティスガンダム
このインフィニットジャスティスは、HG GUNDAM SEEDシリーズとして19年前のDESTINY放送当時に発売されたガンプラになります。
ボックスアートの背景にはストフリも描かれているぞ!
組み立て書にはオーブの服を着たアスランが記載。
ホイルシールは主に、背部ファトゥム-01の色を補うものが付属します。
広範囲な部分に貼るため、結構目立ちます。
付属品一覧がこちら。
※「MA-M1911 高エネルギービームライフル」「MA-M02G シュペールラケルタ×2」「MX2002ビームキャリーシールド」「各種エフェクトパーツ」
エフェクトパーツの数が多く、ビームサーベルやシールドのエフェクトパーツはもちろん、シールド先端に取り付ける『RQM55シャイニングエッジビームブーメラン』、スネの『MR-Q15グリフォンビームブレイド』、翼の『MR-Q17Xグリフォン2ビームブレイド』用と豪華な内容になっています。
ただ、全てクリアブルー成形になっているためシールド以外はクリアレッドで要塗装になります(>ω<)
あとは簡易スタンドと、ファトゥム-01専用のスタンドジョイントパーツ(↑の紫色のパーツ)が同梱します。
そして完成したHGインフィニットジャスティスガンダムがこちら。
当時のHGは設定画に近いドッシリとしたプロポーションで立体化されているものが多い印象ですが、このインフィニットジャスティスの場合スリム体型に仕上がっています。
放映当時ものという事で、細かな色は結構足りません。
合わせ目も多いですが、色合いのせいかそこまでは目立たずといった感じです。
背部ファトゥム-01は結構重いのですが、ウイング先端が接地するので転倒しにくくなっており自立性に優れています。
可動域は腕が水平まで上がるものの、開脚は苦手です。
手脚の関節は90度ほど曲がり、上半身を引き上げて戻せば好きな位置に持っていく事ができます。
一見そこそこ動くように見えますが、胴体がブロック構造じゃなかったり肩は前後可動しなかったりするため、柔軟には動かずといったところ。
頭部。フェイスマスクがホワイト1色成形になっているため、頬は水色で要塗装になります。
アップで。トサカのセンサー(ホワイト・ブルー部)はまるまるシールで補います。
トサカ基部の白いパーツは色分けされているので、必要最低限の色分けはされているといった感じです。
頭部は前後はめ込み式で、頭頂部付近に合わせ目が出ます。
胴体・腰は側面・上部に合わせ目が出ます。
腰は本来、下半分が黒いため要塗装箇所となります。
胸部の緑のラインはシールで補います。
ダクトやコクピットまわりはパーツ分割により色分けされています。
肩は前後はめ込み式で、白とピンクのパーツ上部に合わせ目が出ます。
胴体と肩は昔ながらの軸接続になっているため、前後には可動しません。
腕は二の腕と前腕部に合わせ目が出ます。
肘関節は90度曲がります。
腰回りの色分けは、細かなグレーとグリーンが足りません。
また、↑枠のシュペールラケルタがマウントされている基部部分に合わせ目が出ます。
※作例ではモールド扱いですが設定画では分割されていないため、合わせ目になります
脚部は左右はめ込み式になっており、前面に合わせ目が出ます。
関節は1パーツになっていますが、シルバーではなく白に近いライトグレー成形になっています。
横、後ろから。色もちょいちょい足りず。
足裏には肉抜きが無く、モールドが細かく刻まれています。
股下のカバーを外せば、アクションベース用の3mmジョイント穴が露出します。
お尻に近い側に穴があるため、浮かせた状態で脚を閉じたポーズがとりやすいです(*´ェ`*)
ファトゥム-01はプラ同士の凹凸接続になりますが、ガッチリと接続されます。
ただ、ほとんどの色はシールで補います。
特に翼の反対側はシールも付属しないため、塗装派モデラーさんは重点的な塗装ポイントになると思われます。
ファトゥム-01は前後に傾き、止めたい位置で止まってくれます。
意外と言っては失礼ですが、ストレスフリーな部分でした(*´ェ`*)
MA-M1911 高エネルギービームライフルを装備させてみます。
銃持ち手は付属せず。
甲パーツを外してグリップを挟み込むだけなので、プラプラします。(シリーズ共通)
MX2002 ビームキャリーシールドは前腕部後ろから挟み込むように接続。
接続強度が丁度良く、ポロリする事はありませんでした。
シールドは基部で360度ロール回転します。
ジャキッ!戦場へ現れるインフィニットジャスティス!
一度頭部を外し、ファトゥム-01を↑の位置で固定させ
ウイングを前方へ展開すれば、
フライング形態が再現できます。
先述した通り、翼の下側はシールも付属しないので要塗装といったところです(*´ェ`*)
高エネルギービームライフルを放つアスラン!
ビームシールドを展開させてみます。
先端パーツとシールドの間にエフェクトパーツを噛ませる形で再現します。
攻撃を防ぐアスラン!
エフェクト形状が細かく、今の目線で見ても綺麗ですね。
シールド先端はRQM55 シャイニングエッジビームブーメランになっています。
エフェクトパーツを差し込んで再現しますが、分離ギミックはオミットされています。
また、本来ビーム刃はクリアレッドなのですが、シールドと同じクリアブルー成形になっています。
MA-M02G シュペールラケルタを装備させてみます。
設定的には旧ジャスティスと同じサーベルだったりします。
ここも、色がクリアブルーになってしまっているのが弱点となります。
アクロバティックに攻撃するインフィニットジャスティス!
昨今のガンプラのようにガンガン動くわけではないので、ポーズ付けが難しいですw
スネに取り付ける、MR-Q15Aグリフォンビームブレイドのエフェクトパーツも2本付属します。
※ここも本来クリアレッドになります
攻撃!
ファトゥム-01の翼の先端に取り付ける、MR-Q17Xグリフォン2ビームブレイドのエフェクトパーツも2本付属します。
微妙にサイズがあっておらず曲がってしまうため、要調整といったところ。
※ここも本来クリアレッドです
ファトゥム-01は単体でも展示可能です。
↑は同梱の簡易スタンド+ファトゥム-01用ジョイントパーツを使用して展示した状態になります。
ガシン!
ちょっと無理矢理感が出ますが、インフィニットジャスティスを乗せる事ができます。
また、分離した状態で2体を展示する事も可能です。
更にファトゥム-01の下部にあるグリップを引き出し、
手で掴ませれば
このような状態で展示する事もできます。
宿命の敵、デスティニーガンダム現る!
※RGデスティニーガンダム+光の翼
「お前が欲しかったのは、本当にそんな力か!」
RGと比べるのは酷ですが、RGジャスティスガンダムと比較(*´ェ`*)
アスランのモビルスーツ勢揃いで。
アークエンジェル隊出撃!
EFコレクション5のアスランフィギュアとディスプレイ。
このアスラン、数あるアスランのカプセルトイの中でも出来が良いフィギュアになっているぞ!(>ω<)
HGCE版のインフィニットジャスティスガンダムと比較。
MG版も混ぜ、色々な隠者のガンプラでディスプレイ。
HG インフィニットジャスティスガンダムの感想
ということでHGインフィニットジャスティスガンダムのご紹介でした。
結構弱点があり、シュペールラケルタの連結ギミックやシャイニングエッジブーメランの分離ギミックが省略されていたりします。
クリアパーツもシールドに合わせ、本来クリアレッドのサーベル刃も全てクリアブルー成形になってしまっている点は素組み派モデラーさんには残念な部分かもしれません。
シュペールラケルタ(サーベル)は腰から外れやすくポロリが凄まじいので、ここは要調整箇所だと思われます。
……と、結構ボロクソ言ってしまいましたが造形的には悪くないと思いますw
昨今のSEED系キットのようにスリム体型で立体化されているので、やぼったさは感じませんでした。素立ちで飾っておく分にはかっこいい隠者に仕上がっていると思います。
素組み派モデラーさんは満足いかない可能性がありますが、多少手を加えるモデラーさんにはおすすめといった感じです!
以上、「HG インフィニットジャスティスガンダム」のガンプラレビューでした!