今回は「MGフリーダムガンダム Ver.2.0」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDに登場し、キラ・ヤマトが搭乗するフリーダムガンダムのMG 1/100スケール Ver.2.0版をご紹介。
2016年発売。
高可動を実現しており「肘関節部分が伸縮可動」「足を曲げるとモモがスライド」「伸びるつま先」といった、細やかな可動ギミックを搭載。
内部フレーム・外装ともに完全新規造形でプロポーションが一新されており、SEED Ver.RM系を踏襲したディテールが盛り込まれています。
という事で、MGフリーダムガンダムVer.2.0を徹底的にレビューしていきたいと思います!
MG フリーダムガンダム Ver.2.0
ZGMF-X10A、フリーダムガンダムのMG Ver.2.0版のボックスアート。
……てか、もう箱の時点でメチャメチャかっこいいっす(涙
内容はというと、2016年製のMGという事で今のガンプラ目線で見ても高クオリティなスタイル・モールド量・可動域にて立体化されていました。
組み終わったあと、想像より遥かに出来が良かったのでじっくりと解説していきますね。
ホイルシールとマーキングシールのほか、ドライデカールも付属します。
ホイルシールで色を補う部分は、ツインアイや細かなブルー部分を補うもののみです。
付属品一覧がこちら。
※「MA-M20 ルプスビームライフル」「MA-M01 ラケルタビームサーベル×2」「対ビームシールド」「1/100 キラ・ヤマト」「スタンド(+アクションベース用支柱)」「交換用手首パーツ(4本指)×7種」
交換用手首パーツは左右の「握り手」「武器持ち手」「平手」のほか、右の「銃持ち手」の計7つも付属します。
指可動ハンドは付属しないものの、各種武装・特にラケルタビームサーベルなどをガッチリと保持する事ができるため、この選択肢は正解だと思います。
1/100 キラ・ヤマトをアップで。
そして完成したMGフリーダムガンダムVer.2.0がこちら。
ホワイト・ブルー・レッド・グレーと、フリーダムらしいヒロイックなカラーリングが忠実に再現されています。
背部の能動性空力弾性翼(ウイングユニット)はかなりの重さがありますが、腰・足回りの関節強度がちょうど良いので後ろに転倒する事はありませんでした。
これはフリーダムの決定版では?と思うほどの良プロポーションではなかろうか。
フリーダムはHGCE版やRG版も組みましたが、個人的には今回のMG Ver.2.0が一番好みかもしれません。完成したあとため息がでるほど満足してしまったよ……!(*ノェノ)
接地性も良好です。それでは細かく見ていきます!
可動域は広く、手足ともに水平まで広がります。
特に足の取り付け軸が可動するのと、腰部左右のクスィフィアスレール砲が可動するおかげで下半身の可動範囲が広い設計になっています。
手足の関節は180度近く曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
上半身は↑ぐらいまで撚る事ができます。
顔を上げる動作も良好なので、全体的に見て可動域はかなり広いです。
頭部をアップで。ツインアイやトサカ前後はシールで色を補いますがが、頬のグレーは色分け済みです。
フェイスマスクのスリットは開口されているほか、MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲(バルカン)は内部からパーツが露出する形で色分けされています。
各ダクト部も開口されていて、非常にクオリティの高いイケメンフェイスが再現されています。
胴体をアップで。このあたりもパーツ分割による色分けに秀でており、小さな白いパーツも別パーツにて色分け済みです。
胸部中央のコクピットハッチを前方へスライドさせれば、中に乗った「座った状態の1/100フィギュア」が顔を出します。
ショルダーアーマーをアップで。
肩は胴体側のパーツごと前方へ動き、可動範囲がアップします。
腕部をアップで。細かくモールドが刻まれているので、スミ入れすれば映えそうなデザインです。
また、前腕部を引き出す事ができる細かな可動ギミックを搭載しています。
腰部左右には、MA-M01 ラケルタビームサーベルをマウント可能です。
フリーダムのデザイン的にポロリがありそうな部分ですが、今回のMG Ver.2.0ではガッチリとマウントできました。
各アーマーはグレーの裏打ちパーツにて色分け済みです。
リアアーマーは下げる事ができ、後ろへ倒す事もできます。
中央をアップで見ると「ZGMF X-10A」のモールドが刻まれているぞ!(>ω<)
また、リアアーマーにはMA-M20 ルプスビームライフルをマウントできます。
フォアグリップが可動するので、倒してから取り付けます。接続強度は問題ありませんでした。
足の付け根軸は引き出す事ができます。触っていて、作りが「破損しやすそうな強度」に感じたので足を動かす際の破損にはご注意を!(>ω<;)
脚部は色分け・モールド量ともに良好で細かなグレー部も色分けされています。
足を曲げると、モモ前面の装甲がスライドするRGのようなギミックを搭載しています。
ご覧のように、ヒザの曲げ幅もほぼ180度近く曲がるうえ止めたい位置でピタっと止まってくれます。
ふくらはぎのスラスターカバーは開閉します。
もちろん足裏に肉抜きはなく、グレーで色分けされておりモールドが刻まれています。
つま先は前方へ引き出す事ができます。
今回のフリーダム、こういった細かな可動ギミックを搭載しているのが非常にポイント高しです(*_*)
バックパックをアップで。メインブースターも細かく色分けされているほか、
ウイングはフレキシブルに可動します。
また、バックパックの上部をよく見てみると「Z.A.F.T. ZGMF X-10A」のモールドが刻まれています。芸が細かいな……。
ウイングは各部細かく展開でき、手軽に高機動空戦モードが再現できます。
↑枠のスタンド用専用パーツは、バックパックの下部にはめこむようにして取り付けます。
スタンドも同梱するので、本キットだけでスタンドいらずなのはコスパがいいです。(今回のレビューでは同梱するスタンドは使っていません)
「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます!」
フリーダム、出撃!
翼の角度が変えられるので、かなりのポーズパターンが楽しめます……!(>ω<)
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
対ビームシールドの色分けは良好で、グリップを持たせたあと肘と軸接続させる事によりガッチリと保持できます。(手に持たせなくてもOK)
ルプスビームライフル持ち手は、右手分のみ付属します。
及第点ではありますが、保持力はそこまで高くありません。
「やらせるもんか!」
ルプスビームライフルで攻撃するフリーダム!
フォアグリップは可動し、
両手で構える事ができます。
M100 バラエーナプラズマ収束ビーム砲の展開ギミックも搭載。
上下と先端のパーツを展開させる事ができるのも、MG版の売りです。
「退いてくれ!」
M100 バラエーナプラズマ収束ビーム砲で攻撃!
迫力がありますね……。
「…なら僕は、キミを討つ!」
種割れ状態でラケルタビームサーベルを抜刀!
サーベルは手首パーツ内とグリップの凹凸を合わせるようにして持たせるため、全武装の中で一番ガッチリと保持できます。
攻撃!
このポーズさせると、1/100スケールのセイバーも欲しくなるな……!w(*_*)
2本を連結させ、アンビデクストラス・ハルバードを再現する事もできます。
3分割に折りたたまれたMMI-M15 クスィフィアスレール砲は、砲身が展開します。
砲口・後ろ側ともに色分けが優秀で、グリップを引き出して
両手でつかむ事もできます。
という事で……
ハイマット・フルバーストを再現!
美しい……。複雑なギミック多数でポロリが多くなりそうなフリーダムですが、今回のMG Ver.2.0では各所堅実にできておりストレスフリーでポージングができます。
カラミティガンダムと交戦!
※「FULL MECHANICS 1/100 カラミティガンダム」
フルメカニクスのカラミティは後発なだけあり、MGに引けを取らないクオリティで立体化されています。こちらもオススメだよ!↓
HGCEフリーダムガンダムと比較。
HGCE版は2015年、本キットの1年前に発売されています。
RGフリーダムガンダムと比較。
一方RG版は2011年発売という事で、何気にHGCEよりも古いガンプラになっていたりします。
MGストライクフリーダムガンダムと比較。
一方ストフリのMGは2006年に発売されていてVer.2.0は発売されていませんが(記事執筆時点)、今のガンプラ目線で見ても出来がかなりイイです。
ただ、比べると今回のMG フリーダムVer.2.0に軍配があがると思います。
あなたはフリーダム派?ストフリ派?
本キットのフレームが流用されている、MGエクリプスガンダムと比較。
設定的にも、オーブがフリーダムのフレーム構造を基に開発したという「ミラージュコロイドステルス実装可変モビルスーツ」になります。
「凄い、ストライクの4倍以上のパワーがある…!」
MG フリーダムガンダム Ver.2.0の感想
ということでMGフリーダムガンダム Ver.2.0のご紹介でした。
2016年製のMGという事もあり、スタイル・色分け・可動域の広さに加え、非常に組みやすいガンプラに仕上がっています。
ABS樹脂も未使用のため、塗装派モデラーさんにも優しい作りです。
ただ、足の付根軸(股間軸)の強度が弱めに設計されている気がするので足を動かす際は破損しないようご注意を。
腕・肩・つま先の細かい可動ギミックが搭載されている点とポロリの無さ、そのプロポーションの美しさは非常に満足度が高いです。
発売年の差もありMGストフリより出来がいいので、どちらか迷っているモデラーさんには今回のフリーダムVer.2.0を強くオススメしますぞ!(*_*)
以上、「MG フリーダムガンダム Ver.2.0」のガンプラレビューでした!