今回は「HG ハイゼンスレイII」のガンプラレビューです。
ADVANCE OF Z~ティターンズの旗のもとに~に登場する、ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII]をご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
HGUCガンダムTR-6[ウーンドウォート](およびヘイズルII)のランナーを使用しつつ、大半が新規造形にて立体化されています。
「Gトップ・ファイター」「Gボトム・ファイター」に分離できるほか、MA形態にも変形可能。
という事で、大ボリュームのHGハイゼンスレイIIをじっくりとレビューしていきたいと思います!
HGUC ハイゼンスレイII
本キットでは実戦配備カラーの成形色で立体化されているのも特徴です。
ホイルシールとマーキングシールがこちら。
ホイルシールは「ツインアイ」「細かなグリーン部」「コンポジット・シールド・ブースターのブレード」の色を補うものが中心です。
マーキングシールはT3部隊のうさぎマークなどが付属しますが、水転写やドライデカールではなくテトロンシール(いつものHGマーキングシール素材)になっています。
付属品一覧がこちら。
※「コンポジット・シールド・ブースター」「クローモード展開用パーツ」「Gトップ・Gボトムファイター・MA形態用差し替えパーツ」「手首パーツ×4」「簡易スタンド(+専用ジョイントパーツ+支柱)」
内容物は主に変形の際に使用するパーツが中心です。
HGUCガンダムTR-6[ヘイズルII](およびウーンドウォート)の余剰パーツがこちら。
かなりの量の余剰パーツが出ますが、ヘイズルIIに組む事はできません。
そして完成したHGUCガンダムTR-6[ハイゼンスレイII]がこちら。
紺色を主体としたティターンズらしい実戦配備カラーで立体化されています。
一応自立させる事はできますが、転倒しやすいため常時スタンドに展示しておく系のキットだと思った方がいいです(*´ェ`*)
まずはHGUCガンダムTR-1[ヘイズル]と大きさを比較。
今回のハイゼンスレイIIは全高約25cmとHGにしては大型キットになっており、MG並のランナー数になっています。
このバツグンのプロポーションよ……。
最新フォーマットで立体化されており、関節フレームなどにはKPS素材(やわらかプラ)が使用されていますがフニャつく部分はなく、カッチリとポージングできるのが特徴です。
それでは各部細かく見ていきます!
頭部は新規造形で、ツインアイと頭頂部のセンサーがシールです。
頬のグレーは内部からパーツが露出する構造で色分けされています。
横、後ろから。後頭部トサカ左右の細かなグレーも色分け済み。
頭部は左右はめ込み式ですが、合わせ目は段落ちモールド化されています。
超アップで。AOZらしい独特のデザインが非常にかっこいいです(*´ェ`*)
胸部は色分けが優秀ですが、丸い部分はグレーで要塗装です。
腰のドラムフレームは新規造形で、ウーンドウォートやヘイズルIIとは別造形になっています。ただ、構造上腰を撚る事はできません。
上から見た図。肩のグレー関節も新規造形で、KPS素材が使われておりガッチリと接続できます。
腕は一部ウーンドウォート系のパーツが使用されているもののほとんどが新規造形で、合わせ目の出ないパーツ構造です。
前腕部は上に反ったような独特の形をしていて、90度以上大きく曲がり横軸方向にもロール回転します。
また、手首はスナップします。
手首パーツは「武器持ち手」「平手」の2種類が左右分付属。
指先端のネイルはレッドで要塗装です。
変形ギミックの恩恵で、肩が大きく上がります。
肩のメガ粒子砲は基部で回転するうえ、合わせ目が出ないパーツ構造です。
アップで。色々な方向に動きますが、肩の上に乗せるように前に持っていく事はできません。
ラッチ付きのブーストポッドがこちら。
銃口のカバーは開閉します。
股間のV字まわりはシールですが、シール下にはモールド有り。
股関節が新規造形で、かなり太く造形されており安定感があります。
ほとんど目立ちませんが太ももフレームには合わせ目があり、こちらは平均的な3mm軸になっています。
リア側のテールバインダーの黄色いスラスターは色分け済みです。
お尻にはウーンドウォートと同じ形のブーストポッドを装備しています。
形状違いのブーストポッドとドラムフレームを2個ずつ装備しているのが面白いです(*´ェ`*)
脚部は強化パーツが追加され、大型化されました。
接続方法は太い角型KPSによる軸接続で、ガッチリと装着できます。
ウーンドウォート型の足(画像右)が折りたたまれるように収納されているのが面白いです(>ω<)
足首パーツは小型で接地面が狭いです。つま先には少しだけ肉抜きアリ。
先端のクローを引き出せば自立させる事ができますが、転倒しやすいので
同梱する簡易スタンドの使用推奨です。
股関節に取り付ける専用のジョイントパーツを噛ませ、ガッチリと展示させる事ができます。
ハイゼンスレイII、出撃!
それでは武器を見つつ、アクションポーズいってみます!
コンポジット・シールド・ブースターはウーンドウォート(およびヘイズルII)と同形状のものが付属します。
ただ、2つ同梱していたヘイズルIIと違い1つのみです。
ブレード部分は紺色1色成形のため、グレーのシールで色を補います。
手を添えて。
コンポジット・シールド・ブースターを支えるように展示してもめちゃかっこいいぞ!(>ω<;)
アクション!
ヒザはある程度曲げる事ができますが、腰を撚る事ができないためポーズパターンは限られます。
メガ粒子砲で攻撃!
ガシガシ動かして遊ぶというより、素立ち状態で眺めニマニマする系のガンプラだと思いますw
クローモードは差し替えパーツを使って再現します。
このあたりはウーンドウォート/ヘイズルIIと同じようなギミックですが、ヘイズルIIの場合ジャバラ状のアームを前腕部に接続するのが特徴です。
クローモードで攻撃!
Gトップ・ファイター/Gボトム・ファイターへの変形
それではハイゼンスレイIIを分離させ、Gトップ・ファイターとGボトム・ファイターに変形させてみます。
全身をバラしたあと、差し替えパーツを使って再現します。
結構複雑な変形ギミックになるため、気軽には切り替えできないと思った方がいいです。
こちらがGトップ・ファイター。
主に上半身と差し替えパーツを使って再現します。
後ろから。
専用の支柱が付属し、安定して飾る事ができます。
下にはコンポジット・シールド・ブースターを取り付けます。
そしてこちらがGボトム・ファイター。下半身と差し替えパーツを使い再現します。
脚部強化パーツまわりの位置や角度を変えたり、クローを引き出したりして変形させる感じです。
後ろから。Gトップ・ファイターの変形と比べ、こちらの方が難易度がちょい高です。
専用の支柱とジョイントパーツを使って展示します。
ただ、簡易スタンドおよび支柱は1セットしか付属しないので、Gトップ・ファイターかGボトム・ファイターどちらかにしか使えません。
並べて展示。
G・トップ・ファイターは3mmスタンド穴が露出するので、他の一般的なスタンドでも代用できます。
変形させてみて思ったのが、こんな複雑な変形ギミックを考えたメカデザイナーさん天才過ぎか……といった感想でした。
ちょっと言葉では説明できないぐらい複雑な変形でしたw(特にGボトム・ファイター)
そしてこちらがMA形態。
基本的にはGトップ・Gボトムファイターを組み合わせるようにして再現します。
カバーを展開。コンポジット・シールド・ブースターの取り付けには、↑(画像右)のジャバラ状の差し替えアームを使います。
MA形態もかっこいいですね(*_*;)
MS形態で脚部にあたる部分はある程度横に広げる事ができます。
ちなみに、脚部強化パーツまわりだけを変形させればガブスレイばりの中間形態を再現する事もできました。
↑ガブスレイの中間形態。
AOZ系の他キットとも互換性が高いので、色々な組み合わせが試せると思いますぞ。
HGUCガブスレイ(塗装済)と比較。
ほぼ同じ全高のHGUCペーネロペーと大きさを比較。
今後UC100年以降を描く作品が増えた場合、F91らへんの時代までは大型ガンプラが増える事になりそうですねw
流用元のHGUCガンダムTR-6[ヘイズルII]と比較。
HGUCガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]と比較。
ラーは「フルドドII拡張セット」や新規フェイスマスク、新規腰前部ブーストポッドなどが足された内容になっています。(フェイスマスクはそれぞれのものしか同梱せず)
違いは↓でどうぞ。
アドバンス・オブ・ゼータのガンプラでパシャリ。
カラーリングに統一感があり、並べるとめちゃめちゃかっこいいです。
HGUC ハイゼンスレイIIの感想
ということでHG ハイゼンスレイIIのご紹介でした。
HG1/144スケールとしてはかなりの大型キットになりますが、関節強度が強くポロリ箇所も無い堅実な作りをしています。ここが一番の長所かも。
腰を撚る事ができないのでポーズパターンは限られますが、「Gトップ・ファイター」「Gボトム・ファイター」「MS・MA形態」と計4パターンの姿が再現できるため、遊びの幅が広いガンプラに仕上がっています。
目立つ位置に合わせ目が無いため、非常に組みやすかったです。
ガシガシ動かす系のガンプラではありませんが、素立ち状態でスタンドに展示し眺めるだけでも満足度が高いです。プレバン系の中でもオススメキットだと思いますぞ!
以上、「HGUC ハイゼンスレイII」のガンプラレビューでした!