今回は「HGUC ジ・O(ジ・オ)」のガンプラレビューです。
「機動戦士Zガンダム」に登場し、パプテマス・シロッコが搭乗するジ・O(ジ・オ)をご紹介。
2002年に発売されたHGUCという事で21年前のガンプラになります。
スカートアーマー裏の隠し腕は差し替え無しで再現でき、ビーム・サーベル4刀流も可能。
見た目も原作通り、かなりボリューミーに仕上がっています。
という事でちょっと古めのHGUCジ・Oをがっつり見ていきたいと思います!
HGUC ジ・O(ジオ)
という事で早速完成させたHGUCジ・Oがこちら。
色が足りない細かな箇所が多いため、今回は部分塗装にて仕上げてあります。
プロポーションの再現度はかなり高いですね。
足がでかいので自立は超安定します。
主にダクト内グリーンの色が足りないため、今から組もうと思っているモデラーさんは緑の塗料を容易した方がいいと思いますぞ……(*´ェ`*)
ご想像の通り、可動域は狭いです。
膝も多少曲がりますが、大型のフロントアーマー・リアアーマーが干渉し動きに制限がかかる感じです。
上半身は多少可動します。
この上半身可動と手脚がそこそこ上がる影響で、ジ・Oとしてのポージングには困らない感じではありました。
長細い頭部。
ここは前後はめ込み式のため、側面に合わせ目が出ます。
※写真では消してあります
胴体や肩にある各ダクト内のグリーンは色分けされていないので要塗装です。
前腕部の動力パイプ(レッド部)は1パーツのレッド成形のため、パイプ以外の部分(隙間)が要塗装となります。
肩のサブアーマーとスラスターは可動します。
サブアーマーの接続ポリキャップ(写真左)はむき出しになります。
※全体につや消ししたのでポリ部分が白濁化しておりますw
隠し腕が収納されたでかいフロントアーマー。
下部にある一番大きなダクトはグリーン成形のパーツですが、それ以外の小さなダクト内はグレー1色成形になっているため要塗装となります。
もちろん隠し腕のギミックを搭載しているよ!(*´ェ`*)
※後述
スリッパ前部分にある赤い部分も要塗装となります。
隙間から見えるフレーム部分や動力パイプが精密にできています。
ここがこのHGUCジ・Oのイチオシ部分だと思うぞ……(>ω<)
装甲パーツ内側は黒で塗装しました。引き締まった印象になるのでオススメです。
足裏に肉抜きはありませんが、昔のHGUCらしくアクションベース用のスタンド穴はありません。
※足裏は形状に合わせてグレーで筆塗り塗装してみました
でかいバックパック内グリーンも要塗装です。
ここの羽のような部分は多少外れやすいため、接着してしまっても良いかと思います。
それでは武装を見ていきます!
まずはビーム・ライフルから。
ジ・Oしか使えない、メガランチャー級のビームを連射できるというトンデモ設定のライフルでございます(*´ェ`*)
黄色いパイプ部分は別パーツ化されていますが、ハンドパーツ甲部分の4つの凸部分(グレー部分)は要塗装となります。
アクションベースには対応していませんが魂STAGEのスタンドで無理矢理浮かせてみました。
この隙間から見えるフレーム部分がかっこいいっす(>ω<)
お次はビーム・サーベル。
日本刀のような湾曲したビームエフェクトパーツが4つ付属します。
ビーム・ライフルとサーベルでポージング。
可動域が狭いですが武器を構えるだけで様になるのがジ・Oのいいところですね。
隠し腕ギミックを展開させてみます。
折り畳まれた状態で収納されている腕を引き出すだけのシンプルな構造です。
21年前のHGUCにしては非常に良くできたギミックです。
素晴らしい作りだ……。
手先は回転し、そのままビーム・サーベルを掴ませる事ができます。
ジ・O、ビーム・サーベル4刀流!
更に派手になりました。
それではプチ劇中再現をしてみます。
「死にに来たか!シャア!!」
シャアの百式を追い詰めるジ・O!
「貴様のようなニュータイプの成り損ないは、粛正される運命なのだ!」
カッケェ!
キュベレイとともにクワトロを追い詰めるシロッコ!
前作ラスボス、今作(Z)ラスボス、次作ラスボスでディスプレイ。
※「HGUC百式(REVIVE)」「HGUCキュベレイ(REVIVE)」
ゼータガンダムに突撃されるジ・O!
※「HGUCゼータガンダムU.C.0088」を使用
ハロカプのパプテマス・シロッコとディスプレイ。
ジュピトリスで製造されたモビルスーツでディスプレイ。
※「HGUCメッサーラ」「HGUCパラス・アテネ(塗装済)」
満足感がハンパないっす
HGUC ジ・O(ジ・オ)の感想
という事でHGUCジ・O(ジ・オ)のご紹介でした。
写真をご覧の通り良プロポーション、隠し腕のギミックによる4刀流再現が可能な点など、非常に満足度の高いガンプラになっていました。
ただ、やはり21年前のガンプラという事で色々弱点もあり。
↑まずこのバックパックに取り付けるウィングのようなパーツですが、
3つとも簡単にポロリします。
ここは取り外しする部分でもないので接着剤で着けてしまった方がいいかと思われます。
↑そして一番の鬼門はダクト内のグリーン部。
ここは素組派モデラーさんにはキツイ部分になっていると思われます。
※使った塗料
総評としては、多少手を加えるモデラーさんにはオススメといった感じです。
プロポーション自体は今の目で見ても良くできていると思うぞ!
バンダイさん……機動戦士ガンダム ヴァルプルギス効果で白いジ・Oも発売していただけないでしょうか……(*´ェ`*)
以上、「HGUC ジ・O(ジ・オ)」のガンプラレビューでした!
機動戦士ガンダム ヴァルプルギス 1 (角川コミックス・エース)