今回は「HGUC メタス」のガンプラレビューです。

機動戦士ZガンダムおよびガンダムZZに登場し、ファ・ユイリィが搭乗したメタスをご紹介。
2006年発売。
差し替えでMA形態に変形可能。
古い方の百式、『HGUC百式+メガバズーカランチャー』に同梱するメガバズーカランチャー用のコネクトパーツが付属します。
という事で、HGUCメタスをメガバズ連結シーンや他Z系プラモと並べた写真を含め、じっくりとレビューしていきたいと思います!
HGUC メタス

このメタス、19年前に発売された古いキットでHGUCナンバーだと61番のガンプラになります。
※周辺ナンバーだとガブスレイやパラス・アテネが発売されています
合わせ目が多く、結構作りにくい内容になっていたぞ……w(*´ェ`*)

ホイルシールの量は意外と少ないです。
細かな色がちょいちょい足りませんが、元のカラーデザインがシンプルなおかげでそこまで色分けが悪いわけではないです。

付属品一覧がこちら。
※「ビーム・サーベル×2(+サーベルエフェクトパーツ×2)」「ランディングギア×3」「別売りメガバズーカランチャー用コネクトパーツ」
サーベル刃は短めのものが2本付属します。

そして完成したHGUCメタスがこちら。
パッと見で気付くモデラーさんも多いと思うのですが、合わせ目が多くパーツ構造も今のガンプラとはまるで違う作りになっています。
ガンプラ的にもデザイン的にもかなり独特なキットといった感じ。

接地性は良く、それなりに脚を広げても接地します。
グレーのパーツはABS樹脂が使用されており、関節可動がスムーズにいかないのはご愛嬌といったところ(*´ェ`*)

それでは細かく見ていきます!

腕は軸接続、脚はボールジョイント接続で手脚はそこまで広がらず。
変形ギミックの恩恵で関節は180度近く曲がりますが、脚はパーツが干渉しMS状態だと90度も曲がりません。
また、上半身はまわりません。
可動域はかなり狭いです。

トサカのセンサーは無色のクリアパーツが使用されています。
モノアイはシールになっており、可動はしません。
また、アゴを引く動作が苦手です。

頭部は前後はめ込み式で、側面・上部に合わせ目が出ます。

胴体は上下はめ込み式で、前・横に合わせ目あり。

胴体上部や肩のセンサー部分はシールで補います。
首周辺の動力パイプは要塗装です。
肩の合わせ目は設定画ではモールド扱いですが、段落ちモールド化されているわけではありません。

腕は「二の腕」「関節」「前腕部」「アーム・ビーム・ガン」全てに合わせ目が出ます。
関節にABS樹脂が使われているという事もあり、完璧に処理するとなると手間がかかる部分になっています。
今回アーム・ビーム・ガンの合わせ目だけ処理してあります。←中途半端な事する人

胴体と腰をつなぐシリンダーは、メカニカルな形状で再現されています。

見えづらい股間パーツの内側は、別パーツで色分けされています。

腰部を前・後ろから。このあたりの色分けは優秀です。
股下付近の前面パーツはカバーが外れ、角型のスタンドに対応した穴が露出します。
※MS形態ではなく、主にMA形態時で使用する穴と思った方がいいかもしれません

脚部はほぼ全ての面に合わせ目が出ます。

後ろはカカトにも合わせ目。
内部の動力パイプは色分けされています。
脚部ユニットの内部が丸見えになるので、このあたり黒く塗れば立体感が出そうですね。

側面のカバーは開き、スラスターを展開する事ができます。
ちなみにこのメタス、設定的に「重力下での歩行はあまり考えられていない」との事です(*´ェ`*)

脚部ユニット内部はサーベルホルダーになっており、左右1本ずつビーム・サーベルの柄を収納できます。(設定的には左右で合計6本ですが4本は内部パーツと一体化されています)
サーベルの柄はポロリが凄まじいため、ひっつき虫など必須ですw
足裏は肉抜きがありませんが、多少合わせ目が出ます。

バックパックは前後はめ込み式で合わせ目が出ます。
先端部がパーツ分けされているのは地味に嬉しいポイント。
3基のメインスラスター内部はレッドで要塗装です。
それでは武器を持たせ、アクションポーズいってみます!

アーム・ビーム・ガンは前腕部から引き出して持たせます。
てかこんな構造になってたのか……ガンプラ組まなきゃわからなかったw(>ω<)

アーム・ビーム・ガンを構えるメタス!
前腕部を前後逆位置にするので、ビームガンを構えると関節はあまり曲がらなくなります。

「カミーユ!」
援護射撃するファ!

ビーム・サーベルを装備させてみます。

上半身が回転しないので、ポージングは限られます。

二刀流!

アーム・ビーム・ガン+サーベルで。

可動域は狭いですが、浮かせてポーズさせればそれなりにかっこよく見えるのが不思議です。

艦内移動時の形態も再現できます。
……艦内移動する時こういう感じだったのかw
劇中でこういったシーンがあったかどうか記憶にないですが、これは新発見。

そしてこちらがモビルアーマー形態になります。
手首パーツは外します。
意外と簡単な変形で、慣れればすぐに切り替え可能でした。

台座は角型のスタンドに対応しています。
角型対応のアクションベースの他、ガブスレイやアッシマー・ドラッツェなどに同梱するスタンドにも対応しています。

お腹と脚部のカバーを外し、ランディングギアを取り付ける事もできます。

こんな感じ。
手首パーツを外した穴が少し気になりますが、ぶっちゃけ見た目はMS形態より優れているのではなかろうか。

それでは同梱するコネクトパーツを使用し、

別売りのメガバズーカランチャーに取り付けてみます。
※メガバズーカランチャーが同梱するのは古い方の百式(HGUC百式+メガバズーカランチャー)になります
※↑のメガバズーカランチャーは微塗装済

腹部パーツを交換し、手でグリップをつかみます。
ハンドパーツが古い+股間パーツが邪魔というのもあり、↑の状態にするだけで難易度高かったぞ……(*´ェ`*;)(10分ぐらいかかったw)

あとはメガバズーカランチャー本体の側面カバーパーツを外し、コネクトパーツを接続します。

百式+メガバズーカランチャー+メタスの劇中シーンを再現。
これはいいですね……!!!劇中シーンの再現度が高いです(>ω<;)
※百式本体はREVIVE版に変えてあります



ハイザックと交戦!



Zガンダム終盤(ビーム・コンフューズ直前あたり)を再現。

Zガンダムに登場するモビルスーツでディスプレイ。
※HGUC「百式(新生REVIVE)」「ジ・O」「ゼータガンダム(GUNPLA EVOLUTION PROJECT版)」「キュベレイ(新生REVIVE)」




HGUCリゼルと比較。



発展機のRE/100 ガンキャノン・ディテクターとディスプレイ。


ゼータヒロインズのファ・ユイリィとディスプレイ。

HGUC メタスの感想
ということでHGUC メタスのご紹介でした。
正直作りは古く、合わせ目の量も相当あります。
可動域も狭くビーム・サーベルの柄をまともにマウントできないというのもあり、今のガンプラに慣れてしまっていると素組みでは満足いかない可能性が高いかもしれません。
ただ不思議と、浮かせてアーム・ビーム・ガンを構えるだけで数段かっこよく見えてしまうのは事実ですw(思い出補正?)
また、MA形態の場合は手首パーツを外した穴が気になるものの、合わせ目が目立たなくなる影響か見栄えが上がると思います。
全箇所合わせ目を処理してフル塗装するとなるとそれなりにスキルが必要なガンプラになっているので、腕に自信のあるモデラーさんはチャレンジしてみると面白いかもしれません。
一番の売りは先述した写真の通り、メガバズーカランチャーとコネクトして展示できる点だと思います!
以上、「HGUC メタス」のガンプラレビューでした!
















