今回は「HGUC MS-06R-1A シン・マツナガ専用ザク」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムMSVに登場し、ソロモンの白狼ことシン・マツナガが搭乗する高機動型ザクをご紹介。
2013年発売。
シン・マツナガ専用のマーキングシールが付属するほか、肩・腕・腰部・脚部などが新規造形になっています。
という事で、HGUCシン・マツナガ専用高機動型ザクを黒い三連星ザクIIとの比較画像を含めレビューしていきたいと思います!
HGUC MS-06R-1A シン・マツナガ専用ザク
ホイルシールとマーキングシールがこちら。
R型の特徴である、大型ランドセルの色を補うものが中心になります。
そしてなんといってもシン・マツナガのパーソナルマークや機体番号が入ったマーキングシールが付属するのが特徴になっています。
付属品一覧がこちら。
※「ザク・マシンガン」「予備マガジン」「ザク・バズーカ」「ヒート・ホーク」「シールドに取り付ける兵装ラッチパーツ」「手首パーツ×5」
手首パーツは武器持ち手が左右、銃持ち手が左右、握り手が左手のみ付属します。
細かい事を言えば、手首パーツの指部分の色がグレーと濃いグレーで別れてしまっているのがちょっと気になるといった感じです。
そして完成したHGUCシン・マツナガ専用ザクIIがこちら。
基本的にはHGUC黒い三連星ザクIIのバリエーションキットになるのですが、肩・脚部を中心に各部マツナガ仕様の新規造形パーツに変更されています。
オリジンのHGザクシリーズとはまた違った体型バランスで立体化されていますね。
マツナガザクはRG版も発売されていますが、RGはプレミアム・バンダイ限定だったため本キットもまだまだ需要があるかと思います。
R型のランドセルや、全身の白い装甲が特徴になります。
ホワイト・オーガーやエリック・マンスフィールドのザクもそうだけど、意外と白のザクって多いよね(*´ェ`*)
それでは各部細かく見ていきます!
可動域ですが、腕は水平まで上がり開脚範囲も広いです。
ただ、デザイン上膝を曲げる動作が苦手で立ち膝はできません。
上半身は↑までしかまわらず。
今のガンプラ目線で見ると、可動域は標準より下といったところです。
頭部をアップで。モノアイは凸モールドが造形されています。
ブレードアンテナはR型らしく、スタビライザータイプになっています。
設定的には、通信系モジュールが強化されている指揮官機タイプになります。
頭部底面のツマミをまわせば、モノアイが可動します。
ただ可動幅は↑が限界で、そこまで横を向けるわけではありません。ツマミも少し硬めです。
胴体はオリジン系ザクよりもモールドがあっさりしており、ファースト・もしくは設定画寄りの造形になっています。
肩の接続部には、ポリキャップ隠しのカバーパーツを組み込む構造です。
特徴的な大型ランドセルがこちら。
色分けは甘く、スラスターまわりはシールで補います。手を加えるモデラーさんは、このあたりが重点的にいじるポイントになりそうです。
下部に2基あるスラスターはポリパーツによるボールジョイント接続である程度動きますが、スラスター内はレッドで要塗装となります。
肩は前後に柔軟に可動します。
ショルダースパイクアーマーは前後はめ込み式で、シール下に合わせ目が出ます。(ランドセルにも)
可動の妨げにならないよう、↑のように大きく開く事ができます。
※今回アーマー内部は黒で塗装してみました
肩に貼るシールは曲面に貼るため、キレイに貼れませんでしたw(>ω<;)
腕は肩内部ブロックと前腕部前後に合わせ目が出ます。
※今回は一部合わせ目消ししています
肘は90度強曲がります。関節パーツに合わせ目は出ません。
右肩はスタンダードなL字シールドになっています。
また、肩ブロックがマツナガ機特有の形になっています。黄色い部分はシールで補います。
腰部側面にはヒート・ホークと予備マガジンをマウントする事ができます。
ただ接続強度は弱く、ポロリ率は高いです。
特徴的な脚部。膝カバーの下にあるフレーム部分に合わせ目が出ます。
側面は縦一直線に合わせ目が出ます。
関節パーツの後ろ側は、合わせ目が少しだけ露出します。
脚部は一部のパーツが「黒い三連星仕様」とは違い、マツナガ機の形状に変化しています。
スラスターは軸パーツが折れやすいです。ご注意を!←黒い三連星ザクの時折った人
足裏に肉抜きはありません。
股下はアクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。フロント・リアスカート内側にモールドはありません。
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ヒート・ホークからいってみます。
手首パーツの穴とサイズが合っておらず、ちょっと抜けやすいです。
ザク・マシンガンは手首パーツ内の凹凸と合わせるため、ガッチリと持たせる事ができます。
※武器の合わせ目は消してあります
ザク・マシンガンで攻撃するシン・マツナガ!
すごいエース機って感じがするぞ……!(>ω<)
フォアグリップは可動し、両手で構える事ができます。※照準スコープも可動します
無理なく構える事ができます。腕まわりの可動はノンストレスでした。
ザク・バズーカも手首パーツ内の凹凸と合わせて持たせます。
グリップ部は可動します。
こちらもフォアグリップ・照準スコープともに可動します。
フル装備状態でパシャリ。
左の銃持ち手が付属するのがいい感じ。両手にマシンガン・バズーカを持たせて展示させる事ができます。
目立つ肉抜きがないので、どの角度から見ても見栄えがいいです。ここが本キットの長所だと思います。
「白狼の名を脳裏に刻み込め!!」
強そう!(>ω<)
「帰ったら伝えておけ、白狼の強さをな!」
武器は、ラッチを使いL字シールドに取り付ける事ができます。
「ザク・マシンガン、ザク・バズーカ、ヒート・ホーク」を一気に収納できます。
垂れ落ちてくることもなく、保持力は高いです。
ただシールドに貼ったシールが傷つきやすいので、取り付ける際はご注意を。
HGUCの高機動型ザクIIバリエーションで比較。
※左から「HGUC黒い三連星ザク」「HGUCジョニー・ライデン専用ザクII」「本キット」
主な違いをアップで見ていきます。
頭部を比較。
ショルダースパイクアーマーを比較。
本キットでは右肩の形も変化しているのが特徴です。
脚部スラスターを比較。
成形色だけではなく、細かなところが変化しているのが特徴です。
RG版のシン・マツナガ専用ザクIIと比較。
RG版は2018年発売ですが、2010年製ザクのリデコキットとなるため、どちらが新しいかと言われればHGUC版になるかもしれません。
詳しい比較は↓レビューでどうぞ。
最後に、プレバン限定品のHGUCシン・マツナガ専用ゲルググJと比較。
HGUC MS-06R-1A シン・マツナガ専用ザクの感想
ということでHGUC MS-06R-1A シン・マツナガ専用ザクのご紹介でした。
HGUC黒い三連星ザクIIと感想がかぶりますが、腰部側面に取り付ける予備マガジンとヒート・ホークがポロリしやすい点は要調節といった感じです。
その他は目立つ肉抜きが無く、手堅くできている印象。
後発のオリジンザク系キットと比べると可動域・色分けは甘いですが、体型バランスがかなり違うため好みに合わせてチョイスするのがいいと思いますぞ。
マツナガザクは今回のHGUCの他、1/144スケールではプレミアム・バンダイ限定のRG版も発売されています。
HG版の売りとしては一般販売で安価にゲットする事ができる点、何より組みやすく手を加える余地が残っている点だと思いますぞ!
以上、「HGUC MS-06R-1A シン・マツナガ専用ザク」のガンプラレビューでした!