今回は「HG グフイグナイテッド(ハイネ専用機)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場し、ハイネ・ヴェステンフルスが搭乗するオレンジのグフ イグナイテッドをご紹介。
2005年発売。
特徴的なオレンジの成形色で再現されているほか、フライトユニットの一部に金属シャフトが使われていて羽を広げやすい構造に仕上がっています。
という事で、HGグフ イグナイテッド(ハイネ専用機)をレビューしていきたいと思います!
HG グフイグナイテッド(ハイネ・ヴェステンフルス専用機)
グフイグナイテッドの名前ですが、「Guardian Of Unity Forerunner」(統一の守護たる先駆者)の頭文字である「グフ」と、T.M.Revolutionのオープニング曲「ignited-イグナイテッド-」が由来となっています。
ハイネ機登場時では試作機(ZGMF-X2000)でしたが、後に量産された青いグフイグナイテッドではXが抜けたZGMF-2000表記に変わっています。
ただ、ガンプラ的には量産機と同じ形状の色違いキットになります(*´ェ`*)
組み立て書には特務隊FAITHのハイネ・ヴェステンフルスが記載。
ホイルシールは「HG グフイグナイテッド」表記ですが、ハイネ専用のものが付属します。(水色のシールがハイネ機色)
青の量産機と違い、マーキングシールは同梱しません。
付属品一覧がこちら。
※「MMI-558テンペスト ビームソード(展開状態+収縮状態)」「MA-M757スレイヤーウイップ2種類(+右の専用手首パーツ)」「シールド」「簡易スタンド(+交換用支柱)」「金属シャフト取り付け用パーツ」
手首パーツは左右の武器持ち手のほか、スレイヤーウイップを持たせる用のものが右手のみ同梱します。
そして完成したHGグフイグナイテッド(ハイネ・ヴェステンフルス専用機)がこちら。
合わせ目の量は多いものの、ハイネのパーソナルカラーであるオレンジを基調とした成形色で再現されており、プロポーションはバツグンです。
発売された時代を考えると、再現性の高い良スタイルで立体化されている模様。
TV放送時のシードキット(HG GUNDAM SEEDシリーズ)って当たり外れがあると思うのですが、ザクに次ぐ優良ガンプラに仕上がっていると思います。
それでは細かく見ていきます!
モノアイはピンクのシールで、凸モールドもなく非可動です。
側面と後頭部には一部合わせ目が出ます。
合わせ目の正確な位置や可動域に関しては、↓の量産機のレビューで解説してありますので、こちらも併せてどうぞ。
胸部の黒いパーツは色分けされているものの、青い部分はシールで色を補います。
肩は前方向への可動域が広く、かなり前まで肩を持っていくことができます。
肩・腕は「ショルダーアーマー」「肩内部ブロック」「前腕部」と、合わせ目の量が多いです。
両腕には「M181SEドラウプニル4連装ビームガン」を装備。
銃身まわりは色分けされています。
ビームガンで攻撃!
「有効射程は短いが、剣技からの連携には無くてはならない装備」との事です。
脚部の合わせ目も多いですが、スラスターはグレーで色分けされています。
設定色ではスラスター内部がライトブルーになっているので、このあたりが要塗装ポイントです。
足裏に肉抜きはなく、モールドも細かいです。
股下のカバーパーツを外せば、3mmスタンド穴が露出します。
バックパックのフライトユニットは大きく広がります。
中央下部のバーニアまわりはライトブルーで要塗装です。
上から見た図。白い部分は全てシールなうえ、下側はシールが付属しません。
塗装派モデラーさんは、このフライトユニットまわりが重点的な塗装ポイントになりそうです。
ちなみに、翼の取り付けには金属シャフトが使われています。
↑青枠のパーツを使ってパーツにシャフトを押し込むのですが、ここの構造のおかげで翼が止めたい位置で止まってくれます。
「ハイネ・ヴェステンフルス。グフ、行くぜぇ!」
グフイグナイテッド、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
シールドは基部でロール回転します。
裏側は大まかにしか色分けされていませんが、ビームソードを収納する事ができ、引き抜く事もできます。
MMI-558テンペスト ビームソードを引き抜くグフイグナイテッド!
ジャキッ!手に持たせる場合は、別パーツとして付いてくる展開状態のビームソードを持たせます。
ビーム刃は軟質クリアパーツが使われていますが、差し込み穴とのサイズが微妙に合っていないため要調節といったところ。
また、剣自体グレー1色成形のため色が足りません。
アクション!
スタンドにも対応していてなかなか良く動きますが、デフォルト状態だとビーム刃がブニョッっと曲がってしまいますw
4連装ビームガンで牽制!
シールドでタックル!
簡易スタンドが同梱し、本キットだけでも浮かせて展示する事ができます。
MA-M757 スレイヤーウイップは前腕部内側のパーツを外し、角度のついた専用の手首パーツに持たせて展開させます。
スレイヤーウイップ持ち手は右手のみ付属します。
スレイヤーウィップ展開!
スレイヤーウイップのエフェクトパーツは、形状違いのものが2種類付属します。
ガイアガンダムと交戦!
「ザクとは違うんだよ……、」
「ザクとはぁッ!!!」
ガイアガンダムを使えば名シーンが再現できるぞ!
「なんだよ、あいつはぁッ!?」
背後から接近されるハイネ!
ダーダネルス海峡にて激闘を繰り広げたモビルスーツでディスプレイ。
西川貴教氏繋がりの機体でディスプレイ。
※「HGモビルジン(ミゲル・アイマン専用機)(微塗装品)」
……限定品のHGCEハイネデスティニーは入手できなかったよ……(涙
HGグフイグナイテッド(量産機)と比較。
違いは「成形色」「マーキングシールの有無」の2点です。
より詳しい「可動域」と「合わせ目箇所」は↓のレビューでどうぞ。
イザーク専用機も混ぜてパシャリ。
EFコレクション3のハイネフィギュアとディスプレイ。
貴重な「パイロット姿のハイネ」が再現されたトレーディングフィギュアです。
ミネルバ隊のガンプラ+トレーディングフィギュアでディスプレイ。
EFコレクション系はガンプラの横に飾るのに最適なサイズになっていると思うので、展示にこだわるモデラーさんにはミニフィギュアもオススメです!
HG グフイグナイテッド(ハイネ・ヴェステンフルス専用機)の感想
ということでHGグフイグナイテッド(ハイネ機)のご紹介でした。
量産機との違いはマーキングシールが入っていない点と成形色だけです。
「バックパック」「脚部スラスター」「武装類」の色が足りませんが、少し部分塗装するだけで設定色が再現できるのが長所といったところ。
今のガンプラ目線で見ても再現度の高いスタイルで立体化されていると思うので、TV放映当時ものとしては上位に来るキットだと思います。
ただ合わせ目の量はかなり多いので、ある程度手を加えるモデラーさんにはオススメといった感じです!
塗装派モデラーさんは量産機をフル塗装してもハイネ機が再現できるので、青のグフイグナイテッドの方が安ければそちらを購入するのもアリですぞ。
以上、「HG グフイグナイテッド(ハイネ・ヴェステンフルス専用機)」のガンプラレビューでした!