今回は「HGオーバーフラッグ」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダム00に登場し、オーバーフラッグス(第8独立航空戦術飛行隊)が搭乗するオーバーフラッグをご紹介。
2008年発売。
基本的には「一部成形色が変更されたHGグラハム専用ユニオンフラッグカスタム」ですが、新規造形として新型リニアライフルが同梱します。
という事で、HGオーバーフラッグをレビューしていきたいと思います!
HG オーバーフラッグ

組み立て書にはオーバーフラッグスのダリル・ダッジ(左)とハワード・メイスン(右)が記載。
高出力型フライトユニットを装備し、耐ビームコーティングを施した黒い機体色になっているのが特徴です。
ガンプラ的には先に発売された「HGグラハム専用ユニオンフラッグカスタム」の一部成形色を変更し、隊員用/グラハム用の機体再現用シールや新規造形の新型リニアライフルが同梱する内容になっています。
成形色に関してはほとんど変わっていない(襟部・脚部前面パーツ・ディフェンスロッド程度)のと、グラハムフラッグに同梱していた試作リニアライフルも同梱するので、今から買うなら今回のオーバーフラッグの方がオススメだよ!

ホイルシールとマーキングシールがこちら。
新型リニアライフル部分に貼るシールは2色入っており、グラハム機を再現するなら青、隊員機を再現するなら白を貼る仕様です。
また、カスタムフラッグの方には同梱しなかった「オーバーフラッグスのマーキングシール」が付属するのも特徴です。

付属品一覧がこちら。
※「新型リニアライフル」「試作リニアライフル」「ソニックブレイド(プラズマソード)」「ディフェンスロッド」

そして完成したHGオーバーフラッグがこちら。
今回は左手に新型リニアライフルを持たせ、グラハム機を再現してみました。
一般機を再現するなら白いシールを貼り、右手にライフル/左手にディフェンスロッドを取り付けます。

という事で、本キット最大の売りは↑の新型リニアライフルだと思います。
すでにHGグラハム専用ユニオンフラッグカスタムを購入してしまった方には新鮮味が薄いですが、あの超盛り上がったスローネアイン戦のためには本キットが必要というモヤモヤ感のあるガンプラになっています……(*ノェノ;)

それでは各部細かく見ていきます!

可動域から。手足は大きく広がります。
特に開脚範囲がエグい事になっており、真横まで開きます。

手足の関節は90度ほど曲がりますが、デザイン的にヒザ立ちは無理が出ます。

上半身は360度回転します。

頭部をアップで。中に光沢感のあるシルバーのシールを貼り、クリアオレンジのパーツを被せて再現します。
襟部先端のホワイトは、シールで色を補います。
めちゃめちゃ地味な部分ですが、襟部は成形色が変更されています。※形は同じです

胸部の白いパーツは色分け済み。
胴体は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。

腕は、前腕部に合わせ目が出ます。
※今回微妙に消していますが、未塗装のため汚くなっています。お気になさらず……(*ノェノ;)
前腕部の「ソニックブレイド収納ギミック」は、オミットされています。

腰部をアップで。底面のカバーを取れば、スタンド用の3mm穴が露出します。

脚部は「モモ側面」「ふくらはぎ」に合わせ目が出ます。
今回はポリキャップレスかつABSの関節フレームが採用されており、関節強度がキツく設計されています。動かす際の破損にはご注意を!

高出力フライトユニットをアップで。
ウイングは後方へ可動します。

ユニット自体を後ろに倒す事もできます。

フラッグ、出撃!

それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

本キットの売り、アイリス社の新型リニアライフルがこちら。
銃口を3つ持つのが特徴で、左右にも可動型のグリップが搭載されています。
一部白いシールで色を補います。(上の細長いシールは青と白の選択式)

新型リニアライフルで攻撃!

側面のグリップを持つ事もできます。
グラハム機にせよ隊員機にせよ、この状態で持たせる場合は「たたんだグリップが内側」になるよう持たせます。

ディフェンスロッドは、基部で360度ロール回転します。
先端の白い部分はシール、裏側には肉抜きがあります。
地味に、成形色がブラックからグレーに変わりました。

攻撃を弾くフラッグ!

ソニックブレイド(プラズマソード)はホワイト1色1パーツ成形で、ブルーとグレーで要塗装です。
ハンドパーツの穴とサイズが合っていないので、プラプラするのが弱点です。

プラズマソードを抜刀!

そして嬉しい事に、HGグラハム専用ユニオンフラッグカスタムに同梱していた試作リニアライフルまで同梱します。
……という事で、この部分からも本キットはカスタムフラッグの完全版と言える内容になっていると思います。

フォアグリップを掴み、

両手で構える事もできます。

新型+試作リニアライフルを持たせてパシャリ。

それでは飛行形態へ変形させてみます。
胴体や手足を動かし、頭部を押し込む事で胴体を曲げた部分がロックされる仕組みです。

肘の凸と足の凹を合わせ、

新型リニアライフルを腰部に差し込めば

フライトポジションの完成です。
もちろん、この状態でもスタンドに対応します。

突撃!

更に、ウイングを前後に展開して

腕を後ろに倒せば、

高速飛行形態に変形します。

「そんな道理、私の無理でこじ開ける!!」
スローネアインにケンカを仕掛けるグラハム!
それでは、HGオーバーフラッグが店頭から消えたシーンを再現してみるぞ!(>ω<)

グラハム・スペシャル!

「どれ程の性能差であろうと!」

「今日の私は…」

「阿修羅すら凌駕する存在だ!!」

「…なにッ!?」

「バッ…馬鹿な!?」
スローネアインの腕をブチ斬るグラハム!


グラハム・エーカーのフィギュアとディスプレイ。


バリエーションキットの「HGユニオンフラッグ(左)」「HGグラハム専用ユニオンフラッグカスタム(中央)」と比較。
一部成形色は違うものの、本キットはHGグラハム専用ユニオンフラッグカスタムに新型リニアライフルを足した完全版のような内容になっています。
という事で、この中で買うならHGユニオンフラッグと本キットがオススメだぞ!

グラハム・エーカー搭乗機勢揃いでディスプレイ。
※左から「HGユニオンフラッグ」「HGグラハム専用ユニオンフラッグカスタム」「本キット」「HGミスター・ブシドー専用アヘッド」「HGマスラオ」「HGスサノオ」「HGブレイヴ指揮官用試験機」








HG オーバーフラッグの感想
ということでHGオーバーフラッグのご紹介でした。
HGグラハム専用ユニオンフラッグカスタムの感想とかぶりますが、ポリキャップレスかつ関節強度キツめのABSフレームが足を引っ張っているため、破損には要注意なガンプラといったところ。
また、フライトポジションからMSモードに戻す際は頭部を引き上げてから胴体を戻さないと接続部がねじ切れるためくれぐれもご注意を。(実は2体購入して1体壊しました(*ノェノ;))
その他は、一部成形色こそ違うものの「新型リニアライフルが追加で付属する」「グラハム機/隊員機の両方が再現できる」事からカスタムフラッグ/オーバーフラッグの完全版になっていると思います。
という事で、オーバーフラッグ好きなモデラーさんは本キットか1/100オーバーフラッグをチョイスするのがオススメだよ!※1/100版↓
以上、「HGオーバーフラッグ」のガンプラレビューでした!











