今回は「RGガンダム試作1号機 ゼフィランサス」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYに登場し、コウ・ウラキが搭乗するガンダムGP01ゼフィランサスのRG版をご紹介。
2013年発売。
1/144スケールながらコア・ブロック・システムを搭載していて、本体内部にコア・ファイターIIを組み込むことができます。
という事で、RGガンダム試作1号機ゼフィランサスを徹底的にレビューしていきたいと思います!
RG ガンダム試作1号機 ゼフィランサス

12年前に発売された、RGナンバー12のゼフィランサスさん。
アドヴァンスドMSジョイントは5が使用されています。
HG版ゼフィランサスの発売は2000年なので、1/144スケールとしては実に13年ぶりにリニューアルされたガンプラになります。

多彩なリアリスティックデカールが付属します。

付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル(+ジュッテ)」「ビーム・サーベル×2」「専用シールド」「手首パーツ×6」「1/144 コウ・ウラキ」「スタンド用ジョイントパーツ」「ランディングギア」「余剰パーツ(↑画像の青枠)」
手首パーツは右の「ライフル持ち手」、左右の「握り手」「可動手」の計5つが付属。
サーベルの武器持ち手は付属せず、持たせる際は可動タイプの手を使います。

1/144コウ・ウラキをアップで。
RGのフルバーニアンに同梱するものとは違うタイプになっていて、敬礼しているウラキ少尉が付属します。

コア・ファイターIIがこちら。
ミニサイズながらパーツ数がめちゃめちゃ多く、ウイングや機首部分などは折りたたむことができます。

コアファイターII用リアリスティックデカールの量が多く、情報量の多い見た目を実現しています(*´ェ`*)

キャノピーは無色のクリアパーツが使われていて、開閉できます。
機首部分など、アップで見てもモールドが細かいです。

ランディングギアも3つ付属します。

コア・ファイターIIを各部折りたたみ、ゼフィランサス本体に組みこめば……

RGガンダム試作1号機 ゼフィランサスの完成です。
今回はリアリスティックデカールをすべて貼って仕上げましたが、かなりかっこよくなりました……(*ノェノ)

装甲のホワイトは2色使われていて、RGらしい立体感のある見た目を実現。
色分けも完璧で、無塗装でも画像のようなゼフィランサスが完成するのが売りです。

後ろからみてもかっこいいな……(*_*;)
それでは細かく見ていきます!

可動域は広く、腕は水平以上上がり足は真横まで開脚します。

各関節は90度以上曲がり、ヒザ立ち可能。
ただ、本体にコア・ファイターIIを埋め込む構造のため上半身の細かな可動はちょい苦手です。

同じ理由で、腰もそこまで撚ることができません。
ポージングに困る事はありませんでしたが、良くも悪くもコア・ブロック・システムが再現されているため最近のRGほどは動きません。

頭部をアップで。60mmバルカン砲や左右のダクトなど、細かなところも色分け済みです。
RGシリーズらしく、アンテナ先端もデフォルトで尖っています。

横、後ろから。ホワイトとホワイトグレーが使われていて、頭部だけを見ても立体感のある見た目です。

超アップで。フェイスマスクのヘの字スリットは開口されています。
頭頂部のアンテナは可動します。めちゃめちゃ細いパーツになっているので、破損にはご注意を(>ω<)

上半身。やりかたが悪いだけかもですが、ドッキングしても少し浮いてしまいます。
色分けは非常に優秀で、胸部のV字など細かなところも色分け済み。
肩のリアリスティックデカールがいい感じですね。

バックパック。
左右にはビーム・サーベルの柄を装備していますが、持たせる際は別のサーベル柄を使います。

上から。肩は前方向への可動に優れています。

腕部も多色成形。関節側面の丸い部分なども細かくパーツ分割されています。

腰部。スタンドに展示する際は、股下に専用のアクションベース用パーツを取り付けます。
3mm穴タイプのスタンドには対応せず、あくまでアクションベース2用のものになっています。

股関節は前後に可動します。

脚部はモールドが多く多色成形で、色分けも優秀です。
ヒザの赤いラインはリアリスティックデカールで色を補います。

RGでおなじみのマルチリンクギミックを搭載していて、足を曲げると連動して装甲がスライドします。

ガンダムGP01ゼフィランサス、出撃!

後ろから見ても美しい……。
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

専用シールドは伸縮します。

内側には予備のEパックを2つ装備。
↑枠部分のシールド保持が本キットの弱点で、「グリップをガッチリつかめない」のと「前腕部の接続がユルユル」なのでポロリ率が高いです。
一度ポーズを決めて飾ってしまえばポロリはないと思いますが、動かしていると高確率でポロリします。

ビーム・ライフルで攻撃!
ライフル持ち手は専用のものが付属し、ガッチリと保持できます。

バレルの下部には「ジュッテ」のエフェクトパーツを取り付け可能です。
近接戦闘時に使う機能となります。

ビシュゥン……。ジュッテはHGには同梱しないため、RG版の売りの一つです。

GP01系の特徴でもありますね。

シールドのグリップは、取り付け位置を変える事により「倒した状態(画像左)」や差し替えにより「グリップを掴んだ状態(画像右)」が再現できます。
掴んだ状態は、グリップとハンドパーツが一体化されているパーツとなります。

シールドを構えるウラキ少尉!

やば、めちゃいい感じ……。
ちなみにスコープは可動式で、クリアパーツが使われています。

ビーム・サーベル用の専用持ち手は付属せず、可動式の手の平に凹凸をあわせて持たせる昔のRG仕様です。
ガッチリと保持できないので、最近のRG基準で見てしまうと弱点といえる部分です。

二刀流で。ビーム刃のエフェクトパーツは2本付属します。

飛びかかるゼフィランサス!

「ウゥラァキィ!こうなったらキサマ突破口を開けぇ!」
モンシアにパワハラをされるコウ!

「ウラキ少尉、突貫します!」

アクション!

なんだかんだで大活躍のGP01の図。


HG版と比較

HGUCガンダムGP01と比較。
HG版のゼフィランサスは2000年に発売された古いHGなので、言わずもがなそのクオリティ差は歴然です。


頭部を比較。

上半身を比較。

バックパックを比較。

脚部を比較。
HG版はコア・ブロック・システムは非搭載ですが、コア・ファイターIIは同梱します。ただジュッテのエフェクトパーツはついてきません。

HG版最大の売りとしては、設定画に近い頭部が再現されているところでしょうか。
今回のRG版は目付きが鋭くアレンジされているのが特徴です。


MG版のゼフィランサスと比較。


HGUCガンダムGP02Aサイサリス、HGUCガンダムGP03ステイメンと比較。
現時点でRG化されている0083系はGP01系(ゼフィランサス・フルバーニアン)のみです。



RGガンダム試作1号機フルバーニアンと比較。
共通パーツは多いですが、「肩」「脚部」「背部」などが変化しています。また、1/144コウ・ウラキも別のものが同梱します。



コウ・ウラキのフィギュアとディスプレイ。
今の時代相当レアなフィギュアなので、中古のホビーショップなどで見つけたら即買い推奨だよ……(*´ェ`*)(ガトーが未だにゲットできないっす……)

RG ガンダム試作1号機 ゼフィランサスの感想
ということでRG版ゼフィランサスのご紹介でした。
2013年製のRGという事で、サーベル専用の持ち手が同梱せずまともに保持できないのが弱点といったところ。シールドのポロリ率も高いです。
また、良くも悪くもコア・ブロック・システムを搭載しているため上半身の可動が弱めで、動かしているとちょい分離しやすいです。
RGという事で問題ないかもしれませんが、可動に重きを置くモデラーさんはポーズ付けの際のポロリでストレスを感じる恐れアリ。
直立させて飾っておく分にはため息がでるほどかっこいいディテールで立体化されているので、まさに見た目特化なRGといったところ。
今のガンプラ目線で見ると弱点があるRGとなりますが、造形はめちゃめちゃかっこいいのでゼフィランサスファンの方はHG版よりオススメだと思いますぞ!
以上、「RGガンダム試作1号機 ゼフィランサス」のガンプラレビューでした!















