今回は「HGBD:Rガンダムゼルトザーム」のガンプラレビューです。
ガンダムビルドダイバーズRe:RISEに登場し、仮面の男が使用するガンダムゼルトザームをご紹介。
2019年発売。
巨大な右腕「ゼルトザームアルム」は伸縮し、「ハイパーデストランス」という大きな槍が付属します。また、多目的防御兵装「シールドバインダー」は展開ギミックを搭載。
という事で、ガンダムMk-IIIをベースに大規模にカスタマイズされたHGガンダムゼルトザームをじっくりとレビューしていきたいと思います！
HGBD:R ガンダムゼルトザーム
フレディのミッションに乱入してきた悪魔的強さのガンプラ、ガンダムゼルトザーム。
「SELTSAM」はドイツ語で「奇妙」を表す言葉で、その名の通り巨大で異形な右腕「ゼルトザームアルム」が特徴的なデザインに仕上がっています。
組み立て書には仮面の男が記載。
ホイルシールの量は少なく、ツインアイなど顔周りを補うもののみ付属します。
基本的に色分けは良好ですが、右腕のゼルトザームアルムだけは要塗装といった感じです。※後述
そして、一部ランナータグの表記が「HG 1/144 ガンダムMk-III」表記になっています。
付属品は「ハイパーデストランス」「シールドバインダー／フォールディングデストランチャー」が付属。
これらの武器をゼルトザーム以外のガンプラに取り付け可能な「バックパックパーツ」も付属します。余剰パーツもいくつかでます。
そして完成したHGBD：Rガンダムゼルトザームがこちら。
「左腕」「フロントアーマー」「足首パーツ」などにガンダムMk-III風味を感じるものの、ゼルトザームで追加された部分がかなり個性的なためまるで別機体といっていいデザインですね。
ダークパープルを基調とした渋めの成形色で再現されているものの、右腕（ゼルトザームアルム）とシールドバインダーが派手なオレンジで再現されていてかなり目立つ特殊な配色になっているのが特徴です。
意外な事に接地性はそこまで優れていません。ただ、自立は安定します。
HGUCガンダムMk-IIIと比較。
頭部のほか、
胸部やショルダーアーマー、
脚部に武装などが変化しています。
それではゼルトザームを細かく見ていきます！
可動域は広く、手足は水平ほど開きます。
股関節（足の付け根）は接続強度がちょい緩で、動かしているとユルユルになってくる可能性がありそうです。（KPSでよくあるグニャリ感）
ヒザ関節は90度強曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。ボールジョイント接続の上半身も相まり、柔軟に可動する感じです。
腰は360度撚る事ができます。
特徴的な頭部をアップで。アシンメトリーなアンテナ、かつ目が５つついているような異形なデザインをしています。
今回のゼルトザームはアンテナ先端の安全フラッグが結構目立つので、切り落とし推奨といったところ。
顔をアップで。悪そうな顔つきがたまらないぞ……(*´ｪ`*)
頭部側面の黄色いパーツは別パーツで色分けされています。
側面の合わせ目は段落ちモールド化されていますが、後頭部は段落ちのようなそうではないような微妙な感じでした。設定画では確認できずｗ（多分段落ちモールドだと思います）
胴体の色分けは優秀で、胸部の突き出た黄色いパーツは色分けされています。ただ胴体自体は前後はめ込み式で、上部・側面に合わせ目が出ます。（ただ、設定画では下側がモールドになっています）
肩はボールジョイント接続で、ある程度前後に可動します。
腕は右手のゼルトザームアルムから見ていきます。
こちらは合わせ目が基本段落ちモールド風になっていますが、動力パイプはワインレッドで要塗装となります。
めちゃめちゃ特徴的な巨大な腕。細かなグレーは色が足りず、先程の動力パイプともに要塗装です。
このあたりが本キットの重点的に手を加える箇所になっていると思われます。
指は外側２本が可動。ただご覧のように肉抜きが多く、完璧にパテで埋めるとなると手間がかかりそうです。また、指関節は色が足りずグレーで要塗装です。
↑枠の部分ですが、フロントアーマーのように切断すれば指が独立可動するようになります。
フレームは展開し、
大きく伸ばす事ができます。このあたりはKPSのおかげで止めたい位置で止まってくれストレスフリーだぞ……(*´ｪ`*)
ただ、重さで肩が垂れ落ちてくる事はあります。
左肩はスタンダードな形。
全て段落ちモールド化されており、合わせ目が出ないうえ色分けも完璧です。
腰部。フロントアーマーは大きく広がります。サイドアーマーはあまり広がりませんが、開脚動作には影響しませんでした。
左腕やリアアーマーの形がMk-IIIっぽく、ベース機体の風味を感じる事ができますね。
脚部は関節パーツに合わせ目が出ます。
モモ後ろにも合わせ目。色分けは優秀で、基本的にはパーツ分割により色分けされています。非常に組みやすい部分です。
スネとふくらはぎのカバーは開閉し、武器とスラスターが露出します。
足裏に肉抜きはなく、本体を下から見ても見栄えがいいです。
フロントアーマー裏側にはモールドがあり、リアアーマー裏側はしっかりとグレーのパーツで色分けされています。
バックパックには３基のスラスター。左にはシールドバインダーを、右にはハイパーデストランスをマウント可能です。
抜け落ちる事もなく、ちょうど良い接続強度でした。
ガンダムゼルトザーム、出撃！
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます！
ハイパーデストランスはゼルトザームアルムに持たせる事ができます。
凹凸軸を合わせるため、保持力は強いです。槍は先端を伸ばす事ができますが、槍自体側面一直線に合わせ目が出ます。
ゼルトザーム、ハイパーデストランスを装備！
腕を伸ばして。
左手に持たせる事もできます。
シールドバインダー／フォールディングデストランチャーがこちら。展開させるにはアームを前方へ持っていき
砲身を引き上げて各パーツを起こします。あとは手に持たせるだけでOK。
射撃！
カッケェ！悪そう！ｗ
ハイパーデストランス＋シールドバインダーで。
ボーナスパーツとして「ハイパーデストランス」「シールドバインダー」を取り付ける事ができるバックパックパーツが付属します。
他ガンプラへ持っていきたい場合には嬉しいジョイントパーツですね。
※組み立て書の接続例では「HGBFアメイジングレッドウォーリア」が対応ガンプラとして記載されていました
メイとバトル！
HGガンダムテルティウム（＋HGゼルトザームアームズ）と比較。
HGUCガンダムMk-IIIも混ぜてディスプレイ。
HGBD:R ガンダムゼルトザームの感想
ということでHGBD:Rガンダムゼルトザームのご紹介でした。
右腕のゼルトザームアルムの存在感がでかく、ビルド系の中でも異質な見た目に仕上がっているのが特徴です。
ただ、そのゼルトザームアルムの色分けは甘く肉抜きが多いです。指関節やケーブル部分は要塗装といった感じ。
あとは足の付根（KPS関節）の接続強度が緩いので、経年で足が勝手に広がってくる可能性アリといったところです。このあたりもちょっと手を加えた方がいいかもしれません。
その他はパーツ分割による基本的な色分けが優秀で、合わせ目も少なくよく動くガンプラに仕上がっていました。ポーズをつけて飾るとかなり迫力が出るぞ！(>ω<)
以上、「HGBD:R ガンダムゼルトザーム」のガンプラレビューでした！
