今回は「HGストライクダガー」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDに登場する、地球連合軍の主力量産MSストライクダガーのHGCE版をご紹介。
2022年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
HGCEフォーマットで立体化されているほか、主に上半身と武装が新規造形。
劇中でも使用されていた、パラシュートパックが付属します。
という事で、HGCEストライクダガーをレビューしていきたいと思います!
HGCE 1/144 ストライクダガー
ストライクの設計をもとに開発された、ストライクダガーさん。
ガンプラとしては2004年に1/144ストライクダガーが発売されていますが、HGシリーズではなく安価なコレクションシリーズ(パーツ数が少なくてあまり動かないやつ)で立体化されていました。
という事で、HG GUNDAM SEEDシリーズ(HGCEではない当時物のHG)をすっ飛ばし、最新フォーマットのHGCEで発売された事になります。
付属品一覧がこちら。
※「57mmビームライフル」「M703k ビームカービン(余剰)」「ES01 ビームサーベル×2(1本は余剰)」「対ビームシールド」「パラシュートパック」
今回はHGCE 1/144 ダガーLのリデコキットということもあり、M703k ビームカービンがまるまる組めるのも特徴です。組み立て方は記載されていませんが、3パーツのシンプルなパーツ割なのでそこまで迷わず組めると思います。
また、色分けが良好なことからホイルシールは付属しません。
大元をたどれば「HGBFビルドストライクガンダム フルパッケージ」のリデコキットとなるため、ビルドストライクのパーツが複数余ります。(そもそもHGCEダガーLとエールストライクがビルドストライクのリデコキット)
そして完成したHGCE 1/144 ストライクダガーがこちら。
もともとシンプルなデザインをしているというのもありますが、シールが付属しないほど色分けが優秀でHGCEフォーマットにて最新構造で立体化されているのが特徴です。
このストライクを簡略化したみたいな、ジムっぽい弱そうな見た目がたまりません……(*ノェノ)なんか劇中では立場が変わることから味方機っぽさがなくなり、敵っぽい印象もうけますよね。
パーツ数は少なめで、サクッと組めることから初心者モデラーさんにもオススメだぞ!
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は大きく広がります。
特に頭部の可動が得意です。
手足の関節は90度以上大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
真横を向くことができます。全体的に見て、可動に不満は一切ありません。
頭部をアップで。バイザーはクリアブルーで再現されており、バイザー内部にもディテールがあります。
額の右側にのみ、アンテナあり。先端には安全フラッグがついています。
内部はこんな感じ。トサカ中央とバイザーに、クリアブルーのパーツが使われています。
頭部は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
首パーツが大きく傾くので、顔の前後可動に秀でています。
シンプルな胴体。このあたりもダガーLからの新規造形部分です。
前後はめ込み式で、上部と側面に合わせ目があります。ただモールドのように見えなくもない感じにはなっているので、超設定厳密派以外はこのままでいいかもしれません。(一応設定画ではモールド無し)
腰内部の構造が面白く、↑の可動ジョイントにより左右に細かく動きます。
こういう構造を少ないパーツ数で実現してしまうアイデアってスゴいよね……。
ストライクっぽい肩部は、新規造形です。
肩はボールジョイント接続で、前後に可動します。
二の腕から下はダガーLと同じ形です。
前腕部の青いパーツは左右はめ込み式なのですが、合わせ目が角にくるため合わせ目感はほぼありません。
シンプルな腰部。股間軸は可動式で、底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。
脚部は、側面にチラホラと合わせ目があります。
ただ、足裏に肉抜きはありません。
ふくらはぎのスラスターは可動します。
ストライクダガー、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
対ビームシールドは一部新規造形で、側面か後ろ側のボールジョイントに接続します。
ジョイントパーツを前腕部の上からスライドさせるように引っ掛けるのですが、保持力は高いです。
デュエルのビームライフルの改良型、M703 57mmビームライフルがこちら。
新規造形で、銃床下にはグレネードランチャーを搭載しています。銃持ち手は付属しません。
M703 57mmビームライフルを装備!
攻撃!
対ビームシールドは2箇所に取り付けられるので、↑のようなシールドを前方へ突き出すようなポージングも可能です。
ヒザを着いて射撃。
カッケェ!弱そう!w(>ω<)
フォアグリップは可動し、
両手で構えることができます。
こちらは余剰パーツの、M703k ビームカービン。
ダガーLに同梱する武器なのですが、組むことができます。
攻撃!
2丁持ちでパシャリ。
背部のES01 ビームサーベルは着脱できます。
ストライクダガーの場合、ストライカーシステムを持たないため直接機体背部に設置されています。
ビーム刃は、クリアイエローのものが付属。グリップとともに2つ付属しますが、一本は余剰となります。
斬りかかるストライクダガー!
そして面白いのが、背部中央パーツとサーベルまわりのパーツを外すことにより、
パラシュートパックを装備できる点です。
劇中でも使っていましたが、これは嬉しいボーナスパーツです(>ω<)
降下するストライクダガー!
また、この取り付け規格は「別売りHGのストライカーパック」系にも対応しています。
本来ストライクダガーの設定ではバックパック換装機構が省略されていますが、ガンプラ的には対応できる感じです。
↑のように、同じプレミアム・バンダイ製のHG 1/144 ウィンダム&ダガーL用 拡張セットに付属する各ストライカーにも対応します。
基本的にHGのストライカーパックには対応しているので、例えば↑のガンバレルストライカー(HG 1/144 105ダガー+ガンバレルに付属)にも対応しているぞ!
このストライカー、結構お気に入りなのだ……。
ザフトのジンと交戦!
HG 1/144 モビルジンは当時物のガンプラで、作りはちょっと古いです。
発展型のHGCE 1/144 ダガーLと比較。
リリースの順番は前後していて、ダガーLの方が先に発売されています。(しかも一般販売)
という事で、本キットはHGCEダガーLのリデコキットということになります。(超大元をたどれば、関節パーツはHGBFビルドストライクガンダム フルパッケージからの流用)
ここからは違いをアップで比較してみます。
上半身を比較。主にここが変化していて、頭部・胴体・肩部など変更箇所が多いです。
対ビームシールドは似ているのですが、地味に形が違います。(一部は色違いのパーツを流用)
脚部を比較。このあたりは色替えで、共通の形をしています。
HGUC 1/144 ダガーLのレビューは↓でどうぞ。
HGCE 1/144 エールストライクガンダムと比較。
HG 1/144 105ダガー+ガンバレル、HG 1/144 105スローターダガーも加えて色々なダガーバリエーションでディスプレイ。
105ダガー系は新しいHGCEシリーズではなく、当時物の「HG GUNDAM SEED」シリーズで発売されているため、作りは古いです。
ただストライカーパックの規格が共通しているため、揃えることにより切り替えて遊ぶことができるのが強みです。
HGCE 1/144 ストライクダガーの感想
ということでHGCEストライクダガーのご紹介でした。
少ないパーツ数ながら高可動かつ色分け良好と、文句の出ないHGCEクオリティに仕上がっていると思います。
ややスタイリッシュアレンジはされているものの、ストライクダガーのなんともいえない弱そうな雰囲気も再現されているためファンには嬉しいアイテムになっていると思うぞ!(>ω<)
あとは価格が1,650円(税込)と、プレバン品の中ではお買い求めしやすい価格設定になっているので気になるファンの方は即買い推奨ですぞ。
ちなみにガンプラにコダワリがない場合、ROBOT魂も発売されているのでこちらも要チェックです↓
以上、「HGCE ストライクダガー」のガンプラレビューでした!