今回は「HGUC アンクシャ」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムUCに登場した、可変MSアンクシャをご紹介。
2012年に発売されたHGUCになります。
最大の特徴として、一部差し替えによりMS形態からMS形態への変形が可能。
また、専用バーとジョイントが付属しモビルスーツを乗せた状態（サブ・フライト・システム）も再現できます。
という事で、HGUCアンクシャをガッツリと見ていきたいと思います！
HGUC アンクシャ
episode5の空戦にて活躍した地球連邦軍の可変MSアンクシャ。
設定的にはご存知、オークランド研究所にて開発されたアッシマーの正当後継機になります。
ガンダムUCは過去MSの発展型が見れるところがいいよね……。
ランナーは全て新規造形になります。
色分けは足りない箇所がちょくちょくあり、ホイルシールで補う範囲は多めです。
特にホワイト部が足りなく、濃いグリーンパーツの上にホワイトが配置されているため塗装派モデラーさんは多少手がかかるキットになっています。
付属品一覧がこちら。
※「ビームサーベル×２（武器持ち手左右）」「スタンド」「スタンド用ジョイントパーツ」「サブ・フライト・システム用バー・ジョイントパーツ」
そして完成したHGUCアンクシャがこちら。
構造的にも多少HGUCアッシマーのような作りをしている部分があり、一般的なガンプラと比べると多少変わった構造をしています。
この独創的なデザインよ……。
お気付きの方もいると思いますが、自立はするものの接地性はかなり悪いです。
デザイン的にも複雑な構成になっているため、ランナー・パーツ数はかなり多いですが色分けについては足りない箇所がちょくちょくあります。
※後述
可動域は開脚が苦手です。
腕・脚関節はそれなりに曲がりますが上半身は↑（右下）ほどしかまわりません。
決して広いとは言えませんが、スタンドを使ってポージングさせる際にはあまり気になりませんでした。
特徴的な頭部は合わせ目がありません。
目はクリアパーツでその奥のセンサーが透けて見えますが、今回撮影していて思ったのは奥が暗いため目は黒ずんで見えてしまう点。
可能なら奥を明るめのシルバー等で塗装してあげた方がいいかもしれません。
色は左右のバルカンを塗るだけでOKです。
側面の合わせ目のように見える部分は変形の際に位置をずらすため、合わせ目ではありません。（頭頂部モールドも）
後頭部のイエロー・グレーはシールで補います。
顔のすぐ前のライトグレーはシールで補います。
胸も変形時に開くため、合わせ目ではありません。
胴体とバックパック側面には細かな合わせ目が出ます。
肩部グレーの溝はシールで補います。
上から見ると目立つ合わせ目あり。
肩は前後にある程度可動します。
あまり目立ちませんが、↑部分に細かな合わせ目が出ます。
二の腕のグレーはシールで補うのですが、動かしていると剥がれやすいため塗装推奨です。
合わせ目は前腕部の外側に出ますが、外側にムーバブル・シールド・バインダーを装備する影響で見えにくくなります。
細かなグレーはシールで補いますが、イエロー・グレーなど色が足りない箇所がちょくちょくあるので前腕部の色分けは弱いです。
ギャプランのような武器、ムーバブル・シールド・バインダー。
銃身やシールド裏など基本的な色分けはできていますが、
ウイング部分のホワイトはシールで補います。
ここは角ばった面に貼るため、経年で剥がれてくると思われ。
※実際数日で剥がれかけてきました
V字イエロー、サイドアーマーのホワイト部はシールになります。
ここのホワイトも先述した理由で剥がれやすいため、塗装してあげた方がいいと思います。
脚は真ん中（↑部分）にガッツリと合わせ目が出ます。
脚部関節パーツにも合わせ目あり。
その他、細かな↑部分にも合わせ目が出ます。
そこまで目立たないですが、合わせ目を完全に消したいモデラーさんには意外と手間のかかるキットになっている模様です。
脚部のイエロー、ホワイトは全てシールで補います。
特にダクト（イエロー）部は奥まっているため、貼るのに苦労しました。
足裏には肉抜きが無く、合わせ目もなし。
※合わせ目に見えるような部分はパーティングラインです
バックパックは↑の箇所に合わせ目。
下部のダクト内イエローは要塗装です。
それではポージングいってみます！
アンクシャ、ビームライフルで攻撃！
シールで補う箇所が多く可動範囲も特殊ですが、構造が一般モビルスーツと異なるため組んでいてめちゃめちゃ新鮮でした……(*´ｪ`*)
アンクシャ、ビームサーベルを抜刀！
ビームサーベルは長めのものが２つ付属します。
という事で、二刀流ももちろん可能！
それではMA形態に変形させてみます。
変形させるには一旦ばらし、MA形態用ジョイントパーツを使用します。
HGUCアンクシャ、MA形態に変形完了！
スタンドと、MA形態用のスタンド用ジョイントパーツが付属します。
大きめのガンプラなので重さがそこそこあるのですが、安定して展示できました。
MA形態もいいですねぇ……(*´ｪ`*)
モビルスーツを乗せてみます。
↑の箇所にバー２本とジョイントパーツを取り付ければ……
このようにモビルスーツを乗せる事が可能です(*´ｪ`*)
※HGUCジェガンを乗せてみました
ハンドパーツでグリップを握らせるだけではなく、股下のスタンド穴用ジョイントパーツでがっちり保持します。
落下の心配はありませんでした。
HGUCアッシマーのMA形態と比較。
上半身の変形ギミックはかなり似ています。
並べるといいですね……。
HGUCユニコーンガンダムを使い、「Episode5の空戦」を劇中再現してみます。
キュキキキキ……
アンクシャのマニピュレータを破壊するユニコーン！
「殺生はせず、か……」
高みの見物をするナイジェルさん。
HGUCユニコーンガンダム（ユニコーンVer.）と大きさ比較。
アンクシャ、結構でかいです。
HGUCアッシマー（MS形態）と比較。
後継機臭が出ていますね。
HGUC アンクシャの感想
ということでHGUC アンクシャのご紹介でした。
色分けは甘めで、先述したように濃いグリーンの上をホワイト・イエローのシールで補います。
そのため塗装派モデラーさんは少々手間のかかるキットだと思われ。
合わせ目も肩部・胴体・脚部にちょくちょくあり。
あとは接地面が悪いのが弱点になります。
差し替えによるMA形態への変形は思ったほど複雑な構造ではなく、慣れればすぐに変形可能でした。
完璧に作ろうとすると合わせ目・塗装面で時間がかかると思いますが、今回写真をご覧の通り形状自体の劇中再現度は高く、良プロポーションのキットに仕上がっていました。
大きめサイズで変形もでき、見栄えもいいのでアンクシャ好きなら満足すると思いますぞ。
以上、「HGUC アンクシャ」のガンプラレビューでした！
HGUC 1/144 RAS-96 アンクシャ (機動戦士ガンダムUC)
