今回は「HGBD ガンダムシャイニングブレイク」のガンプラレビューです。
公式外伝コミック『ガンダムビルドダイバーズブレイク』に登場し、主人公のアークが使用するガンダムシャイニングブレイクをご紹介。
2018年発売。
2011年に発売されたHGFCシャイニングガンダムのランナーを一部流用し、MS形態から飛行形態へ変形できるガンプラに仕上がっています。
という事で、外伝初のHGBDシャイニングブレイクをHGFCシャイニングガンダムとの比較画像を含め、じっくり見ていきたいと思います!
HGBD ガンダムシャイニングブレイク
本キットは主人公アークがブレイクデカールと決別した後の、オーソドックスなカラーリングに変更された状態をキット化したものになります。
何気にガンダムビルドダイバーズ本編にチラっと登場しましたよね。
フォース・ZAー∀Z(ザッズ)を立ち上げたアークさん。
通常のダイバーに迷惑をかけるマスダイバー達を排除するために活動していました。
ホイルシールの量は少なく、目・センサー・黒い溝を補うもののみ付属します。
黒い部分はスミ入れペンで塗りつぶすだけでOKなので、実際シールを使う箇所はかなり少なくなると思われます。
付属品一覧がこちら。
※「ビームライフル×2(1つ余剰)」「ビームサーベル×2(長短・エフェクトパーツ含む)」「シールド」「余剰パーツ各種」
ランナーの都合でビームライフルが丸々1つ組めますが、センサー部グリーンのシールは1つ分しか付属しません。
また、余剰パーツで頭部がもう1個組めたりします。(こちらも目のシールは無し)
その他、かなりの余剰パーツが出ます。
HGFCシャイニングガンダムのパーツだけではなく、シャイニングブレイクのパーツもかなり余る模様。
ただ「シールド」「ビームサーベル(ビームソード)の柄」や、「シャイニングガンダムの頭部」はパーツが足りないため組めませんでした。
完成したHGBDガンダムシャイニングブレイクがこちら。
白い外装と関節パーツにHGFCシャイニングガンダムのランナーが使われていますが、可動域だけでなくシルエット・全高がほとんど違うガンプラに仕上がっています。
※比較は後半
「シャイニングガンダムをベーシックなスタイルに回帰させた」というコンセプト通り、近接戦闘型のシャイニングガンダムからイメージが変わりました。
スーパーモードの使用は可能なものの、頭部が展開するようなギミックはオミットされているという設定です。
成形色の色合いがHGACウイングガンダムに近く、変形もできる事からシャイニング+TV版ウイングのような印象を感じました(*´ェ`*)
それでは細かく見ていきます!
可動域が増し、同じ関節を使っているにもかかわらずベースキットのシャイニングから大幅に動くようになりました。
膝立ちも綺麗に決まります。
上半身はデフォ状態だと←ぐらいしかまわりませんが、少し引き出せば360度回転可能です。
まわしてポージングしても違和感がありませんでした。
かなりシャープになった頭部。
カ、カッコエエ……(*´ェ`*;)
目の周辺にある4つのバルカンはグレーで要塗装ですが、その他の色分けは良好です。
前後はめ込み式で段差になっているため、頭頂部や側面に合わせ目が出ません。
ちなみにランナー配置の都合で、クリアグリーンのアンテナも付属します。(というか頭部まるまる1つ追加で付属)
※目のシールは1つしか入っていません
胴体中央にはクリアグリーンのパーツが使われています。
色分けは完璧ですが、前後はめ込み式のため上部と側面に合わせ目が出ます。
上半身は前後左右に多少可動します。
地味な部分ですがポーズ幅が広がる部分になっているぞ……(*´ェ`*)
こちらも余剰パーツですが、胴体の黄色い部分をクリアグリーンに変更する事も可能です。
※設定外になりますが、オリジナル派は変えてみても面白いかもしれません
上から。胴体には先述した合わせ目アリ。
ショルダーアーマーは合わせ目が出ないパーツ構造で、中にはスラスターが搭載されています。
側面のサブアーマーは可動します。
ここは後述するシャイニングベルクート形態(飛行形態)時に動かします。
肩の前後可動はこのぐらい。
最近の仕様と同じで、軸ではなくボールジョイント接続です。
二の腕は筒型1パーツ。前腕部は左右はめ込み式で合わせ目が出ますが、青いパーツのおかげであまり見えません。
フロントアーマー、リアアーマーはシャイニングガンダムと同形状です。
HGとしては珍しく、地味にリアアーマーが動きます。
シャイニングブレイクのサイドアーマーは両方共サーベルを収納しないものになりますが、一応シャイニングガンダムのサーベル収納タイプも2つ付属します。(写真右)
脚部は色分けが完璧ですが、スネあたりの合わせ目が見えます。
各部、下から見るとスラスターが搭載されています。
ふくらはぎは一直線に合わせ目が出ます。
足首は↑のように2ブロック構造になっているため、
前後左右の傾き具合が優秀です。
接地性に優れているぞ……(*´ェ`*)
シャイニングのビームソードから名称のみ変わったビームサーベルは、バックパックに長短1つずつ装備しています。
基部は可動。
それでは武器を持たせ、ポージングいってみます!
ガシッ。
収納状態の柄を掴む事が出来ます。
シャイニングブレイク、ビームサーベルを抜刀!
ここの基部パーツ軸が非常に脆い構造をしているため、破損にはご注意を!(>ω<)←最近壊しまくってて神経質になってる人
襲いかかるシャイニングブレイク!
接地性に優れているため、ポージングがガンガン決まります。
カッケェ!
次はビームライフルを装備させてみます。
センサー部グリーンはシールで補います。
上部は段落ちモールド化されているため見栄えがいいです。(下部には合わせ目アリ)
大型のシールドは、シャイニングベルクート(変形時)の主翼が格納されています。
持たせ方は
シールドのグリップを引き出し、握らせます。
あとは前腕部の外側に接続し、下へスライドさせればOK。
完全にホールドされるためポロリの心配はありません。
ただ写真右をご覧の通り、肩アーマーの先端と干渉します。
※肩側面のサブアーマーは可動するので問題ありませんが一応ご報告
ビームライフル+シールドを装備。
シャイニングベースながらスタンダードなスタイルに変化しました。
ビームライフルを放つシャイニングブレイク!
まさに主人公機の風格よ……。
余剰パーツのビームライフルを持たせ、2丁持ちにさせてみます。
※2つ目はセンサー部のシールが付属しません
2丁持ちもかっこいいっす……!(>ω<)
それでは飛行形態シャイニングベルクートに変形させてみます。
ギミックはかなり簡単で、すぐに変形させる事が可能です。
各部の角度を変え、
シールドの主翼を展開しビームライフルを接続。
最後に胴体へ接続します。
ウイングガンダムのバード形態に近い変形機構になります。
※HGACウイングガンダムのバード形態↓
シャイニングブレイク、シャイニングベルクートに変形完了!
下から。
ベースキットのHGFCシャイニングガンダムと比較。
こう並べてみると頭身がかなり違いますね。
多少雰囲気は残っているものの、別物の機体になっています。
プレバン限定のHGガンダムシャイニングブレイク(BEFORE)と比較。
違いは成形色だけです。
ガンダムビルドダイバーズブレイクのガンプラでディスプレイ。
HGBD ガンダムシャイニングブレイクの感想
ということでHGBD ガンダムシャイニングブレイクのご紹介でした。
13年前に発売されたHGFCシャイニングガンダムのランナーを使用しているため色分けと可動域が心配でしたが、ちゃんと最新フォーマット寄りのクオリティになっていました。
合わせ目は目立たないところばかりです。
という事で、素組み派モデラーさんにもオススメなガンプラに仕上がっていると思います。
動かしまくっていると足がすっぽ抜ける事が多い点はベースキットと同じですが、それ以外は不満点が見つからないです。
シャイニングガンダム好きな方だけでなく、ヒロイックで主役っぽいスタンダードな機体が好きなモデラーさんはかなり満足すると思いますぞ!
以上、「HGBD ガンダムシャイニングブレイク」のガンプラレビューでした!