今回は「HGUC νガンダム(ニューガンダム)」のガンプラレビューです。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場し、アムロ・レイが搭乗するνガンダムのHGUC版で2008年発売。
フレーム部分がガンメタルのような成形色、そして合わせ目が少なくプロポーションが最高にかっこいいキットになっています。
という事でHGUCνガンダムをガッツリご紹介します!
HGUC νガンダム
スケールは1/144ですが、設定通り標準的な一年戦争時のモビルスーツよりでかい大きさで造形されています。
という事で完成したHGUCνガンダムがこちら。
HGUCでリリースされている『逆襲のシャア』のHGUCはどれもそうですが、主役機νガンダムもパーツ分割が優秀で少ないパーツ数ながら組みやすさとプロポーションが完璧に近い状態で立体化されています。
装甲が角ばっていないので、マスターグレードよりアニメに近い形状になっているのではないでしょうか。
細かなイエロー部分をシールで補いますが、元々シンプルな配色なので色分けは良好です。
関節の成形色がメタリック調になっているので素組み派でも見栄えの良いνガンダムが組めるよ!
フィン・ファンネルが超絶かっこいいんですが……。
巨大なファンネルの重さで重心が後ろ寄りになりますが、なんとか自立は可能といったところです。
後ろにはニューハイパーバズーカをマウント可能。
ファーストの「ハイパーバズーカ」から「ニューハイパーバズーカ」の名称の変化がシンプルでいいよね……。
開脚は少し苦手ですが立ち膝可能です。
腰は少ししかまわらないので最近の超絶可動ガンプラと比べると可動域は狭いです。
頭部は合わせ目無しです。どこから見てもνガンフェイスなのに震えます。
このキットの凄い部分ですが、
頭部のヘルメット部分が1パーツ成形になっており、上にスポッと外れます。
これ、アンテナ部分以外は1パーツ構造なのが地味に凄い。
合わせ目消す必要もなければ塗装派にも優しい仕様です。
一体どんな金型使ってんだ……バンダイの技術力は化け物かッ!
胴体部分のパーツ分割による色分けも優秀です。
※今回は缶スプレーで塗装しています
ただV字はシール、サイドアーマーのイエロー部分は色分けされていないので要塗装です。
ううむ……カッコヨイ
脚部の丸みのある形状は最近のパキッとしたデザインとは違いますが、劇中に近い形状でファンにはたまらない再現度。
スラスターが収納されているふとももカバーは多少可動します。
下から。足裏の肉抜きナシ。
太もものスラスターも成形色がメタリック調なのでそのままでもかっこいいです。
付属品一覧がこちら。
まずはシンプルなデザインの専用ビームライフルから。
紺色部分も別パーツになっているので色分けされています。
シールドのマークはマーキングシールが付属。
シールド裏のガンメタル部分、ミサイルも別パーツで色分け良好。
基部でロール回転します。
シールはテトロンシールになっているので、気になるモデラーさんはHGUC用のガンダムデカール(逆襲のシャア連邦用)がおすすめです。
フィン・ファンネルのイエロー部分の成形色がオレンジっぽかったので、アニメ基準でイエローで塗装しました。
パーツ分割、可動はご覧の通り優秀です。
背面バックパックにはカスタムビームサーベルが1本マウントされています。
フィン・ファンネルとニューハイパーバズーカはバックパックにマウント可能です。
ビームライフルで攻撃するνガンダム!
「人が人に罰を与えるなどと!!」
惚れ惚れするほど最高にカッコイイよ……(涙
ぶっちゃけ可動域に関しては不満がでますが、かっこいいプロポーションで補っている感じです。
お次はニューハイパーバズーカ。
遠隔操作により機体から離れていても発射可能だそうです。天パに渡したら無双武器でしょ(*ノェノ)
ニューハイパーバズーカはグリップ部分が可動し、持たせやすいです。
アムロってバズーカ好きだよね。敵のシールド破壊しまくってたイメージ。
手を加えるとしたら、「フロントアーマーのV字イエロー、グレー部」と「サイドアーマーのイエロー部」を塗装するだけで見栄えが良くなるのでオススメです。
HGUCギラ・ドーガ(レズン・シュナイダー機)と比較。
宿命の対決!
HGUCサザビーと比較。
HGUCνガンダムHWS(ヘビー・ウェポン・システム装備型)と比較。
2022年に発売された、ENTRY GRADE νガンダムと比較。
エントリーグレードにはフィン・ファンネルやニュー・ハイパー・バズーカが付属しませんが、今回のHGUCと互換性があります。
アップで比較。
RG νガンダムと比較。
HGUCHi-νガンダムと比較。
なにげに、設定的にHi-νの方が小さかったりします。
HGUC νガンダムの感想
という事でνガンダムHGUC版のレビューでしたが、2008年発売と10年前のキットながらプロポーション、色分け、組みやすさが優秀なガンプラに仕上がっていました。
弱点は腰があまり回転しないのと開脚が苦手なのでポージングの幅が狭い点ですが、造形の良さでそこをカバーしていると思いました。
あとはファンネルとバズーカを背中に装備した場合重さで多少後ろに倒れやすいです。
倒れてストレス溜まる場合はアクションベースもしくは「コクヨのひっつき虫」「ミュージアムジェル」を足裏に付けてディスプレイするのがオススメです。
今回ホワイト部分はクレオスのホワイトサーフェイサー吹いてそのままフィニッシュさせましたが、機体の存在感が出るというか見た目がズッシリした印象になりました。
造形に関してはマスターグレードの緻密なデザインも好きですが、こちらの方が劇中に近いのでそれぞれ違うベクトルの良さがあると思いますぞ。
コアなファンが多いvガンダムですが最大公約数的にみても最高のvガンダムではないでしょうか。逆襲のシャア関連のHGUCはバンダイの気合いの入り方がほんと凄いわ。
微妙に似てない一番くじのアムロフィギュアとツーショットw
以上、HGUC νガンダム(ニューガンダム)のガンプラレビューでした!